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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第35話 貴族

一部訂正しましたが内容は変わってません

「なんかそこまで言われると逆に怪しく聞こえるのですが……」

「まあ正直両方に利がある話だからな。ツバキ殿には国からの保護と金銭を、我々は魔物を倒してもらえる……それと勇者かもしれない人を放っておけないからな」


「私は勇者では無いと思いますが」

「複数属性の魔法、圧倒的な戦闘力……勇者以外の何だというのか?」


「何でしょうか?ただ自分では勇者とは思ってません」

「別に勇者に条件等はない。複数属性の魔法を使えるだけでももう勇者だと言ってでいいだろう」


「勇者って物語の中の存在では無かったのですね」

「一般的にはそう思われている……自分達の想像できない実力を持った者は、存在だけで脅威となる。ではどうするか……悪を倒す存在となって貰わないと困るのだ」


「そうですか。想像以上の力は恐怖の対象となると……では王様は私に恐怖は感じないのですか?」

「そうだな……私を殺す気ならこの部屋ごと破壊する事も出来るのでは?」


「まあできますね。しませんが……命って簡単に作ったり奪ったりできる物ではないかと」

「耳が痛いな。国家としては戦争も少ないが有る。でも勘違いしてほしくないが私は戦争をしたくはない。折角開墾した土地を壊したい者は居ないだろ。人が減ると住める土地も減る……敵は魔獣だけで十分だ」


「その考えには賛同します。食べもしないのに命を奪っても仕方ありません。但し守るための戦闘は仕方がないとも思います」

「理解してもらえたようでうれしいよ」


「分かりました。ある程度の自由と他国へ行く自由が有るならお受けします」

「では今日からツバキ殿は男爵とする」


「男爵ですか?!」

「不服か?」


「最初は騎士爵位かと」

「もう魔獣を複数倒した者をか?国と言う組織には信賞必罰が必要なのだ。多大な功績を無視はできない」


「……理解いたしました」

「爵位が低いのもそれはそれで危険なのだ」


「言い忘れてましたが、私は中央王国の平屋の出身ですが国籍は大丈夫ですか?」

「ここに住む者の大半は平屋出身だ。国籍はそのままでも変えても構わない。それは良いが……平屋は最終的に勇者の統治した街だ。これは偶然なのか?」


「偶然……だと思いますが……国籍は拘りはありません。お任せします」

「ではこの国にする。中央王国が何か言ってくる可能性があるからな……先に国籍を移しその後男爵になって貰うので数日待ってもらえるか?」


「急いでないので……そうだ私に管理する地を少しの間貸していただけませんか?」

「構わないがいいのか?旅に行きにくくなるぞ」


「とりあえず少しの間だけでも……親切すぎて心配な人達が居るので」

「どこだ?」


「子鹿です」

「良いのか?あの辺りは獣も多く先には魔獣が居る森もって……あれ?最適なのでは?」


「そうなんですか?魔獣を倒して拓けたらその分は?」

「好きにしていい。これは好条件だな。……貴族の知識も必要だろうアナベルを君に預ける。好きに使え。結婚してくれてもいいぞ」


「結婚は分かりませんが本人の許可はよろしいのですか?」

「彼は反論はしないだろ。良くも悪くも男爵家の次男だ。好機と考えるだろ」


「本人の許可があるならお願いします」


 その後正式にアナベルは私の部下として子鹿地区へ赴任する事となった。

「アナベル……良かったの?私の部下扱いとなるけど」

「構わな……構いません。正直に言うと貴女は私の常識を良くも悪くも破壊してくれそうで……心中複雑なのです。楽しそうでもあるし不安でもある」


「不安の方が大きいでしょ?」

「正直平民の冒険者がとは思わなくもないが貴女ならいい意味で常識を破壊してほしいとも思ってる。統治に関しては私の家からも応援が来るし、私も手伝えると思う」


「そこは”俺がなんとかする”位言わないの?」

「……経験が無いので。適当な事は言えない」


「真面目ね。まあいいわこれからは敬語不要よ」

「部下の手前そう言う訳には」


「ではこういう二人で話してる時だけでもね。昨日まで普通に話してたのにいきなり敬語になんて違和感が凄いのよ」

「本当に貴族っぽくない人だ」


「悪い?」

「貴族としては悪いと思うが個人としては面白い。今までの常識が通用しない」


「こんな人間も居るのよ。本当は権力なんて要らないの……政治なんて自分達で考えて自分達で責任を負うべきなのよ。でもいきなりは変われないと思うからね」

「凄い事を簡単に言う……それは政府批判にも聞こえるぞ」


「批判する気は無いのよ。将来的にそうなって行けば良いなって話よ」

「まあここだけの話として聞いておくよ」


「まあ何かと非常識かもだけどよろしくね」

「なんだ急に素直だな……こちらこそよろしく」


「そう言えばサザンカ……最近静かね」

「私のお姉様が貴族なの?」


「……大丈夫?」

「私貴族の家族?」


「ごめんね勝手に決めて」

「お姉様、謝らないで。少し混乱してるだけなの……じゃなくてだけですわとか言わないと駄目なのかな?」


「何か貴族を勘違いしてない?ってよく考えたら私も良く知らないわ」

「お姉様……どうしましょう?」

「なあ二人とも……悩む所はそこではないだろ」


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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