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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第105話 新しい国名

一旦この話で終わります

 なんか少し詐欺にあった気分だった。私は簡単に王から元に戻れない……。

確かに王に成ってすぐに返すと言う訳にはいかないのは分かるが。

私が王と言っても実務は旧王家がやってくれているので困る事はないが、最近北帝国と西山口国が旧国王同士でよく会談している。半分宴会みたいな感じだが、国同士仲が良いの方が良いと思った私は放置していた。

 それから年単位の時間が経過したが、結局国王の座を返せてはいない。国内で色々発生する問題を解決していたら時間だけが経過していた。

これからの事を悩んでいるとサザンカが近くに来た。

「サザンカ、そろそろ旅を再開したいね」

「そうだね。遠くに行きたいね」


「ごめんね、私が国王なんかになったから……」

「あの時はそれしかなかったと思うよ。あの時皆を見捨ててどこかに行くような人はお姉様では無いと思う」


「ありがとう」

「でも、旅に出ても良いの?」


「大丈夫だと思う。もう北帝国と西山口国との間には国境も無くなったし、何か起こっても殆ど自分達で解決できるようになってきたし」

「ならお姉様も国王卒業かな?」


「そうね、もう終わりで良いと思う」


翌日元国王二人と話し合った。

「もう私が国王を引退しても良いと思うのですが、まだ壊せない建物が有るのも知ってます。ですからこれからは実務は完全に任せて、私は旅に出ても大丈夫でしょうか?」

「旅に……最初からそう言う約束だから、この国の事を任せてくれるなら何時でも行ってもらっていい。何か有ったら魔法で連絡はしても大丈夫かな?」


「それは当然大丈夫です。ではこの国の事は任せて私達は旅に出ますね」

「畏まりました」


 そこから準備はすぐに出来たので、サザンカと旅に出る事になった。

「お姉様、簡単に許可が出たのですね」

「そうだね。なんか嬉しそうに許可くれたよ」


「嬉しそうに?何か有るのかな?」

「自分たちでやりたい事とか有るのかもしれないね」


「そう言う事なのかな?まあいいか」

「そうだね。もう国の事は任せたのだし何も言わないよ」


「私もそろそろいい出会いが無いか期待してるし……」

「そうね。サザンカは良い人見付けて結婚して欲しいわ……私は多分長い時間生きるから、結婚とかはまだ考えられないけど……」


「私に子供が出来たら、守ってくれますか?」

「当然よ。子供でも孫でも……私が元気な限りは守るわ」


「なら安心して結婚できそうです」

「そうね。何が有っても私が付いてるから安心して。でも多分サザンカも魔力多いから普通の人よりは長生きするよ」


「それなら結婚相手もレベルアップしてもらってともに長生きしてもらいます」

「それは良い考えかも……でもその前に相手を探さないとね」


「と言う事で色々な街に行きましょう!」

「そうね。楽しみね」


 二人は何も知らずに楽しい旅に出た。


 その頃北帝国では旧西山口国王と会議をして、新しい国をつくることが決定していた。

二つの国を合併し新たな国をつくる。それは決まっていたのだが、問題は名前をどうするかだった。

国名は国民たちも一緒に考えたのだが、結果として出てきた名前がツバキ王国だった。


 ツバキとサザンカの2人はそんな事も知らずに旅をしていた。特に連絡も無かったので、国名が決まり、各国に発表され、その名前が広まるまでその事に気付いてなかった。

新しい国名を遠い街で聞いた私達は急いで旧北帝国の王城に転移した。

近くに居た人に声を掛けると、すぐに元国王たちと会う事が出来た。

「この国名は何ですか!?」

「国王がツバキ様の国なのでツバキ王国です」


「いや国王の座は返すと……」

「でも今はツバキ様が国王ですよね?それに旅に出る時に私達に任せると言ったのをお忘れですか」


「確かに言ったけど、国名を変えるとは聞いてません」

「それは言ってませんが、二つの国が合併したのです。名前を変えないと分かりにくいでしょう」


「でも何でこんな名前に……」

「これは国民からも募集した結果で、私達だけがが考えたわけでは有りません」


「名前の変更を希望します!」

「もう各国に発表した以上簡単には変えられません。そう言うのは先に言っていただかないと」


「先にって……そんな話聞いてない」

「はい。国の事は私達に任せられていたので」


「わかった。もういいわ。当分変更しなければいいのね」

「そうですね。これからも私達に任せて頂けるのなら旅に戻っていただいて大丈夫ですよ」


「任せるの怖いな……だけど理解はしました。納得は出来ないけど」

元国王二人は笑っていたが……私としては笑えない。


 こうしてまた旅に戻ったけど、この先も国が大きくなるなんてこの時は知らなかったし、想像もしてなかった。

始まりは家族に殺されそうになって逃げだして冒険者になろうと思っていたのに……まさか国王になるとは思ってなかった……国名はまた数年か、数十年後にでも変えたらいいかなと思っている。

血は繋がって無いけどサザンカと姉妹として楽しく旅も出来ているし、これからも色々な事を楽しんで行こうと思います!


ここまで読んで頂きありがとうございます。この国が今連載中の 妹に呼ばれて異世界へ につながってます。


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