第四話 彼女?
誰かに感想書いて欲しい
「俺はホモじゃない…俺はホモじゃない…俺はホモじゃない…」
そう呟きながら俺は、通学路の桜並木を歩いていた。その理由と言うのも昨日可愛い子からの告白かと思いきや………まさかの男からの告白だった。俺は最初に女の子だと認識してたため告白を承諾してしまい、その後男だと知らされたが時すでに遅し、俺は可愛い男の娘と付き合うことになった。
「で?駿昨日のあいつどうしたんだ?」
「あーうん、付き合うことになったよ(棒)」
「なんで付き合うことになったのに報告がそんな棒読みなんだ?」
「まーちょっとな」
言えない、「男と付き合うことになった」なんて絶対こいつの前で言えない。そんな事を言えば「男でいいなら俺がいただろ!」なんて訳の分からない事を言うに決まっている。
と考えていると前から俺の彼女?が来てしまった…
「せ、先輩!おはようございます!」
「お、おうおはよう桜」
はー可愛い顔で挨拶しないでー本当に惚れちゃいそう……でも男なんだよーなんでだよー
「あ、昨日先輩に連れてかれた先輩もおはようございます。」
「おう…あれ?……お前女じゃないのか?なんでズボン履いているんだ?」
あー触れないでーめんどくさくなる事目に見えてるからー
「え?だって僕男ですから」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
あーあ言ってしまった……
「おい!駿どう言う事だ!俺というものがありながら、他の男に手を出すなんて」
「な、なに言ってるんですか先輩、告白してok 貰った僕のです!」
「なに言ってるんだ!俺らはな『清高最愛夫婦』って呼ばれてるんだ!な、駿」
「それはただの噂ですよね?本当だったら僕の告白に応じるわけないじゃないですか!」
あーあギャーギャー騒ぎ始めてしまった。やばい止めないと…
「あーこんなとこで喧嘩はやめろ!学校遅刻するから早く行くぞ!」
俺は2人の喧嘩を阻止し、早く学校に着くように促し、学校へと向かった。
「で、駿説明してもらおうか」
「何を?」
昼休み、窓際で俺は紫苑に教室でキスしてるんじゃないかってくらいの距離で尋問を受けていた。てか顔が見えねぇ…
「朝のあの桜色のやつだよ!なんであんなのと付き合っちゃうんだよ」
「仕方ないだろ…可愛い女の子だと思ってたら、男だなんて思わないし…okしちまったんだし」
「そんなの詐欺だろ、一度会っただけであんな奴、男なんて分からないし」
「いや、俺も覚えていたのに、okした俺も悪いよ」
「お人好しめ……これだったたら楠田に告白した方が良かったんじゃないか?」
「だから…何度も言うけどくるみさんは、俺なんかには釣り合わないんだって…くるみさんには俺なんかよりも良い人が沢山いる…その人の方が…彼女を幸せにできる……」
「バカだな…ボソ」
「なんか言った?」
「なんも」
話が終わったのか紫苑は俺からやっと離してくれた。やっと飯が食える…と思っているとクラスの男友達が呼んできた。
「おい!駿!お前にめっちゃ可愛い子が来てるぞ!」
「ん?」
クラスの後ろのドアに目をやるとそこには桜が立っていた
「おう、桜どうした?」
「あの!先輩PINEやってますか?」
「ああ、やってるけど」
「よろしければ貰っても良いですか…?」
「ん?別に今じゃなくても、帰りとかにでも…」
「今が良いんです!」
「お、おうそうか」
桜のゴリ押しで俺は桜とPINEを交換することになった。
「あ、ありがとうございます」
「おう」
PINEを交換し、桜は自分の教室へと帰って行った…その瞬間背後に悪寒を感じ、振り向いてみるとそこには、くるみさんと美緒さんが立っていた。
「あれ?今の子、駿くんの知り合い?すごい可愛い子だったね。でもなんでズボン?」
「うーん俺の後輩かなぁーあはは」
「可愛いらしい子でしたね、駿さん」
「う、うん」
気のせいだったのかな?
彼女欲しい