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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第65話 適性

 レオと別れて重症だった子を連れ帰った。

「お姉様……怪我は治ったから大丈夫だよね?」

「……そうだと思いたいわ。正直初めての事だったから全力で魔法使ったし」


「そう言えばお姉様の手から凄く奇麗な光が見えたけどあれが魔力なのかな?」

「光ってた?私は怪我を治すことに集中していて気付かなかったわ」


「光がね……傷口に吸い込まれて行って、傷口が塞がって行ったの」

「そう。それなら多分それが魔力ね……ちょっと待って、魔力が見えたと言う事は、もしかしたらサザンカには治療魔法の適性が高い?」


「わ、私が魔法で治療できるの?」

「落ち着いて!まだ分からないわ。かもしれないって話」


「可能性が少しでも有るなら覚えたい。もうお姉様が怪我してるの見たくない」

「ありがとう。でも過大な期待はしないでね。まだ仮定の話だから」


「今からでも教えて欲しいけど……」

「そうね、この子の様子も見ておかないとね」


「サザンカ、私体に優しい食事を作ってくるわ」

「ではその間は任せて。何か有ったらすぐに呼ぶから」

私は色々な薬草や柔らかくした肉などを使って食事を作った。

「食事の準備出来たけど……」

「目覚めそう」

「……食べ物の匂い?」


「起きた?身体は大丈夫?」

「体?……そうだ魔獣に食われて……ない?あれ夢だった?」

「そうね、夢だったのかもしれないわね。どこも痛くなくて動く?」


「空腹以外は大丈夫」

「そう、良かったわ。ごはん準備しているのだけど食べられる?」


「あの……お金無いから食べれない」

「これは貴女の為に作ったのだけど……食べないなら捨てる事になるわ」


「捨てるの?貰っていいの?」

「いいよ。ゆっくり食べてね、急いで食べると体が驚いてしまうから」


空腹の為か凄い勢いで食べ始め、すぐに食べ終わった。

「ありがとう。美味しかったよ」

「そう、よかったわ。……貴女はこの後どうする予定か聞いても良い?」


「とりあえず食べ物探してどこか住めそうなところを見付ける」

「頼れる人は居ないの?」


「皆居なくなった……残ったの私だけ」

「今年齢は?」


「10歳。名前はツツジ」

「そう……ツツジ、良かったらここで働かない?」


「働けるの?」

「そうよ。掃除とか料理とかのお手伝いして欲しいな。それと勉強もね。お給金も出すし食事も食べられるよ」


「ご飯食べれるの?働きたい!」

「ありがとう。とりあえずお風呂に入ってから着替えね」

3人で入浴したら風呂は初めてだったみたいで驚いていた。その後服は一旦私の服を着せたら少し大きいが着られた。サザンカの服は大きすぎて着られなかった……。


「サザンカ、服売ってる店ってこの辺りに有ったかな?」

「まだ見た事ないかな」


「そうよね……地下のお店に行こうか?」

「地下……あの無人店舗?」


「そうよ。材料用意だけ準備したらつくってくれる店」

私達は地下に降りて服のお店をポイントでつくった。

「ねえ、今建物が急に出来たよ……」

「お姉様と一緒に居たらこれ位普通よ」

「サザンカが私の事どう思ってるか気になるわ……」


「ねえツツジこの店の中に入って。服をつくって貰うから」

「はい……」

私はツツジと一緒に中に入った

「怖くないわ大丈夫よ、少し待っててね。服の材料は……植物からもつくれるんだ……準備出来た」

数分で服が出て来た。

「ここの部屋の中で着替えて……一人で大丈夫?」

「怖いから一緒が良い」


「わかった」

一緒に部屋に入って着替えを手伝った。

服の大きさが丁度良かったので、予備に何枚か作っておいた。

全て終わったので店から出たら、サザンカが居なかった。

「サザンカ……何処に行ったの?」

遠くから声が聞こえた

「お姉様、終わったの?……そっちに戻るね」


「サザンカどこに行ってたの?」

「少し他の店が気になって……」


「気になる気持ちはよく分かるわ。……この服つくってもらったのだけど、どうかな?」

「似合ってるよ」

「ありがとう」


「良かったわ。では戻りましょうか……ツツジ、ここの事は一応皆に秘密だから言わないようにね」

「お姉様……それ以前に魔法の事は聞かれても分からないって答えるように言っておかないと」


「そうだった。私の魔法に関しては聞かれても分からないって答えてね」

「わかった……わかりました」


「そうね。よくできました。でも敬語とかはゆっくり覚えて言ったらいいわここには来客も少ないし」

「あの……ここの家大きいけどお金持ちなの?」


「お金か……普通に生きていくのに困らない程度は有るけど、お金持ちってほどではないかな」

「お姉様はこう見えてここの領主だからね」

「領主?……ってもしかして貴族様?貴族様には近付くなって親に……」


「大丈夫よ。私達はツツジの味方よ」

「この辺りの貴族の方は最低限気を付けておけば大丈夫だから」

「わかった」

その後は皆で楽しく食事の準備をして、食後に3人で寝た。

翌日昼前に来客が有った

「お姉様、レオさんが来られてます」

「わかった。すぐ行くね」


「レオ、おはよう。昨日の子だけど元気になったわ。ツツジこっちに来れる?」

「来れるよ」


「言葉は勉強中でまだ少しおかしいけど、体はもう大丈夫みたい」

「そうか。良かった……ありがとうツバキ殿」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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