第71話 再度北へ
私は転移で国境付近に行き、王から預かった手紙とバーストを中央王国へ渡した。
この先の事は向こうに任せる事にして私はもう一度王城に戻り私が捕また人たちの事を聞いた。
「この人達に余罪有ります?」
「有りますね」
「ではこのまま引き渡しと言う事で構いません?」
「分かりましたお預かりいたします」
私は即子鹿に戻りサザンカ達と話した
「やっと終わった……」
「お姉様お疲れ様です」
「本当に疲れたわ……」
「あの人はどうなったのですか?」
「中央王国に帰したわ。私達の税金で生かしておくのも無駄だから」
「また来るとか無いですよね?」
「……嫌な事言わないで。あの人と話すの精神的ダメージ大きいのよ」
「魔獣相手するより大変そう」
「本当にそれ。……そうだそろそろ中断してた北向きの道作り再開したいな」
「ダンジョン騒ぎとかで中止してた分ね」
「そう。今はアベリアも居るし、サザンカも一緒に行く?魔法の練習もできるし」
「え?良いのですか!?行きたい!」
「もう町の方はアナベルに任せて緊急時だけ私も対処するようにしましょうか」
近くで会話に参加せず聞いてただけのアナベルが驚いていた
「いいのか?」
「良いから言ってるのよ。それより今日は何も言わないからどうしたのかと思ったわ」
「君たち姉妹の会話に割り込む隙が無かったからな」
「そう?。それより本当に良いの?貴方に任せる事になるけど」
「任せて貰えるのは正直俺を信用してくれている感じがして嬉しい」
「信じてない人には任せないわよ。それだけの実績も有るし」
「ではお任せください」
「任せるわ。何か悩む事が有ったらアベリアに私を呼ぶように言って」
「分かりました」
と言う事で私とサザンカで旅をする事になった。久しぶりだしもう魔法は隠していないから楽しみだ。
私の荷物は魔法で収納してる物が多いから特に準備とか無い。サザンカは準備が有るので翌日出発する事にした。
「サザンカ、準備も良いけどゆっくり休む事も大切よ」
「大丈夫。もう寝るね」
翌日アナベルが来てから出発する事にした。アナベルは夕方には家に帰るから、私達も拠点に戻る。ほとんど日帰りの旅だが夜の安全を確保するためとアナベルに過度の負担を強いる事が無いようにそう決めた。
「ねえサザンカ……久々の歩きだけど足とか痛くない?」
「それよりお姉様……魔法で木を切って道を作りながら歩くって器用な事してますね」
「これね……意外と疲れるのよ……」
「あ!お姉様、そろそろ休憩しましょう」
「そうね。助かるわ」
「少し枝とか落ち葉を集めますね……」
「何するの?」
「お湯沸かします……何か鍋かケトルみたいなのって有ります?」
「あるわ。これ使って」
「ではここに水を魔法で……入れ終わったら魔法で火を……」
「そこまでできるようになったの……凄い」
「お姉様に比べたら……」
「でも普通に考えたらサザンカって凄い事してるのよ。私って例外扱いだから……」
「確かにお姉様って最近出来て当たり前みたいに思ってしまいます」
「それがね……結構疲れるのよ」
「もう既に普通のレベルは遥かに超えてるのだから気にしなくても」
「でもどこまで自分が出来るのかって気にならない?」
「そうか、私も最近魔法覚えて出来る事増えたし……」
「そうね。今みたいに魔法でお茶入れてくれたり出来るようになったからね」
「確かに自分には何が出来るか気になるね」
「……気配って感じられる?」
「それは分からない……何か居るの?」
「右前方から1つ何かが近付いているわ」
「何かは分からないの?」
「そこまでは分からない。でも最低でも大き目ね。小さいとこの距離では分からないわ。魔力で周りにある気配を探すように練習しようか」
「……分からない」
「そう。方向で言うとこの向きだけど……」
「何かが近付いている?」
「そうそれ。他の向きにも広げてみようか」
「特には何も無さそう」
「そうね。大きいのは一つだけね」
「かなり近付いてる?何かはっきりとわかるようになってきた」
「そうね。もう見えるわ……サザンカ弓の準備」
「わかった。でもそんなに遠くまで狙えないけど……」
「いいのよ。準備できた?そのまま姿が見えるまで待機ね」
「わかった」
「見えたわ、あれは猪ね。狙って……矢を放って。私が魔法でアシストするから」
「はい」
サザンカが放った矢が猪に向かって飛んで行く。そこに私が魔法を使って速度と方向を修正した……
「一撃で倒せたみたいね」
「お姉様凄い……飛んでる矢をコントロールできるのね」
「……これを自分で出来る様になって欲しいのだけど……」
「出来たら便利そうですね……」
「とりあえず、あの肉を頂きましょうか……」
「そうですね。お姉様風に言うと無駄にしないようにね」
「血を抜くの魔法でできる?」
サザンカが血抜きをして、私達は猪の一部を処理して食べ残りは魔法で収納しておいた。
食べ終わってから休憩した。
「サザンカ……こういう生活に慣れてしまったね」
「そうだね、最初は食べる物無くて困っていたのに」
「最初に魔獣に会ってたら間違いなく私達が餌になって居たわね」
「そうだね」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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