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16話

本日3話目です。

「やぁ、はぁー……っあぁ。

……今日もシルバ兄様に勝てなかったです。」

「私は騎士を目指してるから、女の子のミーナに負ける訳にはいかないからね。

でも、私がミーナの年の時はもっと剣さばきは出来ていなかったけどね。」

「2人とも今日の鍛錬はこれでお終いにしよう。」


現在の時刻は早朝になり、父さまとシルバ兄様と一緒に朝の訓練を終えた所です。

訓練を開始して5年、私は8歳になりました。


毎朝、父様とシルバ兄様と一緒に剣と棍の訓練をしています。

最初は棍のみを訓練してたのですが、5歳の時にシルバ兄様が昔使っていた木剣を見つけ素振りをした所を父様が見て、剣も出来そうだとなり剣もやる事になりました。


家に入り、手洗いうがいをして自室で訓練着からワンピースに着替えます。

その時に、濡れたタオルで身体を拭きます。

本当はお風呂に入りたいのですが、父様とシルバ兄様の後だと朝食の時間に間に合いません。

父様は仕事、シルバ兄様は学院があるので優先されるのは父様達です。


着替えが終われば、ドライフルーツを作る為にベランダへ下処理した果物を出し天日干しします。


さて、次はピーターとフィーをゲージから出し、2匹用に作ったクッションの前に餌と水を置きます。

2匹はモソモソと移動して餌を食べています。癒されますね。

もっと見ていたいのですが、階下に移動して、母様が作った朝食をテーブルに並べましょうか。


朝食が済めば、父様は仕事へ兄様達は学院へ行きます。

学院は10歳〜14歳まで通い、文字を習い、算学・歴史などの学問を納め、職業訓練を受けます。

私も早く10歳になって、学院に通いたいですね。

ただ、このまま私の魔法の解明が出来なければ、学院には通えないと言われてしまっているのですが…。


はぁ、何時迄も暗くなっていられないですね。

早い時間から洗濯をしないと、夕方迄に乾かなくなってしまいます。


「母様、先に洗濯の準備して取り掛かりますね。」

「ありがとう。私も食器を洗い終わったら、直ぐに行くわ。」


水道や照明・IHの様なコンロや給湯器は有りますが、地球の様な便利家電は有りません。

洗濯も掃除も手動です。誰か造ってくれませんかね?


1着ずつ手洗いをするのは面倒なので、洗濯場に通常より大きい洗い桶を設置しました。

桶の4分目まで水と石鹸水ーー水の中で石鹸を擦って作りますーーを入れて、飾りや刺繍が有るもの・繊細な生地以外の物を、桶に入れしばらく水に浸します。

その間は別に用意した小さ目の桶に8分目まで水と石鹸水を入れます。

先程除いた洗濯物を優しく揉み洗いします。洗いが終了すれば、水を替えて同じ様に揉み洗いで濯ぎ、軽く絞ってこちらは終了です。

先程の大きい桶から、特に汚れが酷い物を除きます。これはさらに別の桶に漬けて置きます。

さて、スカートを膝の少し上まで上げて桶の中に入ります。

スカートを膝の上まで上げるのは、はしたないのですが、母様ぐらいしか見る事がないので気にしません。

最近では母様も真似してますしね。

さあ、桶の中で足踏みして洗いますよー。洗いが終われば、濯ぎと脱水ですね。

最期は汚れが酷い物を手洗いで洗います。主に私とシルバ兄様の訓練着とシルバ兄様の私服です。


今日もいい天気なので、この時間から干せばちゃんと乾きますね。


庭に洗濯物を干し終われば、次は掃除です。

母様と手分けして、掃き掃除に拭き掃除、浴室・トイレの掃除をします。


最後は、お昼ご飯を一緒に作って食べます。

午前中は何時も、家事だけで終了してしまいます。


午後は、お茶の時間までは勉強です。

この間に母様は繕い物をしたり、趣味の刺繍や読書をして過ごします。


お茶の時間の後は、淑女の嗜みの勉強時間です。教官は勿論、母様です。時々、伯母様も混じりますが。


夕ご飯を作った後は、自分の時間になるので、趣味の洋服作りや小物作りをしたり、ピーターとフィーを構います。


今の私の一番の楽しみは、父様がお休みの時に、時々森や山に連れて行ってくれる事ですね。

ドライフルーツ用の果物の収穫です。


明日は森に行ける日なので楽しみです。

お読み頂きありがとうございます。


少し大きくなったミーナの日常です。

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