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4話 主人公、従者となる。

投稿遅れました。すみません。また、投稿遅れるかも知れません。

「この娘を、私達の養子として迎え入れ私の従者となるのはどうかしら?」



はい。オワタ。


「ファ、ファラミリア.........。何を言って....」


「ね?良いアイデアだとは思いません?お父様。それに、この娘が何処の家の者かなんて、この娘は捨て子かも知れませんし可憐で美しい私の従者になりたいって、きっと思っていますわ」


「...................。」


そんな事、思った事など一度も有りません。


「ね?お父様?良いですわよね?」


「だ...........だが.........」


否定するんだ!エスカルゴっ!!あ、間違えた。否定するんだ!エスカルドっ!!さん。


「この娘にとっても、私達の家の者になることは将来を約束されていますわ!」


ごめんだね。貴方の従者になるなんて、死んでもごめんだよ。


「........分かった。ファラミリアの願い聞き入れようではないか」


ふぁっっ!?なに言ってやがんだ?この男前は。


「まあっ!!さすが私のお父様ですわ!ファラミリア、こんな素敵なお父様の子になれて、私は幸せ者ですわ」


「ファラミリア........」


「お父様..............」


.....勝手に話を進めた挙げ句、目の前でこんなくだらない茶番をしやがって......こんなに激甘なお父さんがいちゃあねー......だからファラミリアも我儘で意地悪な悪役令嬢になるんだよ。なんとなく分かっていたけれど.....ね?うん。と、いうか何で、私がこんな我儘お嬢様の従者なんてやんなくちゃなんないの...。どうしたらこんな事になるの?可笑しいでしょ....。 ん?いや、まだ希望は見える!私には見えるぞ!言ってやるんだ!私は従者何て向いてないと、そもそもやらないと!!


「あ、あのっ!私、従者なんてやりませ」


「じゃあ、名前を決めなくてはなりませんわねっ!」


「で、ですから、私は従者なん」


「名前を決めるよりも先に、まず彼女にはこの世界の事について教えてあげなくてはならないよ。良い?分かった?」


「あ、あの、だから私は従者」


「わ、分かっていますわっ!そんな事ぐらい!」


「あ、あの、.....ですから!」


「君も、ファラミリアを支えお世話をし、ちゃんとファラミリアを守ってあげるんだよ。良い?分かったね?」


「....あ、」


「分かったら返事をしなさい」


「.....................はい」



......誰も味方はいないんですか。


「さてと、じゃあ私は仕事に戻るとするよ」


「はい!お父様」


「は、はい」


エスカルドは、扉を静かに開け部屋から出ていった。


せっかく、言おうとしたのに......。あの糞親父っ!後で覚えておけよっ!


「さ、これから貴方にこの世界の事についてこの私が馬鹿な貴方にでも分かるように教えて差し上げますわ。有り難く思いなさい」


あぁ、どうしてこうなった。何故だ。結局こうなるとは分かっていたけれどさ....まずはこの状況.....。


誰か、教えてくれぇぇぇぇぇっっっ!!!!





....私は悪役令嬢の従者のキャラに転生したのか?


.....謎だ。

あははっ

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