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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第6話 偶然

本日2話目です体の調子良いから書きました(本当は思いついたこと忘れない為)


「ついにここまで来たな!」

「ありがとうございます。私達姉妹だけだったら辿り着けなかったと思います」


「もうここで終わりなのか?」

「私達と一緒に北帝国まで行くと思ってたけど?」

「良いの?サザンカはどう思う?この先も一緒が良い?」

「私も一緒が良いですが……」


「国境抜けられるか心配?」

「そうですねお姉様」


「どうする?俺達の子供って事にするか?」

「それは無理があり過ぎない?ミラさんまだ若いですし」


「ミラが美しいのは俺も認める。認めるが、俺ってそんな老けてるか?」

「冗談よ。でも本気でどうしましょうか」


「国境を迂回して森の中を抜けるって手も有る。が、難しい」

「そこまでのリスクを背負わせられないわ。ここまで来れただけでもかなり安全だと思うし少しゆっくり考えましょうか……帝国までは急ぐ?」


「いや。結婚する予算と永住できそうな場所を探してるだけだ。結婚したら子育てとかも有るだろ。だからな」

「そんな顔を赤くして言わなくても自然な話では?」


「まあ子供にはまだ分からいだろうが色々有るんだ」

「そうなの?まあこんな所で話していても仕方ないし役所に行って詳しく聞いてみましょうか?戸籍(?)なくても国外に行けるかどうかを」


「そうだな。聞くのは無料だしな」

「では向かいましょうか」


 役場を見付けて中に入った。なかなか広いな等と考えていた時奥から来た老夫婦がこちらを見て何かを言っている。何だろ?

「そこの貴女、こっちに来てもらえない?」

「男爵夫人危険です」


護衛の人が止めているが……どう見ても私に向いてるよね?何だろ?

そのしているとその老夫婦と話していた護衛の一人がこちらに近付いて来た。


「そこの少女、武器とかの所持はしているか?」

「いえしておりませんが」


「チェックをしてもいいか?」

「構いませんが何故ですか?」


「男爵夫妻がお前の事が気になるそうだ。良し武器は無いなこちらへ来てくれ」


私はクア達に向かって言った


「ごめんね少し待ってて。多分大丈夫だと思うから」

「わかった」


護衛さんに付いて行くとそこには疲れた顔をした老夫婦が居た


「貴方、サクラ?いやそんな訳が……サクラって名前に心当たりがない?」


これは勘だが正直に答えた方が良さそうだ


「私はサクラの娘のモモですが?」


次はお爺さんの方が話かけて来た


「家の名前は?」

「ペスティサイド……ペスティサイド伯爵家です」


「本当なのか?その黒髪、黒い目……偶然かと思ったが、もっと凄い偶然だったのだな。何か証明するものは有るか?」

「手紙が有ります」


「有るな多分存在は感じる。しかし見えないな。そこに魔力を……ってまだ魔法を使える年齢ではないか?」

「魔法なら使えます」


「もう成人か?確か子供が生まれたと聞いて10年ほどだと思うが」

「まだ10歳です」


「色々聞きたいことは有るが少し魔力をその手紙に使ってくれるか?」


その瞬間手紙は激しい光を放った


「これは……私の孫は天才かもしれない」


近くに居た……というより建物内に居た全員がこちらを見ている。


「とりあえず手紙を開封しても良いですか?」

「お願いしても良いかな?モモ」


「はい」開封した手紙をお爺さんに渡した。


手紙を読み始めて最初は泣いていたが次第に怒り出した。


「何だあいつは嘘ばかりではないか」


お爺さん激怒してる


「あのなんて書かれてますか?」

「字は読めるか?」


「多分簡単な字なら」

「本当は見せたくないが……多分この隠された手紙しか遺された物はないのだろうな」


「はい……これが私の唯一の財産です」

「……何でこの子が……それで何でここへ来たんだ?私達に会いにか?」


「ごめんなさい。あの多分祖父と祖母ですよね。先程の会話で知りました……」

「偶然か?いや多分モモの母であるサクラがこうなる事を予測していたのか?」


「そうなのでしょうか?なら偶然ではなく必然なのかもしれません。生きてお会いできてうれしく思います。ですが残念ですが私モモは家から逃げ出す時モモの名前は捨てました。今はツバキと名乗っております。お母さまに付けて貰ったのかもしれませんがモモはもうこの世に居ないと思ってください。ごめんなさい」

「そうか、捨てて来たのか。良かったら何が有ったか聞いてもいいか?辛かったら言わなくてもいいぞ。でも勘違いしないでいい。モモ……いやツバキは儂らの孫だ。名前なんて関係ない」


「ありがとうございます。お爺様、お婆様」


祖父母は私の肩を掴んで泣いていた……が落ち着いた頃に簡単に今までの事を説明した。


「そうか、冒険者に助けて貰ったか」

「はい。凄く良い人です……ここまで連れてきてくれたのですが何かの罪にとかならないですよね?」


「面倒見てくれたのだろう?礼は言っても罪に問う事はしないよ」

「ありがとうございます!あ、あと会ってすぐにで申し訳ないのですが少しお願いを聞いてもらったりは出来ませんか?」


「何だ?何でも言ってみろ。今まで会えなかったのだし少々ならプレゼント出来る……と思うぞ」


「あの出来たらここで結婚式とかできませんか?」

「相手は誰だ!その冒険者か?許さんぞまだ成人してないのに」


「違います。私ではなく助けてくれた冒険者の二人が婚約してるのですが、結婚式をしたいみたいで。当人たちに聞いてないのでここで結婚したいのか分かりませんが」

「そう言う事か。世話になったのだしそんなに豪華でなくていいなら出来るぞ」


「掛かったお金は出世払いで必ずお返ししますので……二人に聞いてきますね」


 結婚式の話の前にここの領主が祖父と話したところで驚ろかれた……。




そしてまた祖父母の名前を出してない(決めてない)

何度か気になって訂正してます。

今作初ブックマークありがとうございます。久々なので凄く嬉しいです。

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