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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第54話 念のため

「それは……中央王国が関係してると言う事か?」

「確証は有りませんし、そこまで分かりやすい事をするか判断できないので本日は参りました」


「確かに。ただ襲うだけなら証拠となる武器は使わないか」

「逆に他国が中央王国の犯行と思わせたいのかもしれません」


「そうだな。断定はできないな。でも一部貴族……ペスティサイド伯爵等が今戦争の準備をしているとの話も聞いている……そう言えば男爵の娘と結婚したのだったか」

「……あれは望んだものでは無いのです……強引にでも反対しておくべきだった」


「そうなのか?」

「ツバキ、すべて話して良いか?」

「構いません」


「では起こったことを話す。我が家には子がサクラしかいなかった。で、勇者の血縁と言う部分に惹かれたペスティサイド伯爵が強引に結婚を希望してきた。偶然その時の我が領は飢饉で食料が無かったのだが、あの男は結婚するなら大量の食料を無償で譲渡すると言って来たんだ。信じたサクラは結婚したのだが……確かに食料は無事に貰えたが、その後サクラとは連絡が取れなくなり、病気で亡くなったとの知らせのみ来た。サクラの子供のツバキは親が再婚後、食料も与えられずに……その時に魔法が使えるようになって逃げ出したんだ」

「そんな事が……」


「そうです。私は母の事は覚えていませんが、食事を貰えなっかた事はよく覚えてます」

「そしてツバキにはサクラが魔法で他の人には見えない手紙を持たせていて、それを読んで結婚させたことを後悔した」


「そうか……少しこちらからも調査してみる。その間兵も付けるので子鹿領の視察でもしてもらおうか。折角来たし孫と話したい事も多いだろう」

「ありがとうございます」

翌日王城を出て子鹿領に向かった。捕まえた人たちは一旦王城で保護してもらっている。

「こんな事が有ったがツバキが何をしてるのか見るのが楽しみだ」

「まだ土地を広くした程度ですよ」


「そうやって簡単そうに言うが、領地が広がるって簡単な事ではないのだがな」

「確かに想定外の物を見付けておどろきました」


「前に言ってたダンジョンか?」

「そうです。見付けた時にどうしたらいいのか悩みました」


 そこから数日間色々な話をしていると子鹿領に到着した。

「子鹿領に入りました」

「ここか……懐かしい。昔とあまり変わらないな」


「この先に私達の拠点が有ります。魔法で作った簡単な物ですが」

「そうか楽しみだ」

拠点に到着した。

「ここです着きました」

「これが魔法で?凄いな……この周辺の家とかも?」


「そうですね。一部魔法ではないものも含まれますが」

「ツバキの魔法を使えばこんなことまでできるのか……これは危険だな」


「危険ですか?」

「この能力を知ったら欲しくなる人が多いだろうな」


「そう……なんでしょうか?」

「貴族に成ってある程度の爵位は有った方が良い。王様の判断は正しかったと言えるな」


「自分では荷が重いと思うのですが……」

「最初から何でもできる人間は居ない。色々試してみたら良い、失敗も経験だ」


「それと……言いにくいのですがここには地下室が有りまして、一つは避難用なのですが、もう一つは特殊な力で出来たお店でして……」

「それは儂らが聞いても良い話なのか?」


「良かったら見ます?」

「少し怖いが……気になるな」


「では行きましょう」

地下室に降りて行った。

「ここがそうなんですが」

「地下に建物が有るのか?」


「そうなんです。と言うかですね、ここお店なんです」

「誰も居ないが」


「そうですね……例えばここに木の枝を置きます。で、”板を作ってください”ってお願いしたら……ほら板が完成するんです」

「……どうやって枝から板を作った?」


「私にはわかりません。特殊な力なんです。例えばここなら食材を置いてお願いすると……調理してくれます」

「無人の店か……これは確かに人には見せられないな……これも魔法なのか?」


「魔法と言うよりこの世界を管理している管理人さんから貰えた力なんです。自分の領地しか作れませんが」

「この世界を管理……まあこの能力は隠しておかないと違う意味で大変な事になりそうだ」


「そうですよね。私も危険だと思い地下に隠しました」

「それが正解だな。でもこの能力が有ればツバキ一人で街を作れる事になるな」


「人口一人ならそれは街なのか分かりませんが」

「たしかに」


 色々話したり案内したりしているとすぐに時間が経過して、戻る予定の日に王様が来て驚いた。

「何か有りましたか?」

「男爵……今平屋に戻るのは危険だ」

「私の領地で何が?」


「今貴殿が我が国で暗殺されたと言う事でペスティサイド伯爵の軍が治安維持の名目で平屋を不当に占拠している。我が国に対しては賠償金を払うか戦争かを選べと」

「領民に被害は?」


「正直に言うと分からない。だが治安維持と言ってる以上自らが荒らすことは無いと思いたいが……それと彼らの目的が分かった武器と食料だ。払う金など無いと言ったらすぐに提案してきた。武器と食料と言う事は何処かと戦争する気だろうな」

「儂らはそれに利用されたと言う事か……娘と孫だけでは足りないと」


「他国への侵攻の手伝いは出来ない。出来るだけ避けたいが開戦の可能性が高い」


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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