SS 擬人法であそんでみた(くだらないはなしです)
ちょっと、私生活で色々あり、くだらない平和な話を書きたくて、書いた話です。
はあい?
おひさー?
古いけど、おひさー?
擬人法よ?ちょっと久しぶりに、擬人法で、あそんだの。
知ってるわよ?いちおう擬人法は。
じゃあ、いくわよ?
どこへ?
いや、あんたの奥さんじゃないから、言わないわよ?つきあわないわよ?
あっち、そっち、どっち、etcなんか、つきあわないわよ?
ヒントよ?ヒント。
あたしの髪は赤毛なの?
ちなみに、艶々?というか、ウェーブかがってるかしら?癖っ毛?
あんたの奥さん、ほんとうに可愛いわよね?大きくなったお腹で、たまに私をみて、にっこり笑ってくれるのよ?
「おはよう?今日もかわいいね?」
あたしに言うのに、
「あなたもね?」
って、となりでウシガエルが機械音でこたえるのよ?
ウシガエルなら、もっと違う声しなさいよ?
そういえば、あたしも、牧場や放牧されるわね?ウシガエルより、人気だと思うけど、
「ありがとう、ウシ様」
って、あの子ってば、ほんとうに、優しく笑うのよ?
なんて可愛いの!
絶対にあんたには、もったいないわよ!
って、きいてる?
なんど、あたしをまた分割するの!
せっかく、きれいなサラブレッドになったのよ?
飾っておきなさあよ?
「春馬くん、まだあきらめないの?そのままでもインテリアとしては、可愛いけど?」
「だって、インテリア用に買ったわけじゃないし?柴原が作ったらしいんだけどさあ?動きが面白かったって」
「真央もハマってるの?」
「うーん?プロジェクトチームのいま課題みたいになってる。こういうなんかちょっとした、現地のものを活かして、なんか生産できないかな?って。あとはイケカマ係長が柴原作ったやつを家に飾ってるらしい」
「真央、完成したら、興味ないもんね?」
「柴原はあんまり動く系は、興味ないみたいだな?イケメン先輩は好きみたいだけどな?」
「そういえば、イケメン先輩もDIYとか、得意そうだね?」
「柴原がいうには、ジャングルにいるからだろうって」
「真央、相変わらずイケメン先輩が大好きなんだね?」
「そうだな。イケメン先輩が羨ましいな?」
「…私の方が好きだよ?」
「えっ⁈俺のライバルって、イケメン先輩⁈勝てる気がしませんが⁈」
「「なんでそうなるの⁈」」
あたしと可愛い奥さんの声が重なったわよ?
少し茶色がかった瞳を瞬いて、
「えっ?だって、あの柴原が惚れた男だぞ?すごくない?あんな風な夫に思われるって、父親になれるって、羨ましくね?」
「ーああ、そっち?」
「えっ、どっち⁈」
「どっちとは、ドッジボールの略称です」
ほら?よかったわね?あたしのよこで、ウシガエルが返事してたわよ?
そういえば、こいつの独り言に、ウシガエルがいちいちこたえてたわね?
いきなり煮卵アプリをダウンロードしてください?って、なぜに⁈
とか、あたしでも思ったわ。ただ前を通っただけなのに。ウシガエルの卵って、食べれるの?
いやよ?あたしは美食家なのよ?
「ありがとう?ウシ様」
「ちなみに、ドッジボールとは…」
「ウシ様、ストップ!」
…ウシガエルが黙った。不思議なカエルよね?
そして、また茶色がかった瞳を瞬いて、
「赤ちゃんうまれて、明日菜の食欲が戻ったら、馬刺し食いに熊本いかね?」
「そうだね?里帰りもついでにしたいなあ?」
「そうだな?というか、それまでには、作りたいよなあ?なあ、お前もそろそろ歩きたいよな?」
って私をまた、バラバラにしはじめた。いい加減に諦めなさいよ?
私は歩きたくないわ!くすぐったいし!たまにバキッは、いやなの!
って、内心でわめいてから、いつのまにか、
「ねーね?ウマ様?」
「はい?ウマです」
あたしは可愛らしい黒髪に黒い人みの、あいつそっくりな顔だちをした子供に、話しかけられた。
「ウマ様は、どうして男の子なの?」
ーそんなのあたしがいちばん知りたいわ!
あたしはただのウッドパズルだったのに!あのあと、歩けたら、こんどは、ローラスケートや、翼生えたり?ツノ生えたり?
そこまでは、よかったけど、
…なぜか、ウシ様のように話せるわよ?
ーウシ様がきれいな女の人の声なのに、あたしは、なんかべふざけた喋り方よ?
クレヨン◯◯ちゃん、みたいな喋り方よ?オラとは言わないけど。
「萌おねえちゃんの彼氏って変わってるよね?まあ、ウマ様今日もかっこいいね!つの生えて、翼あって!神獣みたい!」
ニコニコ笑うから、まあ、いいけど。
…あたしって、ぼくらしいわ。