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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第63話 日常

 最近はもう魔法やポイントの事も皆が知って来たので建物を作っても特に何も言われない。

初めて来た人は見て驚くが数日経過すると慣れてしまう

「ねえサザンカ、皆この状況に慣れて来たけどこれって良くないような」

「なんで?」


「他の領地ではこんなに早く建てたりできないからよ」

「それは当然だけど……問題があるの?」


「他の領主から文句言われないかな?」

「無いとは言えないか」


「そうよね」

「じゃあやめる?」


「何で?」

「文句言われたくないから」


「そうね……一定の街レベルまで発展したら後は住民に任せるわ。そしてそこまで行けたら再び旅に出ない?」

「本気で言ってる?!」


「何時だって本気よ」

「……それは嘘」


「そうかな?割と本気で言ってるよ」

「ここの街はどうするの?中途半端に放置するの?」


「あれ?違うよ……アベリアにこの領地で働いてもらうように頼んだ理由の一つはいつでも私と連絡できるようによ」

「それって、町を離れられるって事?」


「そうね。一応国王にも言ってあるよ」

「お姉様と旅に……楽しみなような、怖いような……」


「何で怖いのよ?」

「今まで何回魔獣と戦ったと……」


「あ……そうね。そんなことも有ったわ」

「でも、私一人なら多分会う事も無く、もし出会ってたらその時は食われていたでしょうね」


「怖い事言わないでよ」

「でも普通はそんな感じよ。魔獣に会って生き延びたってだけで凄いなって言われるから」


「そうなのよね……簡単に倒し過ぎて感覚が狂ってるわ」

「お姉様の強さは非常識ですから」


「とりあえず今日の仕事は終わりかな。家も数件建てたし……」

「そうですね。急に建てすぎると迷子になる人も居ますし」


「そんなこと有るの?」

「何回か」


「知らなかったわ。……そろそろ街の拡張も一旦止めて旅に出る準備しましょうか」

「準備?」


「そうよ。魔法教えるって言ったよね」

「教えてくれるの?!」


「約束したからね」

「今から教えて!」


「急がなくても大丈夫よ。何の魔法を覚えたいの?」

「水!でも適性有るかな?」


「適正なんて考えなくていいよ。使えるかどうかでしょ」

「そうだけど」


「あまり考えたら何も使えなくなるわ。一回私の言う事信じてみて」

「わかった」


 翌日、天気も良かったので外に出て魔法の練習の準備をした。

「お姉様、魔法の練習よね?なんで鍋と洗濯物が有るの?」

「一応基本からと思って」


「基本?」

「そうよ。水ってどこにある?」


「海、川、池とか?……あと雨も」

「そうね。では聞くけど洗濯物は何故乾くの?」


「干すから」

「そうだけど……この今何も見えないけどこの周りにある空間にも水が有るのよ」


「水が有るの?」

「そう。鍋でお湯を沸かしたら蒸気になって消えるでしょ。これも空気の中に消えてるのよ」


「空気?」

「まあそこは説明難しいから……この何もないような空間にも水は有るのよ。それだけ覚えていて」


「分かった」

「では、その水を集める感じで想像して。掌に集める感じで……」


「……何も起こらない……」

「意外と才能あるかも。今サザンカの体から魔力の反応あったわ」


「本当?!」

「本当よ。もう少し頑張ってみて。力入れるのではなくてお願いする感じ」


「水、水、水、水……」

「少し怖いわ……」


「出た」

「何が?」


「水出た……」

「涙?」


「それとは別。掌に少しだけ水……」

「目からは大量に出てるわ……嬉しいのね。良かった」


「私魔法使えた」

「そうね。ではこの鍋に水を入れて」


「やってみる……」

「一度できたらいい感じね。そろそろ止めようか、魔力が少なくなってきてるわ」


「そこまで分かるの?」

「何となくだけどね」


「後は私が足して……火をつけて……今日は記念の鍋を食べましょ」

「自分が魔法で出した水で調理……」


「私なんて前から毎回そんな感じよ。もう慣れたけど」

「お姉様と共同で魔法で出した水……」


「今日はもう興奮して駄目そうね……楽しそうで良かった」

結局鍋の準備の残りは私一人でした。食べるのは二人で楽しく食べた。

「お姉様、何か今日の鍋いつもより美味しいかも」

「それは二人分の魔力が混じったからでは?」


「お姉様と私の魔力って相性いいって事かな?」

「そうかもしれないわね。まあ私が教えて出来たのだから相性悪いはずはないでしょ」

食後、まだ昼だがサザンカに休むように言ったら、すぐに寝てしまった。慣れないことしたのだから疲れたのだと思う。サザンカの寝顔を見ていたら気配を感じた。

「ねえ、今近付いているのは誰?」

「もう気が付いたか……」


「その声はレオ?」

「そうだが、今大丈夫か?」


「少し待って。妹が寝てるの。部屋に連れて行くわ」

「手伝おうか?」


「転移で行くから待ってて」

すぐに運んで戻って来た。サザンカは疲れていたのか運んでも起きなかった。

「この前は協力ありがとう」

「いやそれはいいのだがな……困ったことになった」


「どうしたの?」

「親父が君の事気に入ってな……是非連れて帰れと」


「そう……え?何で?!気に入られる事なんて有った?」

「あの騒動を何もなかったように終わらせた」


「いやそうかもしれないけど……」


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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