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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第93話 許し

 その日のうちに新居と畑をポイントでつくりマイン達に住んでもらう事にした。

「ここを使って。畑も目の前に有るし、どこか別の所で働いても良い」

「ここで自分達の食べ物をつくるわ……それよりここって新築じゃないの?こんな良い所に住んでも良いの?」


「貸すだけよ。あげる訳ではないし、家賃も余裕が出来たら貰うわ。だから好きに使って。風呂も有るけど水を用意するのが少し大変かもね……」

「水なんて近くの川に汲みに行くから大丈夫よ」


「それで病気にでもなられたら困るのよ……」

「では近くの井戸まで飲料水を貰いに行くわ」


「……少し考える時間が欲しいからこの魔石を使って」

「これは何?」


「この魔石で魔法が発動する。入れ物の上でこの石を持って」

水の入れ物の上で魔石を持ってもらい魔石に魔力を流すように言った。

「私魔法なんて使えないのだけど……」


「魔法は勝手に発動するから……水が出るように考えて」

そう言うとマインが持ってる魔石から水が出た。

「魔法ってこんな感じなのね」

すぐに止めてもらい次はバーストが試したらすぐに水が出た。


「この水は飲めるからこれで飲み水には困らないわね。風呂には……サザンカ、風呂に魔法で水を入れておいて」

「わかった」

サザンカは風呂に向かった。

「サザンカ様って水魔法が使えるの?」

「そうよバースト……魔法が使いたいの?」


「私には無理そうだけど……使えたら良いなって思う」

「無理かは分からないけど、今の貴女には教えられないわ」


「教えるって、ツバキ様は教える事が出来るのですか?」

「もう様とか良いから……教えられるよ。サザンカに魔法教えたの私だし」


「私が真面目に勉強してツバキさんと一緒に働けたら……その時は……」

「そうね。そうなったら教えるけど、絶対に出来る保証はないよ」


「それでもいい。少しでもチャンスが有るなら」

「そう。だったら頑張って……そうだ、火の魔法も有った方が料理しやすいよね」


「そうですが、そこまで甘えるのは」

「……別に苦労して欲しい訳では無いのよ。使える物は使って便利に生活しましょう。でも火は使い方に気を付けて。火事になったら他の方にも被害が発生するから」


「分かりました。預かっておきます」

「使い捨てだし使って。……でも実験したいし空の魔石は捨てずに返して」


「わかりました」

「何かまだ質問ある?」


「国には私達の事は?」

「ここで労働させると言っておくわ。それでいい?」


「それで構いません」

「でも何でそんなに中央王国は金に困ってるの?」


「ペスティサイド伯爵が戦争を起こそうとした件です」

「それで?」


「はい。物価の高騰や資金不足で行政が一部止まってしまって……」

「それでここに来れたのね」


「今度は……絶対に謝ると許可を貰い」

「それってもしかして何か約束させられてる?」


「私達の命に代えても謝罪するようにと……」

「そう……分かったわ。2人の命は私が頂いたと連絡しておくね」


「そんな事したら私達を殺めたと勘違いされますよ」

「それでいいのでは?まだあの国の国民で居たい?……私もあの国で一度亡くなったことになってるし」


「戻る気は有りません。働ける間はこの恩を……」

「そう。期待してるわ。では今日は帰るね」


「ありがとうございました」


私は拠点に転移した。

「お姉様……信用できるのですか?」

「サザンカどうしたの?」


「お姉様は優しすぎませんか?」

「優しい?私が?……身に覚えが無いわ」


「あの二人にです……殺されかけたのですよ」

「そうね。サザンカは憎い?」


「お姉様を殺そうとしたことは許せません」

「私の事は良いのよ。私の事以外では?」


「特に何も思いません」

「では一度だけ許してみない?もしこれが嘘なら……私と領民を裏切った事になる」


「その時は私が処理します」

「可愛い女の子が怖い事言わないで。私の家族の事だから私が最期まで面倒見るから」


「そう……ですか。お嬢様無理しないで下さいね」

「あら?妹はやめるの?それは淋しいね……」


「あんなのを家族って呼ぶからです……」

「分かったわ。ごめんねサザンカ」


「お姉ちゃん……無理しないでね」

「サザンカが居てくれたら大丈夫よ」


 この日から適度に離れて監視しているが特に変な動きはない。

「アナベル、私の元家族は大丈夫かな?」

「そうだね。近所の手伝いとか率先してしているみたいで好評だけど……少し働き過ぎではないか?」


「そんなに働いているの?」

「聞いた話では……元貴族など誰も信じないと思う。それと元妹だが……学校に入学させた方が良いのでは?農作業の合間に本読んで……」


「何であの2人は極端なの?ちょっと行ってくる」

「ごゆっくり」


畑の近くに転移した。バーストは……居た。

近付いて話しかけた

「ねえバースト何をしてるの?」

「農作業ですが……」


「休憩は?」

「してます」


「そう……良く働いているって聞いてるわ」

「そんな事無いと思うけど?でも食事も毎回食べれれるし体は軽いかも」


「そう……勉強もしてる?」

「当然!だって魔法を……って何でもない」


「そこまで言うなら最後まで言って」

「魔法を教えて貰えるかもしれないって思ったら……嬉しくて。本当は罰を受ける筈なのに……」


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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