26.jolibee!!!!
ミゲルが沢山のチキンを持って来た。席に着くなりそれぞれのチキンを配りだした。チキン以外だと、ポテトと包み紙に包まれた謎の物体も人数分見える。
チキンは俺と隼人の前に赤く「HOT」と書かれたチキンが。服部さんの前には普通のチキンが置かれた。これは辛そうだ。
「サイドメニューも配りマスね」
「はーい」
とうとう来た。ミゲルが持ってきてくれた瞬間から気になっていた包み紙で包まれた謎の物体。近くで見ても尚わからない。とりあえず食事を開始してから中を開けてみる。
「では、いざ!実食!いただきます!」
服部さんの掛け声に続いて俺らも
「いただきます!」
一目散に謎の包み紙を剥いだ。するとそこからは思いもよらないものが現れた。
「米だ」
2人も驚いている。
「えぇ!?」
「うわあ!ほんとだ」
あまりにも意外なものが出てきてリアクションが取れなかった。お米単体が包み紙に入っていたのだ。日本ではありえない光景に戸惑う。
「まるでおにぎりだな」
隼人がボソッと呟いた。
「あ~それはそうかも。おにぎりに感覚は近いね。ラップで包まれていると思えばおにぎりだな」
俺は納得した。
「チキンにお米なんで相性抜群じゃないか。樹里」
「間違いない」
隼人は次にチキンを食べている服部さんに質問した。
「服部。チキンはどうだ」
「これはかなり美味しいね。皮が特に美味しいよ。お米とも合うから何個でもいけるね!」
「服部が美味しいと言うなら間違いはないか」
「うむ!ただ、君たちのそれは辛いからな」
「あ、あぁ」
隼人はちょっと臆している。その気持ちはわかる。チキンが明らかに赤みがかっているのだ。辛さを主張してきている。だが、負けてられない。では、食べる。
「あ、辛ッ!!」
「おぉ・・樹里これは辛いね」
なかなかスパイシーで辛さを感じる。ただ、食べれない程ではない気もする。慣れれば絶対美味しい。
「ぐあっ・・」
でも、これは辛い。だが、美味い!
俺と隼人は若干の汗をかきながらチキンを食べ進めた。
「完食!美味い!」
俺は結局かなりの汗をかいて完食した。味の感想を述べるとするなら超美味かった。辛いチキンを食べて、お米を食べて、ポテトという流れが最高だった。これで辛さを和らげることが可能であり、尚且つ相性抜群だった。最高だ。ちなみに服部さんは既に食べ終わっている。
「おぉ~樹里食べたね~汗凄いけど」
汗のことを服部さんに言われてしまった。それくらい辛いのだ。
「はい凄まじい汗です服部氏」
「見ればわかるよ」
辛いもの好きならばわかるだろうが、辛いものを食べた時はキツさがあるのにも関わらず、食べ終わるともう辛い物を欲し始めるのだ。これが辛い物好きというもの。
俺が食べ終わって直後隼人も汗をかきながら完食した。隼人はなんなら俺よりも汗をかいていてサウナにでも入ったのかと思うくらいだった。
ちなみにとっくにミゲル達は食べ終えている。
「では、出マーース!」
「はーい」
俺たちは満足してジョリビーを出て、車に向かうためにショッピングセンターも出た。かなり充実した一日がこれで終わることになる。なんとも楽しい旅だ。




