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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第59話 小さな火

「ゆ、勇者様?」

「それは分かりませんが私はサクラの子で、少し前に親に殺されかけて逃げ出しました」


「少し待ってくれ……貴殿の名は」

「ツバキです……が、昔捨てた名はモモです」


「モモ……ペスティサイド伯爵の亡くなった子と同じ名だ」

「そうですね。……不思議では有りませんか?私を殺してお爺様を殺せば勇者の血は……」


「言う通りだが、貴女がペスティサイド伯爵の子供と言う証明ができるものが有るのか?」

「有りますよ……これが母からの魔法の手紙です」

私は中央王国の王に手紙を見せた。

「ここに書いてある事が本当なら、貴殿の言われていたことが正しいと言う事になる」

「この手紙はお爺様曰く母の物で間違いないそうです。特殊な魔法の手紙なので」


「少し……調べる時間が欲しい」

「私が希望しているのは我が国との停戦と平屋のお爺様への返還です」


「男爵が無事だったのだから当然両方とも現時点で了承する。それとペスティサイド伯爵なのだが……」

「貴国内で逮捕してもらえるのならすぐに渡しますが」


「分かった。決して外に出られぬように捕まえておく」

「ではこれで解決でよろしいですか?」

北帝国国王も特に問題なしと言う事でこれで解決した。


 この後国王同士での話し合いに何故か私が呼ばれたりしたが特に問題も無く解散する事となった。

「今から北帝国に戻ります。一旦貯水池でその後に王城で最後に子鹿に戻ります……。お爺様も同行されますか?お婆様がまだ子鹿なのでお迎えに……」

「いやここに残るよ。住民が心配だからな」


「そうですか。ではお婆様は明日家まで送りますね」

「悪いがそれで頼む。今日はよく頑張ったな……」


「無事に帰るまでが重要で……って危なかったですね」

突然私とお爺様を後ろから攻撃しようとして来た数人を魔法で吹き飛ばした。

「お前の所為で我が家は終わりだ……」

「ペスティサイド伯爵からまだ報酬を貰えてない。今捕まったら困る」

吹き飛んだ数人が色々言っている。

「伯爵は現在中央王国に捕まっているんだ、それを私に言ってどうする?……それよりもだ、貴族に対して攻撃する意味を分かっているのか?」

「何が貴族だ田舎の小国の小娘が」


「お爺様は自国の貴族だと思うが……」

「裏切り者には極刑を」


「では貴方達は国を裏切ったのだから極刑で良いってこと?」

「我々が正義だ」


「どこが?」

「ペスティサイド伯爵が嘘を吐く訳がない」


「自分の子供に食事を与えないのが正義と?」

「それは子供であるお前が何かしたからではないのか?」


「何かする以前に会ってもないのだけどね」

「それは会いたくないような事をしたのだろう」


「そう……自分達の行動も正義と思うの?」

「当然だ」


「女性や老人の背後から剣で襲うのが正義?」

「お前たちは悪だからな」


「そう。善悪は王にでも決めてもらいましょうか……騒ぎに気付いて戻って来られたみたいなので」


 中央王国の国王との会談が再度始まり、お爺様は危険な為今日は私と一緒に戻る事、この地の治安は国の直属の軍隊が守る事、襲ってきた人たちも中央王国の法で処罰する事が決まった。

この日はもう遅くなったので一旦転移で貯水池に戻りその後王城に王と兵を送ってから子鹿に帰った。

「ただいま。今日は何か濃い一日だったわ」

「お帰りなさいお爺様とお姉様……今回は無事で安心しました。」


「そんなに全身確認しなくても」

「お姉様はよく無茶をしますから」


「まあ否定はできないわね。今日も少し頑張ったし」

「そうだな。怪我人一人出さず伯爵の件を王に言えた……よく頑張ったな」

「伯爵の件?」


「あのペスティサイド伯爵に苦しめられた件よ。あれと勇者の話を混ぜて少し大きな話にしたのよ。親子喧嘩と間違えられても困るからね」

「それでどうなったのですか?」


「とりあえず王国に逮捕はされたわ。後は結果待ちね」

「お姉様はそれでよかったの?」


「良いと思うよ」

「私としては少し甘いかと……」


「まあ私刑はよくないからね。公平に見てもらいましょう。それにもう他人だし」

「確かに他人ですね」


「明日はお爺様とお婆様を連れて平屋に行くけどサザンカも来る?」

「行きたいですが、ここがアナベルさん一人になりますがいいのでしょうか?」


「明日の朝にアナベルが来たら相談しましょうか」

翌日アナベルに聞いたら別に問題ないとの事だったので、4人で平屋まで転移した

「魔力増えてたみたいね、転移1回で来れたわ」

「お姉様……これで日帰り旅行が可能ですね」


「そうね……」

お爺様とお婆様が色々調べた結果、裕福な家や一部商人の店の盗難被害が多数あった事が分かった。

「あの人達って盗賊なのかな?」

「本当に何を考えていたのか……」


「この事は王に報告は?」

「軍の方でも確認済らしい。少しの間治安維持の為駐屯してくれるみたいだ」


「そう。なら私達も早目に戻りますね。不法入国って言われると困るから」

「そうだな。落ち着いたら今度はゆっくりそちらに滞在したいな」


「では今日はもう戻りますね」

「気を付けてな」


転移で拠点に戻って来た。アナベルは戻るのが早かったので驚いていた。

もう魔法が使える事は国も知ったし魔法使って街作りしてもいいよね?

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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