表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/652

彼氏と彼女と、彼女のまどろみ。

「明日菜」


優しい手に導かれてる私は、いつのまにか温かいお湯につかっていた。


ー?


私はもう、目覚めたはずなのに。


「だいじょぶよ?明日菜」


マネージャーがやさしく笑う。


「まだまだ明日菜は休憩が必要なんだから」


優しく髪を撫でてくれる。


ただ、


「ここで寝たら危ないからダメよ?」


って、うとうとから急に目覚めさせられた、


ダメ。


じゃなく、


ダメ、よ?


決めつけじゃなく、問いかけてくれる言葉は、私をいつも楽にしてくれる。


ね?


春馬くん。


私は、いつも、


ーこんなに優しい人たちに恵まれている。


ね?


春馬くん。


私は、それでもー。


「あっ、こら、ダメだよ!起きなさい!」


半分くらい顔が沈んで、マネージャーから怒られた。


だって、


「村上くん、呼ぶよ?」


さすがにそれは、恥ずかしい。


うとうとしていた頭ん中がスッキリして、


ーあれ?今日は新婚初日?


って、びっくりした。


けど、


やっぱり、


「眠たいなら、お風呂の後。休も?」


マネージャーがやさしく手を引いてくれた。


ただ、やさしく、笑ってくれた。


ね?


春馬くん。


もう少しだけ、ゆっくり、でいいかなあ。


ーあたりまえだよ?明日菜。


きっと。みんながそう、


笑うね?


だから、私は、


いま、


ー息をしてるよ?


でも、


「あっ、こら!起きなさい!」


…お風呂て溺れるって、あるんだな。



ブックマーク いいね ☆評価ありがとうございます。 少しでも続きが読みたいと思われたら評価お願いします。 予想外の方に読んで頂き、ふたりのハッピーエンドを見たい方はよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ