第56話 興味
最近体調不良なので更新をお休みするかもしれません。
数日間連絡の魔法を練習していたらアベリアに王城から連絡が入った。
「今何か連絡来た?」
「はい届きました。明日の朝に王城に来れるかと聞いております」
「そうね……明日なら大丈夫よ。返事しておいてもらえる?」
「わかりました」
私はまだ王城側の発信者を知らないから私は返事できない。
「相手を知らないと会話できないのは不便ね」
「でもそうしないとすべての会話が全員に聞こえてしまいますよ」
「そう言われるとそうね」
「ツバキ様はもう離れていても私とは会話できるようになりましたので凄いです」
「魔法が得意なだけよ……」
「十分な特技じゃないですか」
明日の予定をサザンカ達と話し合い、明日はアナベルとサザンカに留守番してもらう事になった。
翌日、アベリアと一緒に王城に転移するとすぐに王と会う事ができ、東尾路の国境付近に一緒に行きたいと言われたので護衛と一緒に転移した。
東尾路の国境付近は人が多かった。
「今日はこの前より人が多いですね」
「それはな……西山口から来客だからな」
「お客様ですか?」
「そうだ。ツバキに会いたいみたいだ」
「私に?!」
そんな会話をしていたら少し離れた所からレオの声がした。
「あれ、レオ?……お客様ってレオの事?」
「客?……親父の事か?」
「お父様?……ってもしかして」
「なんか会いたいそうでここまで来たんだ……」
護衛に守られた人が近付いて来た
「君がレオニダスが気に入ってる女性か……」
「私、子鹿領の領主ツバキです。お会いできて光栄です」
「領主なのか、すまないまだ若いのでどこかの貴族の子息かと思った」
「よく子供と間違えられますが成人しております」
「そうか、まあ今日はレオニダスの父親として会いに来た。そんなに畏まった話し方は不要だ」
「私は良く分からないのですが……私とお会いして何か有るのですか?」
「……正直に言うとレオニダスが女性に興味を持ったことに驚いたし更に自分より強いという。どのような相手か気になるではないか」
「そうですか……私は少し魔法が得意なだけですよ」
「魔法か……普通は魔法が使えても生活が便利になる程度だ。一瞬で移動する魔法など聞いたことがない……これで貴国の軍が移動して来たら我が国もいつ攻められるか分からんからな」
「そんな事はする予定も有りませんし、一度行った場所にしか転移できませんので」
「そうだな……いや、信用はしたいがな……例えばだ、君がレオニダスと結婚するとしたら両国の友好にも繋がるし信用も出来る。良いと思わないか?」
「……政略結婚的な話ですか?」
「無理強いはしないぞ。例えばの話だからな……君みたいな若くて才能が有る者と息子が結婚したら将来安泰だと思うだけだ」
「その……すみませんが私は結婚とかはまだする気が無い……と言いますか世界中を冒険したいので」
「その冒険に息子が参加するのは良いのか?」
「危険です。何か有っても責任取れません」
「責任をとれなどとは言わない。良かったら連れて行ってくれ」
そこでレオが会話に参加してきた
「親父……何勝手に決めてるんだ俺は未だ結婚とか考えてない」
「そんな事言ってたら、一生結婚出来ないぞ」
「別にしなくてもいい」
「では一緒に世界を冒険したくはないのか?」
「それはしたいけど」
「ならそれを伝えたら良い。別に本気で結婚しろとは言わん。気持ちは伝えないと伝わらないぞ」
何この会話……空気をかえよう
「あの……本日の用事はその事だけですか?」
「……そうだな、今中央王国との間に戦闘の可能性があると聞いている。我が国としても中央王国が攻めてこられると困る。君とは仲良くしておいた方が良いと感じたので我が国の兵を君に預けようと思う。好きに使ってくれ」
「ご協力感謝します。ですが私ではなくレオに預けて頂けませんか?」
「そうか……いい機会だな。分かった。レオニダスお前に兵を預ける。隊長として隣国のツバキ殿に協力せよ」
「了解しました」
その場にいた200人ほどの兵を貸してもらえるみたいだ。
「では解散と言いたいがもう昼か……皆で食う場所はこの辺りに有るか?」
「肉で良かったら今持ってますが」
言ってから後悔した、両国の国王に食べさせるものでは無いと。
「肉か……良いなすぐに食えるか?」
意外に両国の国王は気にしないみたいだった。
近くに広い場所が有ったのでそこに移動し、皆に土魔法で椅子とテーブルを作り肉を焼いた
皆は意味が分からず固まっている。
「皆様座って待っててください。すぐに焼きますね」
皆は椅子とかを珍しそうに見ている
「これが魔法か……便利だな」
「こんな大規模な魔法見たこと有りません」
なぜか皆興奮してる……私は肉を焼き、焼けた肉を渡して行った
「受け取った方から食べてくださいね」
レオが近付いて来て言った
「なあツバキって貴族だよな……」
「そうね」
「何で自分で焼いている?」
「魔法で焼くのは難しいから仕方ないわ」
「それにこの肉どこに……魔法か?」
「そうね収納してた肉よ」
「本当に貴族っぽくないな」
「そうよね。私もそう思うわ。でも肉焼いたりも好きなの……自分の好きな焼き加減が出来るから」
その時レオに近付いている人が居た
「なあレオニダス……」
「何だ親父」
「凄いなツバキ殿は。我が国に欲しいな」
「気持ちは分かるが多分難しいぞ」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




