第26話 彼氏と彼女と彼女のお昼寝タイム。
「ごめん、春馬くん。すこしやすんでもいい?」
そう明日菜が言って、俺はうなずいた。
明日菜は俺のパーカーと短パンに着替えて、ベットですぐにねむりにつた。
たぶん、つかれちゃったんだうし、
ー明日菜は、立ち上がりはじめた。
上野さんのばあちゃん、グッジョブ!
って、俺は内心で思っていた。
どうやって明日菜と話そうかと俺や加納さん、柴原もおもっていた内容で、予期せずに他人からの評価を明日菜は、きけた。
俺たち身内じゃなくて、本当に明日菜と親しくない他人からの評価を、あたたかな想いを明日菜はしった。
ー俺たちじゃ、無理だった。
もはや、グッジョブ!あのお茶会。
というか、日ごろの俺のおかげ?
ー俺、えらくね?
調子に乗るなって、絶対に柴原にいわれるよなあ。
そういや、柴原とイケメン先輩って、子供生まれたら新居探すっていっていたよなあ。
ここいいぞ?
空き家は、あるかわかんねーけど。
俺、便利だぞ?
軍曹、頼りになるぞ?
明日菜、いるぞ?
たぶん、いるよな?
・・・いてくれるように、俺は努力しよう。
ただ、明日菜ってめぐまれているよなあ。
たくさんの人が明日菜を手助けしようとしてくれている。
ただ、明日菜をまもってくれている。
ー明日菜が優しい奴だから。
優しい人たちには、ただ、優しい未来がみえなくちゃいけない。
ただ、優しいんだ。
未来は、きっとあるんだ。
ー優しい人には、優しい人たちには、優しい世界がこないと、おかしい。
明日菜は、ちゃんと立ち上がり始めた。
明日菜を、とりかこんでくれているみんなの願いのとおりに、明日菜は立ち上がる。
13歳のあの真冬の空に明日菜が一度あきらめてしまった道を、俺や柴原がなんとか回避したけれど、俺も柴原も同じガキだったから、支えきれなくなっちまったけれど。
・・・明日菜には、もう加納さんたちがいてれた。
あの日、あの時、加納さんか明日菜をスカウトしなければ、明日菜を強引につれだしてくれなかったら、
ー明日菜は、いま、いたんだろうか。
俺と明日菜は、遠距離恋愛だったから続いた恋だ。
遠距離恋愛だったから、俺たちは、近づけた。
人間不信な俺たちがお互いに近づけた。
明日菜が俺しかみなかったのは、
ーまわりでやさしく見守っていてくれた加納さんや寮母さんたちのおかげだ。
13歳の夏休みで、明日菜は、すでにオールリセットが、一度かけられていたんだ。
明日菜を取り囲むすべての環境からのオールリセットを、明日菜はすでに一度やっていた。
13歳の夏休み。明日菜は親元を離れて、芸能界という特殊な世界に入った。
ーすべての環境がリセットかけられていたんだ。
低年齢ならともかく、明日菜の年齢になると、何度だって場合により、オールリセットが必要になっていく。
ー思春期。
きっと多くの大人たちが経験したはずなのに、あまりにつらかったからか、自分が乗り越えてしまったからか、簡単に乗り越えられると。
ー思春期だから、しかたない、って。
きっと、そう流してしまう感情だ。
自分たちは、あの頃に、
ー大人は、しんじていたのかな?
・・・俺は、きっと柴原と明日菜以外は、信じていなかったな。
柴原は、顧問の女性の先生は、信じていたらしい。
昔きつくて過呼吸を起こした時に(あの柴原ですらおこしたんだぞ?)ひとりだけ、
ー自分も昔そうだったんだよ?きついね?
そう言って、くれたらしい。
そのひとことが、柴原を楽にしたそうだ。
俺にはわからない感情だけど。だって、俺は基本的には単純だから。いつもぐるぐるまわっている思考は、つねに頭の中でコントしている。
ー脳内で大爆笑な俺。
安上がりな、俺。
ーべんり。
慣れてくると本当に、
ーべんり。
な、俺の思考。
は、加納さんをみると、もはや、マヨネーズのベイビーしか思い浮かばない。
だって、なあ。
ところかまわず矢を放つあのイタズラなベイビーも、マヨネーズのベイビーも、裸だしなあ。
どっちも髪型が個性的だよなあ?
ちなみに俺は、マヨラーではない。
俺は、ぽん、らー。
胃が弱いから、さっぱり系が好き。
だからぽん酢派。
ーぽん、らー?
ーぽん、ずー?
ーぽん、ZOO?
・・・タヌキ?
やべっ、もはやポン酢=タヌキじゃん。
タヌキってそういや都会にいるんだよなあ。
逆に田舎じゃあんまりみないのは、俺の田舎だけか?
鹿やイタチやサルやイノシシはいても、タヌキは死んでいるのを一回だけみた。
野兎の方がずっとみかける。
見かけなくなったのは、モグラ?
ヘビはふつうに都会でもわずかな草むらにいることが多いしなあ。
時々ものすごくひびるくらいでかいやついるけど。あれ?あのでかさって、元ペットか?
・・・ありえるよな。
俺が川や池で釣りをしないのは、ウシ様だけが原因じゃない。
いまの時代、
ーなにが釣れるかわからねー。
基本的にひびりな俺は、危険をさける。
亀くらいならいいけど、そういえばどっかの城にアリゲーターガ―がいたよな?あれって、どうなったんだったかな?
日本でアマゾンの魚が釣れる時代。
ってか、よく生きてんな。
さすが、温暖化。
それに、いまは仕方ないけど、軽油価格あがっている。
経由でこれなら、ハイオクやレギュラー大変だろうな。
いまの車は電機やハイブリッドだからあんまり関係ないのかな?
個人的にはシフトレバーが独特だからちょっと怖いけど。
あのふぁんふぁんって独特のバック音は好き。
なってなくて、歩いていてビビることはよくある。
・・・若い俺でそうなら、きっと年寄にはきこえてないんじゃね?
って思う。
まあ、そのために車って進化していくんだろうな。
・・・雨の日は機能が落ちるし、オフってはっきり表示でるけど。
いつかはそんなことさえ、克服していくんだろうなあ。
すげーなあ。
技術大国ってよくいうなあ。
ただ、ネットの通信アプリ開発は国上げて力入れたら、ああいう問題はおきないのに。
そもそもあのアプりがどこの国が開発したかわかっていたら、簡単には使えなかったはずなんだけどなあ。
ゲームにはつよくて、そういうアプリには弱い日本。
ーへんなくに。
で、俺のあたまの中はいまだに、
ータヌキ。
加納さんがタヌキになる前にやめよう。
明日菜がスヤスヤねてるから、俺も昼寝するかなあ?
って思っていたら、俺のスマホが振動した。
最近、というか明日菜が疲れてから忙しいな?俺のスマホ。
ご苦労様って言ったら返事する、スマホ。
やっぱ、
すげーな。
読んで頂きありがとうございます。
少しでも面白かったら、どんな少数でもありがたいです。
☆☆☆☆☆やブックマークよろしくお願いします。
ふたりのハッピーエンドを見守って下さったら、嬉しいでしす。