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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第67話 自慢の妹

 サザンカが魔法を使えるようになったと聞いたお爺様達は喜んでいた。

「そうか!サザンカは何属性だった?」

「今の所3種類です」


「3……種類?」

「そうです。私が教えたのですから」


「いや、種類ってどういうことだ?」

「水と火と回復の魔法です」


「何で勇者が二人居る……」

「本当に複数の属性使えたら勇者なのか疑問です」


「それは……言われてみたらそうだな」

「属性なんて多分人が決めた事です。そんなの気にしなかったら大丈夫ですよ」


「まあでもな、常識だと思っているから……私達には難しいだろうな」

「そうですね。でも私はまだ人間にも沢山の可能性があると思いますよ」


「人が鳥のように空を飛んだりか?」

「そうですね……」

私は自分で自分を持ち上げるイメージで魔法を使った


「お、お姉様……体が浮いて……」

「ツバキ、気のせいか……浮いてる気がするのだが」

「はい。まあ飛ぶというより浮くですが……今考えただけで出来ましたし」


「儂らの常識は孫には通用しない……。このまま老いて朽ちるだけかと思ったが、まだまだ長生きしないとな。こんな楽しい事をこの年で知れたことに感謝だ」

「そうですよ。私と会えたのですから……。天国のお母様に私の事を色々伝えてもらう為に長生きしてくださいね」


「そうだな。サクラにはまだ会いに行けないな」

「そうですよ。何か有っても私とサザンカが治療しますし」


「そうか。しかし魔法って凄いんだな。自分が使えないのが悲しいな」

「私で良かったら教えますよ。ここに最高の弟子も居ますし」

「私も手伝います!」


「そうか。先生宜しくお願いします」

「先生はやめて下さい。少し悪乗りしました」


「そうか?……でも教えて貰えるなら自分の可能性を見てみたいな」

「そうだ!サザンカに教える時に有ったのですが……私の魔法使うのをよく見て貰えますか?」


「見るだけか?それも楽しそうだ。近くで見せてくれ」

「正面はやめて下さいね。危険なので」

私は火、水、風、土の魔法を使った。


「何か風が吹いた時に何かがツバキから出てた気がする……」

「私は火の時に何か光の様な物がツバキから出て行くのが見えたわ」

「本当ですか!?多分お爺様は風の魔法が得意で、お婆様は火の魔法が得意なのだと思います」


「そうなのか?儂たちは使えないとあきらめていたが」

「ごめんなさい。まだ仮定の話なので確実とは言えませんが」


「でも可能性は有るのだろ?」

「私の自慢の妹がそうでしたから」


「それなら信憑性もあるではないか」

「そうですね。そう考えた方が良いと思います。魔法はイメージが大切なので」


「少し教えて貰えるか?」


 その日のうちにお爺様もお婆様も少しだけ魔法を発動する事に成功した。


「本当に風が吹いた!でも儂が風か……火の方が良いな」

「そうですか?でも風と火が協力したら強力な魔法になりそうですよ」


「そういう事も出来るのか……これは面白い!」

「でも今日初めて使ったので今日はもう終りましょう。魔力を使い過ぎるのは良くないみたいなので」


「そうか。儂らも年だし無理はしない方がいいな」

「魔力と生命力は関係してるらしいので、ゆっくり鍛えたら多分長生き出来ますよ」


「そうなのか?それは良い事を聞いた。では毎日少しずつ練習するとしようか」

「そうですね。ではもう時間も遅くなりますので、私達は戻りますね」


「今日はありがとう。色々知れて楽しかった」


 別れの挨拶も終わり、私達は転移の部屋に入り拠点に戻った。

「お姉様、お疲れさま。お姉様の弟子が増えたね」

「そうね。皆が魔法使えて嬉しいわ」


「私も使えて良かった……使えたからお姉様の弟子に成れたし」

「そんなの……魔法なんて使えなくてもサザンカは私の大切で自慢の妹よ」


「……ありがと」

「こちらこそありがとうね。多分私のしてる事って普通の人とは違うと思うけど、こんな私について来てくれて」


「お姉様には一生ついて行く!」

「いや、ずっと付いて来るの?結婚とかしないの?」


「お姉様はしないのですか?」

「……多分ね、私魔法を使いだしてから体が成長してないの……」


「え?そんな事って……」

「多分魔力が多い弊害。手も治ったし」


「あれお姉様の魔法では無いのですか?」

「違うよ。勝手に治ったの……私普通の人間よね?」


「人間ですよ……でももし違ったとしても私の姉である事には違いない。お姉様は私の自慢のお姉様よ!」

「ありがとう。そうね……サザンカの恥にならないように努力するわ。で、話を戻すとまだ私成人前の体だから……特殊な趣味の人以外に需要が無いと思うわ」


「お姉様……お姉様の魅力はそれ以外に沢山ありますよ」

「冗談よ。でもね、もし子供出来ても……子供より長生きしそうなのよね……」


「と言う事はお姉様は私より長生きなんですね!……良かった」

「良くないでしょ」


「お姉様の居ない世界なんて……考えられない」

「いや考えて。と言うか私より先に寿命が来てもいいの?」


「その方が良いまである」

「そう……でもサザンカも魔力増やして長生きしてほしいな……私もサザンカが居ない世界は嫌よ」


「お姉様……頑張って長生きしますね」


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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