表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/25

14話 主人公、被害妄想をする。

お久しぶりです!あとがきの通り投稿遅れました!申し訳御座いません!

よりによってこんな時に...。あり得ない。展開早すぎだろ。


「すぐに来るって言われても...」


誰だ?名前が思い出せん。攻略対象だったのは何となく覚えてるんだけど顔と名前が分からない。あ、駄目だこりゃ。


「サラ、どんな子だろうね。優しい子だと良いな」


「うん...」


優しいに越した事は無いけど嫌な予感がする。シェバードはまだ5歳だし(私もだけど)そんな風にしか考えないだろうけど私にとっては恐怖の塊なんだよ!攻略対象全員!あ、ファラミリアもだけど。


「養子だなんて..また勝手にあの人は何を考えているのかしら?ファラミリアがこんな状態の時に」


レイシアの目が!病んでるよ!恐い恐い恐い。この人も恐怖の塊で出来ているな。


「サラ、シェバード。旦那様が来たらお迎えに上がって。きっと養子の子もいるわ。その時にはきちんと挨拶をしなさい」


「「はい」」


アイリスがそう言った後、ファラミリアが目を覚ました。


「...?ここは何処かしら?」


「ファラミリア!目を覚ましたのね良かったわ!」


うげ。目を覚ますの早いよ。このまま永遠に眠り続ければいいのに。それじゃ駄目か。物語が進まなくなるもんね。あー何で私こんなにゲームキャラクター達と関わってるんだろう。巻き込まれないようにしてきたのに何故だ?


「はっ!ルイランス様は!?お母様!王子は!?」


「お帰りになったわ。貴方ってば頭をぶつけて気絶してしまったのですから。全くお恥ずかしい所を御見せして、これでは立派な令嬢にはなることは出来ないわ」


あれ?何かさっきと態度が違うぞ?さっきまであんなに心配してたのに。


「そうですわ。私、ルイランス様にお恥ずかしい所を...。お母様、頭はもう大丈夫ですわ。後でルイランス様にお詫びしなくては」


ハイハイ。恥ずかしいですねー。いつも私を馬鹿にしてるからその罰が当たったんだよ!へぇーんだ!ざまぁみやがれ!


「サラ!貴方も一緒にお詫びに来るのよ!」


「はい?私もですか?」


「当たり前ですわ!貴方もあの場にいたのだから当然ですわ!シェバード、貴方もよ」


「え、僕もですか?」


な...んだと?何故私まで行かなくてはならないのだ。ファラミリアだけ行ってくればいいじゃん。...は!もしかして私がファラミリアの取り巻き?として一応ゲームに出るのだから私といて当然なのよ的な?いや、これは私の勝手な妄想だけどさ。あぁ...何で勝手に話を進めるんだよ。まあ、シェバードも一緒だし、ファラミリアと二人...って訳じゃないから良いか。


「ファラミリア。貴方に重大な事を言い忘れたわ。貴方に弟が出来たわ」


「お母様!!それは本当ですの!?」


「ええ。と言っても血は繋がってないわ。義弟よ。今日屋敷にお父様と一緒に来るわ。急で色々あって...貴方にはいつも迷惑ばかり掛けてごめんなさいね。...あの人は一体何を考えて...」


あぁ!また目が死んでる!恐い恐い恐い!


「気になさらないでお母様。私こそお母様に迷惑ばかり...今日だってお母様に迷惑を掛けましたわ。私こそごめんなさい」


なんだ。結構お母さん想いなんだな。最初はエスラルドだけかと思ったけどそうでもないな。ファラミリアも良い子なん...「サラ!」


「え?あ、はい!」


「私、貴方に迷惑を掛けたとは思ってないませんわ」


やっぱ全然良い子じゃねえ...。

その時、ドアからアイリスが入ってきた。


「サラ、シェバード。そろそろ旦那様が戻ってくるわ。下に行ってお迎えに。お嬢様!目をお覚ましになったのですね。」


「アイリス。貴方にも心配を掛けたわ。ごめんなさい」


「とんでも御座いませんお嬢様。私はお嬢様がご無事に目をお覚ましになられただけでも嬉しいのですから」


何で私には謝ってくれないのかなー?私にもさんざん今まで迷惑掛けたよねー?


「アイリス!私もお迎えにいくわ!」


え。何で。


「駄目ですお嬢様。お嬢様はまだ頭を...」


「もう平気ですわ!今日は私の弟になる子が来るのだもの!優しくこの私が迎えに行けば、きっとその子だって私を見て安心するはずですわ!」


安心するわけないだろ逆に怖がられるよ。


「お嬢様がそこまで言うなら...」


えぇ!?許可しちゃうの!?


「やったですわ!お母様!よろしいですか?」


「貴方がそこまで言うなら...」


レイシアさん!お願い許可しないで!きっとファラミリアは攻略対象である弟に何か変な事をして嫌われて、私も巻き沿いをくらい...バットEnd...嫌だぁぁぁぁ!!!!被害妄想が激しいのは自分でも分かってるけど、ファラミリアの結末知ってるから余計に被害妄想しちゃうよ!うわぁあぁぁあぁ!!!


「どうしたの?サラ。顔色悪いよ大丈夫?」


「ううん。大丈夫だよ」


...シェバードにまで心配掛けちゃった。あぁ..そんな心配しないで。泣きそうなんだ私は。


「あぁ!会うのが楽しみですわ!」


こっちは泣きそうだよ。



また遅れます。多分次攻略対象出てきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ