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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第97話 友好

 私は土魔法を使って簡易の家を何軒かつくった。

「広くは無いけど雨風程度なら凌げると思う」

「こんないい家に住めるなんて……」

意外と反応は良かった。私が家をつくってる間、サザンカとバーストは治療を頑張っていたが、治療する人が居なくなると私の事を見に来た。

「お姉様、魔力凄いね……」

「魔法ってこんな事も出来るんだ……」

「サザンカとバーストも練習する?」


「私もやってみようかな……」

「え?属性って一つしか……あれ?サザンカさんも水と回復……?」

「サザンカは火の魔法も使えるよ」


「なんで?あれ……そうかまた私は変な常識でツバキ様を見てたのね……。属性なんか関係ないんだ」

「バーストさん?その常識は合ってるよ」

「サザンカ……もしかしたら常識を間違ってるって考えたバーストの方が違う属性の魔法使うのに有利かもしれないよ」


「どれが正しいのでしょうか?」

「バーストが今考えている通り属性なんて人が勝手に言ってるもの……気にしなくても使えるよ」


「分かりました」

私が魔法を教えると二人はすぐに土魔法の基本は使えたのだが……

「よく頑張ったね。家……倉庫が二つできたね」

「そうだね。住むには小さいかな……」

「私のなんて小部屋が一つ……」


「初めてにしては上出来よ。あとは魔力ね。サザンカはもう魔法使って長いからか魔力は十分多いと思う。でもバーストは正直少ないかな……でも最近始めたにしては凄い事よ」

「ありがとうございます。これからも頑張ります」

「私も負けないよう頑張る!」


数日魔法の練習をしていると土魔法にも慣れて来たみたいで、サザンカは家をつくれるようになった。

「私はまだ倉庫しかつくれない……」

「まだ始めてすぐなんだからそんなに簡単に魔力は増えないわ」


「魔力が足りないのですか?」

「そうね。形はつくれているのだから後は魔力が有ればどうにかなりそうね」


「ではもっと練習します!」

「そうね。でもここではもう家は要らないみたいだから、他に被害が無いか確認に行きましょう」


私達は移動する事になったのだが、現地の人も数人案内してくれることになった。

「案内してもらえるのは嬉しいけど、良いのですか?今から復興とか……」

「この先は小さな集落が多い他所の人間は信用されない。それに我々は助けて貰えた……恩は返す」


「ではよろしくお願いします」


と言う感じで移動の人数が増えたが道をよく知っているため他の集落に迷わずに行く事が出来、怪我人や仮設住宅をつくり助ける事が出来た。

全ての被害が有った地域をまわるのに半年ほどかかったが、すべて無事に終わり戻ることになった。


 戻る事が決まった時にまた皆で焼肉を楽しみ、国境付近になった時に背後から大人数が接近してきた。

近くに居た兵士に聞いてみたが皆何も知らないという。

先に行ってもらおうかと端によって止まっていたら私達の横でその集団は停止した。

「あれ、前に訪問した街の方?」

「そうです。今日は帰られると聞いて皆で集まってきました」


「決まってからそんなに時間経ってないのに……」

「急いで来ました」

皆笑いながらそう言っていたが、まだみんな忙しいはずなのに……。


「それからこれは私達からの気持ちです」と手紙を渡され、読んでみると私を散田国男爵に叙爵するという内容だった。


「私はすでに隣国の伯爵よ」

「知ってます。でも私達は貴女に助けられたが返せるものはない。だからここから先の今は何もない領地を貴女にお願いします。国境もチェック無しで通過できるよう申請してあります」


「それは危険よ!私に悪意が有れば貴方達の国に攻めこみ放題じゃない!」

「攻め込みたいなら、すでに我が国を助けなければ可能だった……それに貴女は戦争が嫌いだと聞いている。正直言うとこの先のエリアは我が国の領土となったが魔獣や獣が出て住めない。貴女なら有効活用できそうだと考えた」


「そうですか。それなら一旦国に帰って相談します。……いろいろ勉強になりました。ありがとうございました」

「待ってくれ礼を言うのはこっちだ。本当にありがとう」

この後お礼合戦になりまた焼肉することになり戻るのが一日遅れた……。


 翌日皆と別れ国境を超えると転移で子鹿の拠点に戻った。

子鹿の拠点で久々にアナベルとアベリアに会ったのだが、アベリアは誰かと魔法で連絡しているみたいだ。

少し待っているとアベリアは急いで私に言って来た

「平屋のユートさんという方が倒れたそうです。今城経由で連絡が入りました」

「先生が!?急いで……着替えてから行くわ。サザンカ準備して」

「着替えるの?」


「もし病気なら、私達の旅で汚れた服は菌とか怖いから良くないわ……本当は風呂も入ってから行きたいけど、時間がもったいないし」

「菌?まあお姉様がそう言うなら、分かった着替えて来る」


私達は着替えてすぐに平屋へ転移した。

平屋に着くとすぐにお爺様の所へ行き話を聞いた。

「ユート先生が倒れたのですか?」

「そうだ。早かったな……ユートさんには今この家で看病している」


「状態は?」

「良くないが直ぐに命には影響無いみたいだ……」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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