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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第104話 思惑

 ダンジョンの捜索を始めたがまだどこにあるのか分からなかった。

私達は、捜索はレオさんに任せて、被害のあった場所に向かって仮に住む場所を提供したり、負傷者の治療を優先した。

そうして何か所かの救助を終えた時に魔獣が多い地点が見付かったとの連絡が入った。住民の救助が終わるとすぐにその場所に向かい、集まっていた魔獣を倒し、その先を見に行くとダンジョンを発見した。


 ダンジョンが見付かったので今までの救助は急ぐ場所以外を軍に任せて私達はダンジョンの近くにポイントを使って堀と壁をつくり魔獣が出入りできないようにしたらサザンカが話かけて来た。

「お姉様、この壁って意味あるの?」

「この辺りの生き物が中に入って魔獣化しないようにと、中から魔獣が出た時に外に広がらないようによ」


「でも壁つくったら定期的にここを確認しないと逆にここに魔獣が集まって危なくない?」

「その時は……火の魔法で一気に倒せるよ」


「……それってお姉様しか出来ないよね?まあいいか、それより中の攻略はどうする?」

「そうね……前回下攻略の慣れた人たちとか集められるかな?」


「少し時間かかりそうだけど、その方が良いかもね」

「それとこちらの軍からも希望者は連れて行くつもりよ」


「なんで?」

「簡単な話よ。将来どこかでまたダンジョンが見付かっても北帝国しか対応できないってなったら困るでしょ?」


「そう言う事か……了解!それならレオさんには私から希望者集めるように言って来るね」

「ではその間、北帝国側に戻って前回の人達集めて来るよ」


 私は北帝国に戻り、前回の攻略した人達を探した。マートル副隊長含めてほとんどの人が見付かったので直ぐに準備してもらいダンジョンに向かった。

西山口国側も希望者が集まってたようで、合計するとかなりの人数となった。人数が多いのでまた前回の攻略時と同じ様に新人1人に慣れた人が1人で組んで10人で1小隊として動いてもらった。


 ダンジョンの攻略自体は慣れていたので早かった。ここのダンジョンは深さも無かったのですぐにボス戦となり、まだ普通の兵士にはボス相手は危険なので、私達3人でボスと戦い倒した。同じように数か所ダンジョンが見付かったので次々に攻略していった。


「レオさん、これで西山口国内のダンジョンは全部攻略できたと思う」

「そうだな……しかしこんなにダンジョンが有るとは知らなかった」


「そうだね。こんなにあるとは思ってなかったけど、もうこれで私が国王も終わりかな……というか国王が最前線で戦うって本来間違ってるよね?」

「そうだな。しかし他の人には真似できないから、申し訳ないことしたな」


「いや謝って欲しい訳では無いのよ。でもこれで王をやっと辞められるわ」

「その事だがな、悪いがまだ続けてくれ」


「なんで?」

「簡単な話だ。まだ貴殿がつくってくれた建物を壊されたら困る事、もしかしたらまだダンジョンが有るかもしれない事……その辺りを考えたらもう少しの間続けて欲しい」


「確かにダンジョンがもうないとは言えないし、私の領地で無くなったら今までつくった建物は壊さないといけないけど……確かにそうか。またもう一度作るって大変だからね。分かったもう少しだけ続けるよ」

「助かる。急に国中につくられた住宅が消えたら困るからな。今建て替えを進めているが、かなりの数が破壊されたからな……終わるまでに時間がかかる。でも国内のほとんどの仕事は旧王家が担当するから貴女は休んでいて欲しい」


「私にも本来の領地が有るから戻るわ。また経過を聞きに来るね」


私達は久々に北帝国側に戻り、子鹿の拠点に帰った。

「何かここが自宅って感じね」

「長い間出ていたから少し汚れてますね」


「そうね。皆で掃除しようか?」

「そうですね」

「手伝います」


3人で掃除をしていると、最近この組み合わせが増えたけど昔なら考えられないなとふと思った。

掃除も終わり、街に買い物に出たら何故か皆から国王様と呼ばれた……。

食材を買うのに寄った店の人に聞いてみた

「何で皆私の事国王って呼ぶの?」

「あれ?領主様は国王様になったと聞いたのですが?」


「間違ってはいないけど、今だけの限定よ……もうすぐ領主に戻るわ」

「国王ってそんなに簡単に変われるのですか?」


「普通は無理ね」

「そうですよね?最近国から国王が変更になったと聞いたばかりなので……」


「どこで聞いたの?」

「聞いたというか、そこに掲示されてますよ」


よく見たら国からの告知として国王が私に変わると書いてある……これもしかして国内全域に置いてないよね……。

私は食材を受け取るとそのまま城に転移した。

転移すると近くに元国王が居たので話しかけた。

「あの掲示は何ですか?あれを見た住民達が私の事国王と……」

「間違ってないと思うのだが?」


「そうですけど、私は一時的な国王です……戻る時に大変ですよ」

「戻る?もう無理だと思うが……貴殿のつくった建物をどうするつもりだ?色々作ったと聞いているぞ。全部壊すのか?」


「……すぐには壊しませんが」

「元に戻すまで何年かかると思っている?その頃には私は引退だ……」

 

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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