ゲーム2
第3部の最初に戻ります。
「おいおいおい、もう鬼ごっこは終わりかよ。よし、なら早くゲームの続きをしようぜ」
「クソが!来いよ怪物、やってやるよ!!」
「そう強がっているわりには膝ガクガクしてるぜぇ」
「はぁっっっっや!」
征討者の男が槍のアーツをこちらに向けて突き刺してくる。
俺はその槍を素手で掴んだ。
「離せぇ、怪物が!!」
ボキッ!
そう鈍い音を立てて俺はその槍をへし折った。
「あっ、ああ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
男は膝から崩れ落ちる。
うんうん、いい絶望感だなぁ。
俺は男にゆっくりと近づいて行った。
「来んな!こっちに近づいて来んな怪物!!俺はなこんなところで死んではいけないんだよ!」
俺は地面で尻餅をついている男の首に無言で手を置いた。
「クソだ!お前ら魔物はクソだ!なんでだよ、なんでこんな酷いことができる!?俺に触るな!その汚い手をどけろ!俺になんかしたらお前・・アギャガビャギビャを」
俺はゆっくりと手で男の首を掴んでいき、握り潰していった。
血が辺り一面に飛び散る
うは、汚ねぇ
雑な殺し方するんじゃなかった。
でも楽しいなぁ、絶望は。
特に、最後に殺した男の恋人を目の前でバラバラにしていく遊びは最高だった。
その時の魂も美味しかったし、一石二鳥だった。
次は勇者の魂も喰ってみたい。
バラバラのぐちゃぐちゃにして、魔物に喰わせてみようかな?
今後の楽しみを考えていると、いつの間にかに雑魚(Dランク)が集まってきた。
「ガギャギャギャギャギャギャギャ!」
うるせぇ〜な。
俺は手を横に一閃した。
すると、周りの木、魔物、岩が綺麗に真っ二つになった。
やっぱこの力は強いな。
しばらくの間、照魔が通った道には魔物や征討者の血と臓物が辺り一面にこびりついていた。
短くてすいません。
日曜日にまた更新します。