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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第100話 騎士爵

当初100話位で一旦終わる予定だったのですが……

 バーストとサザンカは少しずつレベルを上げていった。

バーストの余裕が出来るとすこしずつダンジョンの深い所に進んでいき、敵の数が増えてくるとサザンカと組んで二人で戦いだした。

「二人とも強くなったね。少し外に出て魔法の練習もしようか?」

「「はい」」


ダンジョンから出てサザンカは収納、バーストは火と水の魔法を練習し、バーストは新たに水の魔法が使えるようになった。

「私との差が無くなって来た」

「まだまだサザンカ様の背中は遠いです」


話していたらアベリアから連絡が入り至急王城に来て欲しいと呼び出しが有った。

私達はそのままの姿で城まで転移した。城の中は凄く騒がしかった……。

「ツバキ様!国王がお呼びです至急ついて来てもらえますか?」

「分かりました」

ついて行くと、寝ている人が多数いて、皆顔色が悪くかった。

すぐ先に寝込んでいる王を見付けた

「ツバキ殿か……皆毒を入れられたみたいだ……」

「すぐに治療しますね」

体の中の悪い部分を探しそこを魔法で治療するとすぐに顔色は戻った。

私達は手分けして全員の治療を開始した。

「私でも治療できるけど……お姉様に比べたら時間がかかるのは何故なのでしょうか?」

「私はもっと時間がかかります。多分魔力量でしょうか?」


「それも有るけど、私は悪い部分のみに魔法を使うから早いのよ。二人みたいに全体を治療する方が良いのだけど、毒の治療を優先したいから」

「そんなのお姉様にしか出来ません」

「そうですね。でも私でも役に立ててうれしいです」


そして、皆の治療が終わった。

「ツバキ殿、サザンカ殿、そしてバースト殿。来て頂いて助かった。そしてこれは提案なのだが、サザンカ殿は今まで姉の後ろに隠れているが十分に活躍されている。この機会に騎士爵に叙爵しようと思うが……どうだろうか?」

「私と同じようにある程度の自由を保障していただけるのなら希望します」


「それは必ず保証する。では今日からサザンカ殿は騎士爵だ」

「ありがとうございます」


「これからも活躍を期待している」

「全力で頑張ります!」


その後子鹿の拠点に戻って来た。

「サザンカおめでとう。国からも認められたね」

「おめでとうございます」

「ありがとう。でもお姉様が居なかったらこんな機会なかったから」


「でもサザンカの努力が認められたのよ。それは誇っても良いと思うわ」

「そうだね。でも実感ないな……」


「それは分かる。わたしも貴族に成ってすぐ……今でも自分が貴族って実感ない」

「それはそれでどうなのかと思うけど?」


「貴族っぽくする必要なんてないんだし、別に問題ないでしょ。実感は無いけどここに住んでくれてる人は全力で守るよ」

「確かにお姉様はそのままでいいのかもしれない。というか私も変わらないと思う」


「そうよサザンカはサザンカ。別に変る必要はないわ」

この日はお祝いという名の焼肉だった。


 翌日以降サザンカに対する見合いの希望者が多数来た。

「サザンカ人気凄いね」

「多分お姉様と縁が欲しい人じゃない?」


「何で私……ってそうか。私相手は怖いのね……」

「それも有るけど、お姉様は伯爵。下級貴族では結婚は難しいが、私なら騎士爵……近付きやすいと」


「そんな相手は駄目よ」

「分かってるよ。それにお姉様が結婚するまで私は結婚する気は無いし」


「それは駄目よ。私は多分結婚できないし」

「成長の事?」


「そうよ。私って魔力のせいか成長できないから……」

「確かにそうかもしれないけど、長生きするのでしょ?」


「そうよ……でもね多分その頃には今居る人達なんて誰も居ないわ……」

「私は長生きするよ。だから頑張って魔力増やしてる」


「でもサザンカの体は成長してるわ……」

「確かにお姉様と比べてら成長してるね」


「まあ難しい事は良いか……まあ一応目を通しておいて。御断りの手紙書くのも大変だから頑張ってね」


数日間サザンカは訓練する時より(精神的に)疲労していた……。


 バーストとの魔法の訓練をしようとダンジョン付近に行くと偶然狼の魔獣が3頭近付いて来た。

「魔獣が居るけど、サザンカとバーストは戦える?」

サザンカは大丈夫だがバーストは自信なさそうだったのでサザンカが1頭、私が2頭と戦い倒した。

倒した後はバーストに魔力の抜き方や処理の仕方を教え肉を焼いて食べた。魔獣の肉を食べるだけでも少し魔力は上がる。

 

 その後も訓練を続けサザンカもバーストも魔力がかなり増えたので一旦特訓は終わった。

その後特に何事も無く時間が経過していると思っていたがある日事件が起こった。


「ツバキ様……城から緊急の呼び出しです」

「了解アベリア……すぐに向かった方が良いの?」


「そうですね。急ぐそうです」

「わかった。今すぐ行ってくるわ」


私は転移で城へ向かった。

城に着いたら国王が近くで待っていた。

「何か有ったのでしょうか?」

「大変だ。西山口国と我が国でもダンジョンの氾濫と思われる魔獣の大量発生がおこった」


「どう言う状況ですか?」

「簡単に言うと絶望的だ」


「そこまで……住民の方は?」

「大半が現在逃げてはいるが……。軍も出てるが敵の数が多すぎる」 

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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