第18話 再会
登場人物その他に設定足しました。
「何だこれは?……魔獣の肉だよな……これは何と言うか。そう簡単に言うと普段使う肉より美味い。これを少し売ってくれないか?安めだと助かる」
「ではこれを」
一つの数キロありそうな肉の塊を渡した。
「これで……対価は?」
「無料でいいわ。その代わり木の玩具とかないですか?出来たら交換で」
「玩具って……どちらのだ?」
「私達じゃなくて赤ちゃん用……言い忘れてました」
「それならすぐに用意できる。この肉と交換でいいのか?」
「いいわ。足りないなら追加を……」
「いや。一応こちらも貴族だ。不平等な交換は……出来ない」
「宿泊費です」
更に数キロ渡した
「これは賄賂に……でも美味い肉……でも客に宿泊費を求めるなど……」
「正直言うと私達だけでは消費に時間がかかるのと重いのです。今は馬車が有りますが」
「わかった。玩具を持ってくる」
沢山の玩具を持って戻って来た。
「ではこれと交換で」と一つを選んだら
「え?全部だよ……」
「これをですか?」
「そうだ」
「持って行けと」
「多いか?」
「というか何でこんなに?」
「親戚達でもうすぐ子供が生まれそうな所が複数あってな」
「では、その方達用に残してください」
「対価にならない」
「ではもう一つ。これで後はその子供さん達への私からのプレゼントと言う事で受け取ってください」
「わかった。ありがとう」
大量の玩具を運ばずに済んだ。
この日は借りた部屋に戻り寝る事にした
「移動しながら玩具売るって事も出来たのでは?」
「やめてサザンカ。これ以上荷物を持つのは危険よ」
「お姉様なら何でもできそうだから……」
「ゲームの販売なら経験あるけど」
「ゲーム?」
「玩具みたいなものね……ねえ何でそんな目で見るの?」
「いえ。出来るのかと」
「全然違うわ。違うのよこの世界とは」
「ごめん。お姉ちゃん泣かないで」
「え?どうしたのサザンカ」
「私が無茶を言ったから?」
「あっ、多分違うの。妹……前世の妹にゲームを買ったのでもね、一緒に遊ぶ事が出来なかったんだ」
「私以外にも妹居たの?」
「前世よ。でもね私を置いて先に逝ってしまったのよ。良い子だったのにね」
「私は長生きするから大丈夫よ、お姉ちゃん。でもいい子かは分からないけど」
「サザンカは良い子よ。私の自慢の妹だから。さあもう寝ましょうか」
翌日朝食後出発した
「谷の上で良かったよな?」
「そうです」
「その家まで行こうか?」
「いえ、観光がてら歩きたいので入口で」
「わかった。入口からギルドは近いから何か有ったらそこに行けばいい」
「ありがとう」
思ったほどの時間もかからずに着いた。
「ここが谷の上……ついに来たねサザンカ」
「はいお姉様。久しぶりに会えますね」
「ここまでありがとう。助かりました」
「ここら辺は寒いから気を付けろ。あと知らない人には付いて行くなよ」
「一応成人してるんですけど……」
「見た目がな。不安なんだよ」
「大丈夫。近くに仲間が居るから」
「そうか。気を付けてな。楽しかったぞ」
凄く心配された。嬉しいけど少し恥ずかしい……。
馬車から降りて色々回ってみた。だいたい街の中は把握できたので目的地に向かった。
到着したのでドアをノックした。
中から声が聞こえたので言った
「ツバキとサザンカです」
ドアが勢いよく開いた。
「久しぶりね。上がって」
「久しぶり。ミラ」
中に入るとクアと赤ちゃんが居た。
赤ちゃんが寝ているので小さな声で話しかけた
「クア。久しぶり」
「えっ?ツバキ?サザンカ?」
大きな声だった……当然赤ちゃんは起きた。
「なんで小さい声で話しかけたと?……ミラこんな人とで大丈夫?」
「お世話も手伝ってくれるし。良い人よ」
「それは良かった。そうだプレゼント。これどうぞ……ってまだ名前ないのよね」
「そうよ5歳までは名前ないからね」
「無事に5歳を迎えて欲しいわね」
「私たち夫婦で頑張って守るわ」
「何かミラ強くなった?」
「子供出来たからね」
「そうか。そうね……自分の子供か……想像できないよ」
「意外とサザンカの方が早く産みそうね」
「そうかも。別に結婚だけが幸せでは……って既婚者の前でごめん」
「いいのよ。多分貴女は私より大きなことしそうだし貴族とか……って気付いたけどこの玩具は?」
「私達からのお祝い」
「いやこれ貴族とか用では?」
「そうね。貴族の方から譲って貰ったけど未使用よ」
「そんな高級な物……」
「おめでたい事だから使って。また次の子も出来るかもしれないし」
「そんな一人でも大変なのにまだ無理よ」
「まだ、か。楽しみね」
「そう言う意味じゃなくて。そのお金の事とかね……」
「そう。まあそう言う事にしておくわ」
「ツバキこそ相手は……ごめん」
「大丈夫よ。逆に幸せな家族を見せて。私が結婚したくなるように」
「……そうね。分かった」
「無理そうなら別れても良いのよ。ミラと子供一人位なら私が養うわ」
「養えるほど稼いでるのか?」
「そう言えば昨日魔獣倒したよ」
「「はい?」」
「えっ?熊の魔獣だよ。ギルドに預かってもらってる……」
「何人で戦った?」
「私一人、以上」
「実話なの?」
「これその肉。食べよう!」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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