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13話 主人公、次々に来るイベントに頭が追いつかなくなる。

はぁー。

...沈黙が流れる。まさかあの腹黒王子がこんな所で腹黒さを出すなんて想定外だ。いや、結構びっくりしたんだけど。


「はぁーまあ、君がこういう人間だと言うのは良く分かったよ。前からあんまり良い印象は無かったんだけどね」


「ル、ルイランス様...」


あらら...こりゃまずい。5歳ながらにして何だこの修羅場は。皆大人び過ぎてんだろ。あり得ない。前世の年齢+今の年齢だからな私は。泣くぞコノヤロー。


「僕はもう行くよ。婚約は出来れば無しにして欲しいけど今の僕じゃまだ上の人間達に言ってもこの年齢じゃどうしようもないからね」


おい。今こいつ婚約解消したいって言ったぞ。


「じゃあね、サラ。また君に会いに来るよ。まだ君の事知らないからね」


「え」


...微笑みが、天使の微笑みのはずなのに私にとっては悪魔の笑いに見えるよ。あれ?何か私どんどん巻き込まれて行ってるような...


「ルイランス様!お待ちください!」


そう言い、ファラミリアはルイランスを追いかけていく。ルイランス足早。あ!


「ファラミリア様!危ないです!そこに大きい石像がっ」


シェバードがファラミリアに手を伸ばすその時、


「え...?」










あれから3時間経っただろう。ファラミリアは自身の部屋のベッドで気を失っていた。


「ファラミリア...ぅうぐ..どうして..」


「奥様、そうご心配為さらずに。ファラミリアお嬢様なら大丈夫ですよ。ただ、軽く頭をぶつけ気を失っておられるだけです」


「でも...でもっ...!」


そんなに心配しなくても大丈夫だよ。レイシアさん。あのファラミリアの事だ。すぐに目を覚ましてルイランス様はっ!?って大声で言うから。はぁー、5歳が軽く石像何かに頭ぶつけただけで気を失うもんなんだな。前世の頃の5歳の私はこんな事では気を失わないと思うんだけど。


「サラ、ファラミリア様大丈夫かな?」


「大丈夫だと思うよ。シェバード、そんなにファラミリア様の事心配?」


「うん...」


優しい子だなー。私なんて一ミリも心配何てしてないんだけど。やっぱりゲームのキャラって良く出来てるもんだな。


「失礼したします」


ドアの向こうで、女の人の声がした。メイドさんかなー?可愛い人だったら嬉しいなー。


「どうぞ。」


ドアの向こうから現れたのは、金髪碧眼のメイドさんだった。...可愛いというより美しいの方が合っている美人さんだった。そして、めっちゃナイスバディ何ですけど。


「あ、アイリスさん、なんの後用事ですか?」


アイリス...?シェバードと知り合いなのかな?


「あら、シェバード。久しぶりに貴方の姿を見た気がするわ。いえ、私はファラミリアお嬢様のご容態を見に来ただけよ。それより」


「?」


「奥様、旦那様から連絡がございます」


「ぐすっ...ファラミリアがこんな時に何の用事?連絡?手短にお願い」


「はい。あの、大変申し上げにくい事なんですが、旦那様が養子をもらったのとの連絡が...」


はい?養子?


「すぐにこの屋敷に寄越すとの連絡です。そろそろ来ることだと思います」


この部屋にいる、全員が目を見開いた。


「サラ、養子って...」


「うん...」


あれ?何かこの感じ...確かこんなイベントあった気がする。私の頭に映像が流れて来る。









「あ...」


養子...ファラミリアの義弟となる攻略対象だ。えっ、嘘でしょっ!?こんな時に来るっけ!?だめだ...全然覚えてないんだけど。

次回投稿結構遅れると思います。ネタが思いつきません。

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