第一話 春の訪れ
初めまして、初めて作品を投稿します。
沢山の人に見てもらえると嬉しいです。
学校があるので、少し投稿遅めです。
「先輩!!好きです付き合ってください」
俺はその日、桜吹雪が空に舞い上がる中庭で桜のように淡い色のふわふわした髪、透き通る様な甘い声、少し肉付きの少ない華奢な体、そして可愛らしい顔立ちの……男の娘から告白された。
俺の名前は森谷 駿
突然だが彼女が欲しい!!
それは彼女がいない男性のほとんどが思う仕方がない事だ…
かく言う俺も彼女がいない歴=年齢の男子高校生だ。一年前は高校に入れば勝手に彼女ができて、かわいい彼女と甘酸っぱい学校生活を送れると思っていた。
だって…ラノベとかだと俺みたいな平々凡々な奴が異様にモテてるんだもん!
顔立ちは自分で言うのはあれなんだけど、悪くはないが、よくもない平々凡々な高校生なんだ…高校生だったら彼女が欲しくて当たり前、友達に『アオハルかよ!』って言われるくらいの可愛い彼女が欲しいんじゃー
季節は春…寒かった冬も去って暖かな陽気に照らされ、通学路には沢山の桜の木が並んでいた。
「よっ!駿おはー」
「ういーすっ」
「はは、相変わらず覇気のない挨拶だな」
今話しかけて来たこいつは櫻井 紫苑イケメンだ。俺の幼馴染みで、成績優秀、スポーツ抜群なため、校内屈指の人気を誇るイケメンである。うらやましい…
しかし残念ながらこいつはホモである。紫苑は昔から男しか愛せず、告白してきた女の子も全員振っている…殺意でどうにかなりそうだ…
「うっせ…暖かすぎてねみーんだよ」
「はは、そうかそれじゃー俺がベッドで子守唄歌ってあげようk」
「眠気覚めた、早く行こう」
俺は身の危険を感じ、急いで学校へと向かった。
「あっ!おい待てよ」
教室に入るとクラスはとてもにぎやかだった、また同じクラスになって喜んでいる奴もいれば仲の良い数人が他クラスに行き愚痴をこぼしている奴もいた。
「なー駿、また同じクラスになれたな!」
「あーそーだな」
「やっぱ俺達は運命の赤い糸でむs」
「気色悪い事言ってんな!」スパーン
「痛い!何するんだ」
「お前が気色悪い事言ってるからだろ」
「何を言っているんだ!俺とお前の仲だろ」
「ふざけんな!俺をお前と同じホモにするな!」
「何だと!男と育む恋愛こそが、真の恋愛なんだ!」
「それに俺を巻き込むな!」
そんな馬鹿みたいなやりとりをしていると周りから
「でた、清高最愛夫婦」
「いつも仲良いよなー」
「何で紫苑くんの隣が私じゃなくて駿なのよ」
「よし!駿を下校中に轢こう、私自転車通学だし」
「攻めはイケメンの紫苑くん、受けは普通の駿くんの『俺の腕で泣け』これは王道よ!」
「いや!あえて普通の駿くんが攻めで、イケメンの紫苑くんが受けの『今日は寝かさないぜ…』って言うのも悪くない!」
「「何だと!戦争だ!!」」
「紫苑!駿は俺のもんだーー」
と言う風に俺と紫苑はなぜか知らないが『清光高校最愛夫婦』またの名を『清高最愛夫婦』と言う訳の分からない通り名がついている、女子からは毎日のように殺気だった視線や会話が聞こえ、一部の女子からは俺と紫苑での受けか攻めかを決める戦争が行われる。
って誰だ!最後俺のことを俺のものだ宣言してるやつ!などと俺は紫苑といるせいでホモ扱いされている…違うんだ俺はノーマルなんだ、可愛い女の子が好きなんだ…悲し……そんな俺の唯一のオアシスは…
「おはよう駿くん、紫苑くんまた同じクラスだね」
「お、おはよう楠田さん」
「おはよう…」
「お前、楠田さんがせっかく挨拶してくれたんだぞ。もっと愛想良くしろよ」
「あはは、いいよ別に一年生の頃もこんなんだし。それに駿くんも楠田さんじゃなくて、くるみって呼んでって言ってるでしょ!」
「あ、ごめん楠田さん…じゃなかった、くるみさん」
「うん!ありがとう」
この天使の翼のように綺麗な白く緩いウェーブの掛かったセミロングの髪をし、女神のように整った顔立ちの美女は楠田くるみさん、一年生の頃同じクラスになり分け隔てり無く接してくれるめっちゃいい人だ、俺はそんな楠田さん…いや、くるみさんに淡い想いを寄せており、会話すると少し緊張してしまう。
けどそんな俺に合わせてしゃべってくれるとても優しい人だ…それなのに、こいつときたらくるみさんの優しさを無下にしやがって…バカなの?死ぬの?
「また一年間よろしくね」
「う、うん」
あーやっぱり可愛い、彼女はくるみさんがいいなーなどと考えていると
「はーい、始業式始まるから体育館移動してくださーい」
ゆるふわ系の髪に、少し幼さのある顔立ちをし、何より身長140あるか無いかの背の低さ…うちの学校の名物『合法ロリ教師』というなんとも危ない先生の南條 春香先生、生徒の間では『はるちゃん先生』と呼ばれている。
「森谷くんまた同じクラスですね」
「はい、先生よろしくお願いします」
「はい!それより早く体育館に移動してください。遅れると校長先生の話が長くなりますよ」
「ういーす」
などと喋りながら俺は教室を出て、体育館へ向かおうとしたその時、淡い桜色の髪をし、可愛い顔した女の子?とぶつかってしまった。
「あ、すいません」
「ふぇっ、こ、こっちこそすいま、え?」
「ん?」
「おーい駿早く行くぞ」
「おう」
「あ、あの、すみません、失礼します」
と言って走って行ってしまった。あれ?なんだろう、なんか今の子違和感が…………
今日は始業式とクラスで簡単な自己紹介で学校は終わりだ、まさかまたくるみさんと同じクラスになるだなんて、なんて素敵な学校生活なるであろうか…ああ神様ありがとう。
「駿どうした?ニヤニヤして。まさかそんなに俺と同じクラスになって喜んでいるとか」
「それはない」
「即答!?」
「まあ、しゃべれる奴が居て良かったけど」
「なんだよー駿本当は嬉しいんじゃん」
「うっせ!とりあえず早く帰ろうぜ」
「おう」
ガチャ……
「ん?」
「どうした駿?」
「いや下駄箱の中に手紙が…」
「まさか!駿にラブレター?」
「まさかってなんだよ!あったて良いだろ」
「どこの馬の骨のメスじゃぁぁ!俺の駿に色目使うメスはー」
「バカ!こんなところでとんでも発言すんな。新入生がドン引きしてるだろ!」
新入生達が俺らのことをホモだと認識するだろう、違うんだ…俺はノーマルなんだ……
「で、内容は何て書いてあるんだ?ことと次第によっては俺が〇〇して〇〇〇してやる」
「なんてことを言うんだ!」
こいつ怖っ!こんな事今まで言った事ないのに…
「ほら早く読んで!」
「わかったよ…」
『拝啓 森谷 駿様
突然の手紙申し訳ありません。
あなたに伝えたいことがあります。
明日の放課後中庭で待ってます。
綾瀬 桜』
それはあまりにも綺麗な字で、可愛らしい名前の子からの手紙だった。
「うおおお!マジか!ついに俺に彼女が!」
「いや、悪戯かもしれないよ?捨てな、その手紙」
「お前はどんだけ俺に彼女作らせない気だよ!
「だって俺がいるだろ!」
「きもいわ!」
でも、長かった…彼女いない歴=年齢何てもう言わない、俺にはついに彼女ができるんだ…
さらば普通の高校生活…
こんにちは甘酸っぱい高校生活!
俺はこの喜びを…後悔することになる
これからよろしくお願いします。
オトコの娘ってなんか可愛いよね