44 象がネズミに勝てるはずがない。言ってる意味がおかしいって?ハハハハハ
前書き
ごくごく普通な日常物語……ではないか~
コウがアライグマ獣人ミッチェルの店の倉庫で手に入れた剣は、鉄の塊でもやすやすと切り裂ける切れ味をしている。おまけに持ち主に身体強化のバフを常時与えるという、チート武器だった。
だが正直なところ、クルトたちのパーティーではこの剣がそこまで活躍してくれることがない。
なぜならこの剣以上に、クルトとシーラの方が遥かに上を行くチートだからだった。
今回ギルドの依頼で、湖に住む強力な魔物の主を討伐に来たのだが、到着早々シーラが湖全体を氷結魔法で完全に凍らせてしまった。
「ワーイ、アイススケートだ~」
凍てついた氷の上を暢気に滑るクルト。
「クルト、危なくないか?」
「大丈夫です。湖の底まで完全に凍らせたので、魔物は主を含めて全て凍り付いてます」
「……」
クルトのチートクラスの魔力強化のバフ。それにシーラ自身の、これまたチートクラスの魔力が合わさった結果、湖の魔物たちは戦いになる前に全滅してしまった。
このパーティーの前衛であるコウには、活躍の機会すら与えられなかった。
――無傷で倒せたならそれでいいんだけど、僕、このパーティーに本当に必要なのかな……
自分の存在理由を疑いたくなってしまうコウ。
そんなことをコウが考えている間に、湖の中央まで行ったクルトは、短杖を頭上に振り上げていた。
「コウさん、逃げないと危ないですよ」
「へっ?」
いつの間にかシーラは湖から離れた場所に、目にもとまらぬ速度で逃げていた。
直後、クルトが短杖を凍った湖に叩きつけた。
凍った湖の内部で爆発系の魔法の力が解放された。
チュドンとかドカーン。
……なんて音響レベルでなかった。
湖の氷が一気に粉砕され、氷の結晶が湖の中からそこら中に爆散して飛び散る。
それに巻き込まれてしまったコウは、叫び声を上げることもできず、氷の結晶と共に吹き飛ばされてしまった。
「コウ、大丈夫~?」
不覚にも意識を失っていたらしい。
目の前にクルトの顔が見え、その背後にはシーラの姿があった。
コウの体には氷結した湖の氷が、爆発によってシャーベット状と化した状態となって張り付いていた。頭上に太陽があるのに体中が氷で冷やされて、歯がガチガチと音を立てて噛みあわなくなる。
コウだけでなく、湖の周辺の草原にまでシャーベット状と化した氷が降り注いで、草木が凍てついていた。
「クルト、頼むから一言断りを入れてから、してくれない」
「は~い」
全く反省しているように見えないクルト。相変わらず返事だけは元気がいい。
「とりあえず火を起こしましょう」
コウの震える姿を見て取り、シーラが火炎魔法を使って炎を作り出した。
そう言えば、吐き出す息まで白くなっている。
シーラの氷結魔法とクルトの内部爆発の魔法は、本当に凶悪極まりない。
こんな魔物討伐というか、一方的な破壊活動の結果、コウたちはギルドから成功報酬として150万ゴールドを獲得した。
超高ランクの魔物討伐という話だったが、魔物との戦いすらなく討伐を完了してしまった。
「これでいいのかな?」
「エッヘヘ~」
疑問に思うコウに、クルトは相変わらずの笑顔を浮かべる。
とはいえ報酬は3人で均等に分け合って、コウは50万ゴールドもの大金を得ることができた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方、沢西健二――ケンジは毎度のごとく猫の曲芸をして、細々と稼いでいた。
【海港都市デーィル】のいいところは、交通の要所であるため、街には常に新しい人々が入れ代わり立ち代わりやってくること。街の住人が入れ代わらない場所だと、毎日同じ芸をしていればいずれ飽きられて、誰も見向きしなくなったことだろう。
しかし人の移動が多いこの街では、同じ芸を続けていても、常に稼ぎを出すことができる。
……のだが、日によって稼ぎがまちまちなのは仕方がない。
「トホホ、今日はたったの200ゴールドかよ」
子供のお駄賃2人分と言ったところ。
とてもではないが、こんな額ではまともな生活なんてできない。
そしてケンジの大道芸に協力している猫たちは、稼ぎの良し悪しに関わらず、餌を出せと一斉に睨んでくる。
「お前ら猫は稼ぎの心配をしなくていいんだから、気楽でいいよな」
そんな猫どもについ愚痴をぶつけるケンジ。
「ふん、お前みたいな盆暗に協力してやってるんだから、さっさと報酬をよこせ」
「そうだそうだ、早く肉をだせ」
「肉、肉~」
肉食性の猫たちは、そう言ってケンジに要求を突きつけてくる。
「はあっ、今日は一番安い魔物肉の燻製だな……」
「ええっ!!!」
魔物肉の燻製と聞いて、猫たちが一斉に不平の声を上げた。
だがそれに取り合わないケンジ。肉屋で燻製にした魔物肉を買い、それを猫たちに与える。
固くて、噛み切るのも容易でない魔物肉に、猫たちは不平ばかり言う。餌を与える際、ケンジは手まで引っ掻かれてしまった。
「お前ら、猫のくせに人間様をなんだと思ってるんだ」
「お前こそ、人間のくせに俺たち猫様を何者だと思ってやがる!」
猫相手に不毛な口論まで始めるケンジ。
その後グチグチと文句を言うケンジだが、猫たちはそれを無視し、互いに肉が固い、臭いと言いながらも、しっかりと完食してしまった。
食事が終わると、猫たちはいつも気まぐれに時間を過ごす。
そのままケンジの元からいなくなることがあれば、広場に行ってごろりと昼寝を始めることもある。あるいは気まぐれで、ケンジの後をしばらくついて来ることもある。
もともと猫は自由気ままな生き物だから、自分たちの好きなように生きているのだ。
そして今日は、家へ戻るケンジの後についてきて、猫たちだけでペチャクチャとおしゃべりをする。
「それにしても最近、大ボスは景気がいいよな~」
「そうそう。スキピオなんて、生の牛肉の塊もらったんだってー」
「ミケーネは、生きたネズミの群だってー」
――生きたネズミとか、引くわ!
猫たちの食生活にブルリと背中が寒くなるケンジ。
ただ、大ボスの景気がいいというのは気になる。
現在猫たちが大ボスと呼ぶ相手は、ケンジの住んでいる家の家主であるヤクモなのだ。
「なあ、ヤクモの景気って、そんなにいいのか?」
尋ねるケンジ。
「そりゃあ、この前は街の造船所を買収するとか言ってたっけ?」
「いいよなー、あの造船所の隣って、野ネズミの通り道になってるんだよな」
「それって生きたネズミが食い放題じゃないか~」
猫たちの羨ましがる点はともかくとして、
「造船所を買収?景気がいいとかって次元の話じゃねえぞ!」
同い年で、日本ではクラスメイトでもあったヤクモとの経済力の違いぶりに、ケンジは泣きたくなった。
そんなこんなで、ケンジは自分の貧乏ぶりに肩を落としながら家へと戻った。
すると既にイケメン男コウが帰ってきていた。
「……なんか、うれしそうな顔してないか?」
「そうかな?」
依頼で50万ゴールドの大金を手に入れて、経済的に余裕がありまくりのコウ。一方でケンジは……
「はあっ。俺、そろそろ大道芸人でもやっていけなくなるかも……」
リビングにある椅子にぐったりと体を預けた。
「大道芸人って、大変なの?」
「ふん。どうせお前らみたいな金持ち連中に、俺の気持ちなんてわからないさ」
そう言い返して、不貞腐った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ところでそれから数日後、コウはクルト、シーラの3人ともども、ギルドに呼びつけられた。
一体何ごとなのかと思う前で、マスターが重々しく口を開く。
「お前たちが倒した湖の主の依頼だがな……」
なんだか嫌な予感がする。
クルトはシーラの方を見て、シーラはコウの方を見た。コウはクルトの方を見る。
3人がそれぞれの顔を見る中、マスターの顔には苦虫を噛み潰しまくった表情だけが張り付いている。
さて湖の魔物は湖ごと凍り付かせることで難なく退治したのだが、問題はその後だった。
凍り付いた湖には再び上流からの水が流れてきたが、それと共に湖の下流へも水が流れていく。
クルトが見事シャーベット状にした湖の氷だが、それでも全てを粉砕できていたわけでない。
一部の氷は原形をとどめていて、それが水の流れに乗って、下流へ流されていった。
流れた氷はかなり巨大で、太陽の日差しを受けてもなかなか溶けることがない。
しかも、そんな氷が何十、何百もある。
氷で冷え切った水は、下流にある農業地帯にまで流れ込んでいった。
まるで雪山から流れ込んできたような凍てつく水は、この季節の植物には冷たすぎた。農業地帯に植えられていた植物が、冷たい水のせいで次々に枯れていき、その被害は甚大なものになっているとのことだった。
そこまでマスターが話すと、クルトは額に冷汗を浮かべていた。
「シ、シーラ……」
「コウさん……」
「クルト……」
3人とも、それぞれの名を呼ぶ。
「お前ら、農作物の被害を弁償だ」
マスターは、そう告げた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「依頼ひとつで50万稼げるのに、500万の借金を作るとは大した大物だね~」
【スプリングフィールド】2階の生活スペース。
コウの経済状況を聞いて、ケンジは思わず嬉しくて踊ってしまいたくなるほどの喜びを感じながら言った。
稼ぎがいいだけなら嫉妬で終わったが、これでは金持ちになるどころか、借金持ちの超極貧人間ではないか。
農作物被害の弁償で、コウには500万ゴールドの借金ができたというのだ。
――ウケケケケ
と、悪魔の笑いが口から漏れ出してしまうケンジ。
そんなケンジに、コウはムッとした表情をしている。
「そこまで笑うことないだろう。僕にとっては死活問題なんだし……」
借金地獄に突き落とされて、泣きたくなるコウ。
そんな2人の話を傍で聞くヤクモは、涼しい顔をしている。
「ヤクモ……」
「がんばれよ、コウ。俺は借金の尻拭いをするほどお人よしじゃないから」
従兄弟の薄情ぶりに、コウはガクリと頭を垂れた。
(しかし、あの依頼の報酬が150万ねえ。ギルドには500万で依頼を出したはずなのに、差額はどこに行ったんだ?)
コウたちが受けた依頼。実は大本をたどると、依頼の発注主はヤクモだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ところで街の造船所を買収したり、500万ゴールドの依頼をぽんとギルドに発注できるほどのヤクモ。
その日は【グラックス&スタンレー商会】であった、商会の会議に多少顔を出してきた。【グラックス&スタンレー商会】が突如急成長し始めた原因はヤクモであり、この商会とヤクモの関係は、既にかなり濃いものになっている。
もっともヤクモはこの商会以外にも、様々な商会・企業に手を出しているため、財界の総帥として、商会に顔を出したのだった。
会議には黒豹となったヤヌーシャを連れてだったから、経済界の黒幕としての貫録は十分だ。
商会のメンバーの前では、直接素顔を晒していないので、彼らはヤクモの正体自体は知らないでいる。
そんな会議からの帰り道、ヤクモは黒豹から黒猫となったヤヌーシャを肩に置いて歩いていた。
「ハニ~、お父さ~ん」
声がした。
頬に香辛料とヨーグルトソースをつけて、片手に齧りかけのソーセージを挟んだパンを持った、クルトだった。
「よお、クルト。あとシーラも」
「こんにちは、ヤクモさん」
挨拶を交わすヤクモとシーラ。
一方でクルトは、
「今日は大好きなハニーの為に、とっておきのプレゼントを用意してきたよ。はい、どうぞ」
そう言って、食べかけのパンに挟んだソーセージを、猫ヤヌーシャに差し出すクルト。
どう見ても咄嗟の思い付きで、まともなプレゼントでない。
おまけにクルトの味覚はかなり音痴なようで、ソーセージには香辛料とヨーグルトソースが、地面にボタボタ落ちるほどかけられまくっている。
当然ながらヤヌーシャは、プイと顔をそむけてしまう。
「お父さん、食べます?」
「いらん!」
ヤヌーシャがだめなら、その父を懐柔してしまえ。
そんな魂胆があってか、それとも何も考えなくてか、ヤクモにソーセージを差し出してくるクルト。
「シーラ~」
「先生、ご自分で食べてくださいね」
最終的にはいつも一緒にいるシーラの方へソーセージを向けるクルトだったが、そんなシーラも丁重にお断りした。
「ムー、こんなにおいしいのに。モグモグ。どうしてみんな。モグ。欲しく。モグ。ないのかな~モグモグ?」
「しゃべるか食べるか、どっちかにしろ」
「モグモグモグ~」
食べる方を選んだクルト。
「ところで聞いたけど、クルトたちは、この前の依頼で借金を作ったらしいな?」
「……モグモグ」
目を見開いて驚くクルト。だが口の中は、ただいまソーセージとパンで占拠されている。
「私たちは普通に依頼をこなしただけなのですが、不思議ですよね」
「モギュ~」
シーラが首を傾げ、クルトが仲良く相槌を打って、一緒に首を傾げた。ただし未だに口の中は占拠されている状態。
「頼むから、コウにまで借金を押し付けないでくれよ」
「ええ、もちろんです」
「ゴクリッ。ボクも、借金なんて大嫌いです!」
シーラとクルトは力強く請け負って見せる。
しかしこの2人を見ていると、果てしない不安を抱かずにいられないヤクモだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
その後、ヤクモがクルトたちと別れると、時刻はすでに夕方になっていた。
(今日は家で料理ができればよかったのに、無理そうだな)
今から料理の準備をしても夕食には間に合わないと思いつつ、ヤクモは【スプリングフィールド】の隣にある、現在の仕事場となっている5階建ての建物への道を行く。
まだ戻ってから片づけておかないといけない案件が残っていた。
ただそんな帰り道の途中で、三又猫のミケーネがヤクモの前に現れた。
ミケーネは挨拶もなくヤクモの前から駆け去っていく。ヤクモの肩にいた黒猫ヤヌーシャが、肩から飛び降りて、その後を追いかけて行った
2匹の猫は街の路地へ入り込み、その先で黒服に全身を包んだ、いかにも怪しい2人組を見つけた。
彼らは猫が2匹やってきたからといって、それを気にもしない。
だが直後、2人の男は全身が金縛りにあって身動きを取ることはおろか、声すら出すことができなくなってしまった。
何が起こったのかも理解できないまま、2人の男は、黒猫から人間の姿になったヤヌーシャに軽く撫でられた。
人型になったヤヌーシャは、5、6歳のゴスロリ幼女だ。ただしかなり高位の魔族が撫でるのだから、普通の人間どころか、歴戦の戦士ですらただでは済まない。
結果男たちは、地面に転がされてしまった。
「お姉さまに害をなそうとは、人間如きが生意気ですね」
男たちが持っていたナイフとハンドガンが、ヤヌーシャの力によって空中へ浮かび上がる。地面に転がされた男たちは、それらの武器が空中で粒子の塊となり、消え去っていく光景を、目の前で見せつけられた。
「アガッ、フガガガガッ!!!」
これだけでも驚きに値することだ。
だが、それからヤヌーシャが、華奢に見える足で、男の体を踏みつける。
踏みつけられた拍子に肺が圧迫され、息ができなくなった。呼吸が止まってしまい、全身に電流が駆け巡って、激痛が走る。
体中がそれまでに感じたことのない痛みに襲われ、男の口から泡が噴き出る。
「ヤヌーシャ、おいたはそこまでにしておけ」
そこにヤクモがやってきた。
ヤヌーシャは小さくコクリと頷いて、男たちから足をどかした。
――ここから先は噂話。つまり、そう『らしい』という話になる。
後日、【海港都市ディール】の港で、『まっとうな交易をおこなっている』交易商の船に、2人の男が届けられた。
まっとうな商売をしている交易商は、海外との交易の為【ディール】の街を出て、他国の港へ向かう。
――なに、まっとうな商売をしているのだから、おかしなことなんて何もしていない。
ただ、【ディール】の街がある【ディオナ王国】では奴隷制が既に廃止されているが、これから行く国には、まだ奴隷制が残されているだけだ。
まっとうな商売をしている交易商の船が、この前までは海賊船だったことや、その船の船長が、以前は海賊船の船長だったなんて過去は、特に関係ないだろう。
2人の男は、その後交易船が向かった国にある石切り場で、両足に鉄の鎖をつけて働かされていたが、おかしなことなんて何もなかったはずだ。
ちなみにこの2人組の男は、石切り場で働く前は、暴力を使って世のもめ事を密かに解決する組織に属していた。
まるで正義の秘密結社じみた組織で、『仁義、忠誠、誠』と言う言葉を組織の売りにしていた。
正義のための暴力を振るうのだから、組織に所属している面々の顔に傷跡があったり、指が5本揃っていないような人もいた。とはいえ、これも正義のための組織だからしかたない。
そんな正義の秘密結社は、ある日突然ネズミの大群に襲われた。
正義の組織に属している人たちは、ネズミの大量発生に慌てた。人間相手ならば、恫喝や、暴力に訴え、最悪の場合でも銃器という力を使うことで、たいがいの問題を解決させることができた。
しかし、ネズミの大群ではそんな力ではどうにもならない。
ネズミたちは粗密結社の中を大群で暴れまわり、結果組織の中にあった書類などを齧っていった。
それもかなり悪辣なネズミたちで、あろうことにも金庫の中にまで入り込んでいた。
――一体どうやってそんなところに入り込んだのか?
そんな謎はあるものの、金庫の中にしまわれていた大切な書類までも、齧られてしまった。
そこには金銭消費貸借契約書、いわゆる借用書と呼ばれるものや、土地や建物の所有を表す登記簿と呼ばれる書類がしまわれていた。
これらが皆ネズミに齧られ、何が書かれていたのかすら判別不能になってしまった。
後日、正義の秘密結社は、それまで持っていた債権がなくなったとか言って、内部でひどい混乱が発生してしまった。
「ご苦労様」
そんな出来事が、世の中の片隅で起こっていた『らしい』。
後日ヤクモは、猫たちの集会所に集まったネズミたちに、特別サービスで大量のピーナツをごちそうした。
コウがこれら一連の出来事を知っていれば、ヤクモが確実に魔王化していると嘆いたかもしれない。
とはいえ、これらの事件すべてを、コウは知らないのだった。
あとがき
さあ、本編の読後感とか、いろんなものをぶち壊す時間を始めましょう(そう言うのが嫌な人は、あとがきを読まずにスルーすることを強く推奨します)。
これにて第4章=完=
いろいろ書きたいと思っていたことが山積みになっていたので、4章はほとんどそれを消化するために費やされました。
おかげで話の進展がそれほどないのかな?
4章全体では、
「オトナー老とディーヴァが再登場したこと。
ヤクモが経済界の黒幕になった」
これぐらいでしょうか。
ところでタイトル詐欺なこの話。
元勇者様は果たしてチートキャラになれるのでしょうか?
周囲の面々が強力過ぎて、チートとはまったく縁遠い感じですね~




