設定資料
・真野美春 まの みはる
cvイメージ:種崎敦美さん
出茂野ゲートウェイ駅の駅員。27歳。
身長169cm 体重標準 B控えめ W標準 H標準
白のブラウス、黒のワイドパンツ、髪型はポニーテール
黒のトートバッグ
・丹羽多鶴美 にわ たづみ
cvイメージ:小原好美さん
美春の後輩駅員。吸血鬼に変貌。
後の「夜の女王」である。24歳。
夜の女王は黒いチューリップで、多鶴美は自己の象徴として用いる。
身長148cm 体重標準 B控えめ W標準 Hやや大
白の花柄ワンピース、リボン付きの白いメッシュ帽、白いミュールサンダル、髪型はボブショート
・柊小雪 ひいらぎ こゆき
cvイメージ:大森日雅さん
警視庁公安部第二機動捜査隊第二小隊員、巡査長。
修験道系統の術者。31歳。一児の母。
身長155cm 体重標準 B標準 W標準 H安産型
白の着物スリーブ、緋色の袴のような膝丈プリーツスカート
白のニーハイソックス、バックベルト付きのゲタ
セミロングをパッツンカットにして、大きな紅白のリボン
・江夏功児 えなつ こうじ
cvイメージ:立木文彦さん
警視庁公安部第二機動捜査隊主任・第二小隊長、警部補。
36歳。
身長175cm 体重やや重
オートマグⅢ 特注シルバーモデル
AMT社(Arcadia Machine and Tool Inc.)からオートマグの後継機種として発売されていた拳銃のシリーズ。「オートマグ」の名を冠しているが、基本的にはコルト・ガバメントのコピーモデルをベースにした銃。
オートマグそのものは映画『ダーティーハリー』で主人公役のクリント・イーストウッドが使用した銃である。44マグナム弾を射出できる自動拳銃として開発されている。
オートマグⅢはM1カービンの使用弾薬である「30カービン弾」を使用する。30カービン弾はライフル弾として位置づけられているが、実際はリボルバー用実包を改造したものであり、ライフル弾の中では全長が短く威力も低い。このことから30カービン弾を拳銃用マグナム弾と見なして採用した。別名「ボディアーマーキラー」。
なお、日本の警察官が持つような拳銃ではない。
・秋月竜子 あきづき たつこ
cvイメージ:佐藤利奈さん
警視庁公安部第二機動捜査隊第二小隊所属。
巌流の使い手。外見年齢28歳。家紋は七宝に花菱。
十六世紀末から生きている。
身長163cm 体重やや重 B控えめ W細腰 H標準
濃袴に黒の小袖、足元は黒のパンプス
蛍丸 総長4尺5寸(約136.36センチメートル)、刀身が3尺3寸4分5厘(約100.35センチメートル)という大太刀。
表のはばき元には護摩箸の刀身彫刻が、裏にははばき元から切先方向に向けて「長六寸八歩」の素剣の刀身彫刻がある。
元々は阿蘇氏に伝わる刀だが、戦後の混乱期以降は所在不明。
作中では竜子姫が自身の愛刀にするために、鋳つぶされる前にGHQから強奪したことになっている。
・千村正雄 ちむら まさお
cvイメージ:大塚明夫さん
美春の叔父。第九十七代掃部允。
百足切で戦う退魔師。46歳。
身長170cm 体重標準
黒のスラックスに、青と白のストライプシャツ
百足切 刀身が二尺五寸の刀。
藤原秀郷が大百足を退治するのに、龍神から与えられた太刀。
本来は「蜈蚣切」と表記される。伊勢神宮に奉納されている。
作中では奉納されているのは打刀に直すのに見本として製作された刀とされ、本刀は千村家で実戦に使用されていることになっている。
・千村白 ちむら つくも
cvイメージ:村瀬歩さん
美春の従弟、正雄の子。16歳。
身長162cm
ジーパンにポロシャツ
前髪を伸ばして目元を隠すようなマッシュルームカット
他人を畏怖させる目付きを隠している
・中土警部 なかつち
cvイメージ:小山力也さん
警視庁公安部第二機動捜査隊の隊長。45歳。
正雄の同期。
・来井戸大 くるいど だい
cvイメージ:細谷佳正さん
出茂野駅を設計した建築士。その目的は永遠の命を得ること。
その為に大規模殺人事件(生贄)を起こす。
悪魔の力を利用して、現在の地位を得た。
・阿久津魁 あくつ かい
cvイメージ:小西克幸さん
出茂野市市長。来井戸の友人で、都市計画の立案者。
悪魔の力を利用して、現在の地位を得た。
・駅長 cvイメージ:甲斐田裕子さん
女性。来井戸、阿久津の友人。
悪魔の力を利用して、現在の地位を得た。
身長157cm やや太め
・後茂利 ゴモリ
cvイメージ:たかはし智秋さん
妙齢の美女で、出茂野駅のギャラリーホールを管理。
身長160cm 標準体型
中東系の顔立ちで、長い亜麻色の髪と左目尻の泣き黒子が印象的。細身の身体を包むのは黒いスーツで、大胆に膝上までスリットが入ったミモレ丈のペンシルスカート、黒のピンヒールを履いている。
・朱鳥 シュトリ
cvイメージ:神谷浩史さん
後茂利と行動する美男子。人気占い師。
身長180cm 痩せ型
七分袖の空色のシャツにグレーのスラックス。
・亜門 アモン
cvイメージ:中村悠一さん
市長の秘書。
・多壊 たえ
cvイメージ:赤崎千夏さん
多鶴美の犠牲者の一人で、従僕となる。三姉妹の長女。
身長158cm 体重軽い B標準 W細い H標準
胸元から肩に掛けてがレース飾りになっている白のノースリーブ、朱鷺色の膝丈チュールスカート、髪型はセミロングをアップ
・屍鶴 しづる
cvイメージ:赤尾ひかるさん
多鶴美の犠牲者の一人で、従僕となる。三姉妹の次女。
身長155cm 体重やや重 B標準 Wやや太 H安産型
デニムのオーバーオール、髪型はツインテール
・出茂野市
人口16万人、コンパクトシティ構想で住民は駅周辺から南部に集住し、多くのビルが建ち並ぶ。
町の外周と中央を環状線が通る。直径7km。
設計者の市長は「雪の結晶をイメージした」と主張しているが、街路で六芒星を形成している。
北部を山岳、南東に川、西にゴミ処理施設と汚水処理施設、南西丘陵地帯には牧場と果樹園(梨)が広がる。
・出茂野ゲートウェイ駅ビル
地下三階、地上十階建てのビル。
駅ビルは直径三百六十五メートルの円に収まる六角形。
2階もある駅は島型のプラットフォームで、中央にエレベーター二基、エスカレーター三基が設置されている。
地下は食品売り場と、駐車場。
建物の角に展望エレベーター六本。
1階 コンコースホール
2階 駅ホーム
3階 コンコースホール
4階 ギャラリーホール、図書館
5階 オフィス
6階 オフィス
7階 ホテル
8階 ホテル
9階 ホテル
10階 展望レストラン
屋上はヘリポートが設置されている。
・自衛隊のヘリコプター
ボーイングCH-47JAチヌークである。
最大55名が搭乗可能。時速290kmで飛行する。
・警視庁のヘリコプター
シコルスキーS-92Aおおぞら2号である。
乗客19名が搭乗可能。時速280kmで飛行する。
令和二年四月に登録抹消された。
作中では警視庁公安部第二機動捜査隊の支援機として運用を継続している。
・千村家
埼玉県比企郡に本家がある。
初代掃部允は遠宗と名乗り、妻が源頼朝の乳母を務めていた。
先祖に俵藤太こと藤原秀郷がおり、「百足切」は秀郷の遺品である。
一族は鎌倉時代初期に滅亡の憂き目に遭うが、退魔師としての命脈を保って朝宗の系統が歴史の闇へと消えた。
以来、退魔師として活動する者が「掃部允」を名乗り、当主は一族の最高官位である「右衛門尉」に因んで「遠右衛門」を名乗る。
・警視庁公安部第二機動捜査隊
現実には存在しない部署。
公機捜は爆弾テロやゲリラ事件が発生した際、いち早く現場に急行し、現場周辺での聞き込みや目撃者の確保といった初動捜査を行う部署で、第二機動捜査隊は超常現象に特化した組織で秘匿性が極めて高い。
鑑識能力も備えており、霊障などの非科学的な事象の分析と原因究明を実行し、必要に応じて排除(除霊)を行う。
作中では出茂野市内で発生していた連続不審死の捜査に派遣されていた。
・ゴモリの外見特徴を本文から抜粋して添付しました。
・シュトリの服装を本文から抜粋して添付しました。
・出茂野市の概観図を添付しました。
・女性の胸に関して
控えめ AA~A
標準 B~C
大 D~E
・没ネタ
「真野くん、何か武器になるようなものはあったかな?」
「不審者を取り押さえるのに、刺股があったはずです」
「刺股か、無いよりはいいか」
「スコップとか」
・NGシーン
春巻を食べて転げ回る多鶴美。
「これで、勝ったと思うなよ」
「カット!」
撮影が止まる。
「多鶴美ちゃん、違う番組のセリフだよ」
「す、スミマセン」
参考資料
◎警察官職務執行法
昭和二十三年七月十二日法律第百三十六号
(この法律の目的)
第一条 この法律は、警察官が警察法(昭和二十九年法律第百六十二号)に規定する個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防、公安の維持並びに他の法令の執行等の職権職務を忠実に遂行するために、必要な手段を定めることを目的とする。
2 この法律に規定する手段は、前項の目的のため必要な最小の限度において用いるべきものであつて、いやしくもその濫用にわたるようなことがあつてはならない。
(質問)
第二条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。
2 その場で前項の質問をすることが本人に対して不利であり、又は交通の妨害になると認められる場合においては、質問するため、その者に附近の警察署、派出所又は駐在所に同行することを求めることができる。
3 前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。
4 警察官は、刑事訴訟に関する法律により逮捕されている者については、その身体について凶器を所持しているかどうかを調べることができる。
(保護)
第三条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して次の各号のいずれかに該当することが明らかであり、かつ、応急の救護を要すると信ずるに足りる相当な理由のある者を発見したときは、取りあえず警察署、病院、救護施設等の適当な場所において、これを保護しなければならない。
一 精神錯乱又は泥酔のため、自己又は他人の生命、身体又は財産に危害を及ぼすおそれのある者
二 迷い子、病人、負傷者等で適当な保護者を伴わず、応急の救護を要すると認められる者(本人がこれを拒んだ場合を除く。)
2 前項の措置をとつた場合においては、警察官は、できるだけすみやかに、その者の家族、知人その他の関係者にこれを通知し、その者の引取方について必要な手配をしなければならない。責任ある家族、知人等が見つからないときは、すみやかにその事件を適当な公衆保健若しくは公共福祉のための機関又はこの種の者の処置について法令により責任を負う他の公の機関に、その事件を引き継がなければならない。
3 第一項の規定による警察の保護は、二十四時間をこえてはならない。但し、引き続き保護することを承認する簡易裁判所(当該保護をした警察官の属する警察署所在地を管轄する簡易裁判所をいう。以下同じ。)の裁判官の許可状のある場合は、この限りでない。
4 前項但書の許可状は、警察官の請求に基き、裁判官において已むを得ない事情があると認めた場合に限り、これを発するものとし、その延長に係る期間は、通じて五日をこえてはならない。この許可状には已むを得ないと認められる事情を明記しなければならない。
5 警察官は、第一項の規定により警察で保護をした者の氏名、住所、保護の理由、保護及び引渡の時日並びに引渡先を毎週簡易裁判所に通知しなければならない。
(避難等の措置)
第四条 警察官は、人の生命若しくは身体に危険を及ぼし、又は財産に重大な損害を及ぼす虞のある天災、事変、工作物の損壊、交通事故、危険物の爆発、狂犬、奔馬の類等の出現、極端な雑踏等危険な事態がある場合においては、その場に居合わせた者、その事物の管理者その他関係者に必要な警告を発し、及び特に急を要する場合においては、危害を受ける虞のある者に対し、その場の危害を避けしめるために必要な限度でこれを引き留め、若しくは避難させ、又はその場に居合わせた者、その事物の管理者その他関係者に対し、危害防止のため通常必要と認められる措置をとることを命じ、又は自らその措置をとることができる。
2 前項の規定により警察官がとつた処置については、順序を経て所属の公安委員会にこれを報告しなければならない。この場合において、公安委員会は他の公の機関に対し、その後の処置について必要と認める協力を求めるため適当な措置をとらなければならない。
(犯罪の予防及び制止)
第五条 警察官は、犯罪がまさに行われようとするのを認めたときは、その予防のため関係者に必要な警告を発し、又、もしその行為により人の生命若しくは身体に危険が及び、又は財産に重大な損害を受ける虞があつて、急を要する場合においては、その行為を制止することができる。
(立入)
第六条 警察官は、前二条に規定する危険な事態が発生し、人の生命、身体又は財産に対し危害が切迫した場合において、その危害を予防し、損害の拡大を防ぎ、又は被害者を救助するため、已むを得ないと認めるときは、合理的に必要と判断される限度において他人の土地、建物又は船車の中に立ち入ることができる。
2 興行場、旅館、料理屋、駅その他多数の客の来集する場所の管理者又はこれに準ずる者は、その公開時間中において、警察官が犯罪の予防又は人の生命、身体若しくは財産に対する危害予防のため、その場所に立ち入ることを要求した場合においては、正当の理由なくして、これを拒むことができない。
3 警察官は、前二項の規定による立入に際しては、みだりに関係者の正当な業務を妨害してはならない。
4 警察官は、第一項又は第二項の規定による立入に際して、その場所の管理者又はこれに準ずる者から要求された場合には、その理由を告げ、且つ、その身分を示す証票を呈示しなければならない。
(武器の使用)
第七条 警察官は、犯人の逮捕若しくは逃走の防止、自己若しくは他人に対する防護又は公務執行に対する抵抗の抑止のため必要であると認める相当な理由のある場合においては、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。但し、刑法(明治四十年法律第四十五号)第三十六条(正当防衛)若しくは同法第三十七条(緊急避難)に該当する場合又は左の各号の一に該当する場合を除いては、人に危害を与えてはならない。
一 死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分な理由のある者がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき又は第三者がその者を逃がそうとして警察官に抵抗するとき、これを防ぎ、又は逮捕するために他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合。
二 逮捕状により逮捕する際又は勾引状若しくは勾留状を執行する際その本人がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき又は第三者がその者を逃がそうとして警察官に抵抗するとき、これを防ぎ、又は逮捕するために他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合。
(他の法令による職権職務)
第八条 警察官は、この法律の規定によるの外、刑事訴訟その他に関する法令及び警察の規則による職権職務を遂行すべきものとする