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3話

月明かりで照らされた公園で1人の高校生がベンチに座っていた。


「このままじゃいけないよなぁ」


暗い顔で少年が呟く。


昼は家から出ず、夜は公園のベンチに座りどうにかしなきゃいけないと思いながらも何もできずに時間が過ぎていく。


少年は学校にも行かず、かといって働いているわけでもない。

何もやる気が起きずにただ毎日を過ごしている自分に嫌悪感を感じていた。


今はただこの公園に住み着いている猫ちゃんたちにお手製のささみジャーキーをあげることが唯一の生き甲斐だった。


「今日はこないな。いつもなら寄ってくるのに‥‥」


自分を必要としてくれている唯一の存在である猫ちゃんが来ない寂しさを感じ、公園を見渡すと少年の目に入ってきたのは、漆黒のワンピースに身を包んだ美少女だった。


「こんばんは」


美少女が話しかける


「あ、ど、どうも」


「あなたがとても良い人だという噂を聞いて、お願いがある。私のパートナーになって、カタルシスに参加して欲しい」


少年はパニックになった。

まず真夜中の公園で人から話しかけられた。

しかも、とんでもない美少女から。

でも、言っている内容の意味がわからない。


それでも少年はこう言った。

自分を必要としてくれるならばなんでも良かったのだ。


「僕なんかで良ければ喜んで」


少女と会話をした10分後、少年はほうきに乗って空を飛んでいた。


少年は頭がついていかず、既に考えることを放棄している。


そんな少年を気にもかけず、少女は話しかける。


「自己紹介もまだだった。

 私の名前はシャル。

 国立魔法学校の2年生。

 あなたの名前は?」


「僕の名前は青空(そら)。」


かろうじて、少年が答える。


「いい名前。

 青空、すぐに学校につく。

 私は色々と説明が下手だから、先生に詳しいことを説明してもらうようにする。

 頭が混乱していると思うけど、少し我慢して。」


シャルがそう言うと、町のはずれにある森に向かってほうきは下降を始めた。


ほうきがついた先は森の真ん中だった。


ここからは歩くのだろうかと青空が疑問に思っていると、シャルが唐突につぶやく。


「ひらけ」


その瞬間、目の前の空間が割れた。


あたり一面、緑につつまれていた景色の中から石畳のお城が現れたのだ。


「行こう。

 敷地内はほうきが禁止なので歩きになる。」


そう言って、すたすたと歩きだすシャルの後ろを付いていく青空。


腰を抜かすほど驚いているのだが、既に思考を放棄している青空の足取りは順調だった。


「ビジェ先生。パートナー連れてきたよ」


少し自慢げな声でシャルがビジェの部屋に入っていく。


「お、よかった。パートナーを見つけれないかと思っていたぞ。

 最近はパートナー探しも難しいからな。

 そこにいるあなたがシャルのパートナーかな?

 この天才生意気娘のお願いを聞いていただいてありがとう。」


暖かな部屋に入り、詳しい説明を



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