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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第96話 救援

 バーストは自分が参加してもいいのか分からないと不安そうな表情をしていた。

「良いか悪いかより、バーストは行きたい?もし行くなら私達3人の旅になるけど大丈夫?」

「行っていいのなら……行きたいです!」


「じゃあ参加ね。でも正直今のバーストの魔力なら厳しいと思うから移動中も練習ね」

「はい!」

「お姉様……私にも教えてくれます?」


「当然よ。皆で練習しましょうか」


 私は移動用の馬車を準備したりすぐに出発できるように準備した。

出発前にアナベルとアベリアの2人にまたお願いをしておいた。

「アナベル、アベリア……毎回任せて悪いけど、今回も留守を頼むわ」

「分かりました。今回は散田国の救援ですか……気を付けて行ってくださいね」

「何か連絡が有りましたらすぐに知らせます」


「毎回ごめんね。では明日出発するね」


次はマインさんにも会いに転移で行った。

「隣国の救援にバーストさんをお借りします」

「あの子にも良い勉強となりそうですね。よろしくお願いいたします」


「出発は明日だから出来たら朝に拠点前に来てもらえますか?」

「わかりました」


 その後準備も終わり、翌日の朝に拠点前に集まり出発する事にした。

「いまから散田国に魔獣倒しに行ってきます。帰ってくるまでここの事お願いします」

見送りに来てくれた人たちにそう言うと、国境まで転移して移動した。

国境では国から預かった書類を出すとすぐに通過でき、国境の先に居た兵士の数名が案内として一緒に行ってくれることとなった。


 散田国内を移動しているが国境付近は特に被害が無いようで数日間は移動だけだった。

数日後から辺りの家は破壊され負傷者が多数見つかった。

「とりあえず近場の人の治療をしましょうか」

「「はい」」


自分で歩ける怪我人はバーストに任せ、私とサザンカは重傷の人の治療をした。

最初は魔法で治療すると言っても理解してもらえなかったが、数人治療すると皆信用して協力してくれた。数時間後に近場の人間の治療が終わると、代表の人が何かを持って来た。

「これは少ないが金を集めて来た……受け取ってくれ」

「ありがとう。でも気持ちだけ受け取るわ。ここの復興にもお金がかかると思うからね」


「……分かった。でも、もし貴国で何か有ったら必ず我々が助けに行く」

「そうね。その方が助かるわ」


また次の場所へ向かい助けて移動を繰り返していたら移動中数人に馬車をとめられた。

「この先に魔獣が居る。早く引き返せ」

「魔獣?どれくらいの大きさですか?」


「それを知ってどうする?早く引き返さないと……」

「誰か被害を?」


「死傷者が出ている……もう逃げられないのがまだ……」

「相手を教えて。救える人が居るかもしれないわ」


「熊の魔獣3頭だ……。数個師団の兵士でも連れてこないと無理だ」

「熊の魔獣3頭ね……バースト覚悟は良い?戦えないのは貴女だけ……怖かったらここで待っていても良いわ」

「ツバキ様が行くなら私も行きます。助けられる人が居るなら……正直怖いけど」


「お前たちは何を……死にに行くのか?」

「助けに行くのよ」


「そうか……こんな子供が助けに行くなら……俺達も戦う」

「戦わなくていいわ。怪我人を少し運んでくれたらこの人が治療するから」

私はバーストを皆に紹介した。


「本当に戦うのか?魔獣は強いぞ……」

「知ってるわ。もう既に何頭か倒しているから大丈夫!」


先に進むと街か村が破壊されていた……まだ魔獣が暴れているらしく大きな声が聞こえる。

「まだ戦っているのが居る……」

「みたいね……」

私は魔法で体を強化して高速で移動しながら熊の魔獣を倒していった。


「なあ、魔獣ってこんなに弱いのか?」

「そんな訳ないだろ……魔獣に傷付けるだけでも……」

等と話している声が聞こえたが、倒した魔獣はそのままに私とサザンカも治療を始めた。

「重症の人は私がみるわ」と言うと、腕や足を食われた人が連れてこられた。

「出血だけでも止められるか?」


「何人位いる?」

「ここまで酷いのは数名だ」


「とりあえず止血するね……」

数人の止血が終わると最初の人に戻り次は食われた部分を再生していった。

「今俺達は何を見てるんだ……」

「夢かな?」

そんな人たちの会話を聞きながら全員の治療が終わった。


「これで全員終わった?」

「そうだな。最初は子供たちだけで何が出来るのかと思ったが……失礼しました」


「私もう数年前に成人してるんだけど……まあいいか。それより食べ物は有る?」

「食べ物の大半は建物の下敷きだな……そうかお礼に何か……」


「お礼が欲しいのではなく……この倒した魔獣食べましょうか」

「いや……魔獣の肉は食えないんだよ」


「魔力の問題でしょ?魔力なんて抜いてしまえばいいのよ」

「魔力を抜く?」


「この肉から魔力を抜くわ……これを切ってみて」

「魔獣の肉は硬くて切れ……た。あれ?」


「魔獣の肉は魔力を抜いたら簡単に切れるし食べられるの」

私が肉を焼き皆で食べた。


「この肉でとりあえずは大丈夫かな?」

「はい大丈夫です」


「後は寝る所ね……」

「それは何とかします」


「大丈夫よ。仮設の家をつくるからそれを使って」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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