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SS 福岡県 朝倉市 三連水車

福岡県の片田舎。


その場所には、のどかな光景がひろがっている。


俺たちが住む福岡都市圏からは、ちょっと離れるけど、ふつうに通勤、通学の範囲内だろう。


福岡県、朝倉市にある、寛永からある、


ー三連水車。


飢饉から、たくさんの苦しみや悲しみから、それまでも、


ー生きること、たたかうこと、


考えた、


ー人と猿の違い。


を、ただ、俺の脳裏に刻み込む。


ー圧倒的な、視覚と、歴史。


あきらめない力。


ただ、


うみだす力。


たくさんの悲しみを経て、


ー考えた人々がいる。


ただ、すごい。


俺は城とか興味ないけど、あれは、ちょっと、興味がでない。


なんというか、


ー城、だから?


だ。


だけど、


ーそういう考えもあるのかな?とふつうに捉えてる。ふつうに、


ーそうかあ。


だ。


だけど、このちっぽけな三連水車。


きっと、バスより小さい。


けど、二連、三連、たくさんの組み合わせで、


ーいまも時を刻み込む。


その場所からちょっと歩くと、木造も目にできて、いまは真っ平らに見える、その景色が、


ー説明の看板から、俺に方角と傾斜を考えさせてくれた。


きっと、


ー太陽の位置は、まあ、変わりはあるかもだけど、方角は、たぶん、一緒、だろう。


その三連水車から、遠い紛争地域の食糧難を救おうとした人々がいて、


ー完成したんだ。


そっか。


だった。福岡と縁深い人だったのは知っていた。


昔、親父が講演に行ったとも言っていた。


名前は知っていて、


ーいま、また、その功績が写真とともにきっと、


社会科見学や修学で、子供達の記憶として、


ー残る、かも、しれない。


そこは、城、と変わらないかもしれない。


ただ、


俺は太陽をみて考えてた。


親父からきいた話とたしかな足跡と、


ーなぜ、日本より、その世界を救おうとその人たちは思ったんだろ?


その人たちがみた日本は、


ーどんな国だったんだろ?


ただ、太陽は光にあふれて、けど、たぶん、違うけど、


ー方角は、変わる?


俺にはわからないけど、


ーいつだって、あきらめない力が、


たぶん、猿と人間の違いなんだろう。


猿は木から木に飛ぶけど、


ー人間は、空飛ぶ。


ー海を渡る。


気象をよむ。


けど、


ポケットから100均の竹ストローを取り出してみた。


指でもよかったけど、


ー木には木?


木と竹は違うけど、まあ、植物だし?


相変わらずアホな考えで、ただ、小さなまるい穴から、


ー三連水車の一部と、小さな川と、ひろがる風景をみていた。




読んで頂きありがとうございます。


⭐️評価やブックマーク、いいね、とても嬉しいです。


よろしくお願いします。


続きはR15にしているため別話になります。


https://ncode.syosetu.com/n6506hr/



ふたりのハッピーエンドを見守って下さったら、嬉しいでしす。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ただ、小さなまるい穴から 目前の世界を見る行為に何故か 惹かれます。 [一言] 浅草にも水車あります。 他店の蕎麦屋ですけど。 直径40センチ位の水車です。 画像拝見させていただきました…
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