ヨクコさん【フィクションだけど閲覧注意&自己責任】
ちょっと怖い話を見つけたので拡散してみます。
風呂に入れなくなる可能性もあるので、神経質な方は読み飛ばしてください。
風呂場で思い出してはいけないことが3つある。
一つ目は「だるまさんがころんだ」
二つ目は「天井の四隅を見ると幽霊が出る」
三つ目は「ヨクコさん」だ。
ヨクコさんというのは風呂場で溺死した女性の霊だ。
何でも滑って浴槽に頭をぶつけて、そのまま気絶して湯船に突っ込んだらしい。
風呂場のお湯を抜こうとして死んだのか服は着ているらしい。
浴槽で死んだからヨクコさん。
ヨクコさんの名前を思い出してしまったら、必ず3回呼ばなければならない。
「ヨクコさん良かったらいらっしゃいませ」
これを3回、頭の中でも声に出しても良い。
3回唱えると浴槽にヨクコさんが出現する。
正確にはヨクコさんの気配だが。
浴槽に深く沈んだ服を着た女性の気配。
この時、唱えた人が浴槽の中にいたなら狭く感じるだろう。
もちろん幽霊なので、感触があるわけではない。
そんな感じがするだけだ。
3回唱えた後で、何も気配を感じなかったら、ヨクコさんは周囲にいないということになる。
ヨクコさんは世界に1人しかいないので出現することは稀だ。
だが、3回唱えないとヨクコさんが暇な時に、風呂場に出現するらしい。
原理はよく分かっていない。
電話が3回コールが鳴った後で切れると「しかたない」と思うけど、ワンコールで切れてしまうと気になる、と言う様な事なのだろう。
ヨクコさんは気紛れなので長期滞在する事もあるという。
一度、風呂場でヨクコさんを思い出したが、3回唱えなかった人がいた。
その人は1ヶ月の間、風呂場に人の気配を感じて入れなかったらしい。
風呂場の中でヨクコさんの気配を感じてしまったら、大変なことになる。
唱えた人が風呂場から出ると、ヨクコさんは浴槽から出て後ろをついてくる。
ヨクコさんは基本見えない。
だが、びしょ濡れなので、部屋のいたるところに水が出現する。
まず、床が目を離すとびしょ濡れになっている。
家電製品や本なども濡れて使い物にならなくなる。
学校や仕事場にもついてこられると影響がでる。
さらに酷くなると夢の中に出てくるらしい。
そのときは姿が見える。
びしょ濡れで頭の一部が陥没していて、片目からは血が流れている。
夢は風呂場の近くに立っているところから始まる。
ヨクコさんがゆっくりと浴槽から出てきて風呂場のドアを開ける。
ガラス張りの風呂場だったら、その様子ははっきり見えるだろう。
ヨクコさんはゾンビみたいにゆっくり動かない。
風呂場のドアが開いたら全力疾走で追い駆けてくる。
この時、逃げ切れればヨクコさんはもう出てこない。
現実でも夢の中でも。
全力疾走しても捕まらないから諦めるのだろう。
しかし、夢の中で捕まってしまうと風呂場に瞬間移動する。
理不尽だが夢なので仕方ない。
ヨクコさんは怪力なのだという。
浴槽に張られたお湯に無理やり入れられて、頭を押さえつけられる。
お湯の中に押し付けられれば息が出来なくなる。
風呂のお湯が口から入ってくる。
咳き込むがお湯は外に出ていかない。
そこで目を覚ますらしい。
目が覚めると服のまま風呂に入ったように、びしょ濡れの姿になっているという。
重症になってくると、眠っていたはずなのに、風呂場にいるということが起きる。
浴槽にお湯が残っていると、お湯に顔を突っ込んだ状態で起きることになる。
ヨクコさんは他人を同じ目に遭わせたいらしい。
だが、正しい手順を踏んで、ヨクコさんを呼んだのなら大丈夫。
「ヨクコさん気をつけてください」
風呂場を出る時に、そう3回唱えて浴槽の湯を抜けばいい。
気配を感じてないのにお湯を抜いても何の意味もないが、「ヨクコさん良かったらいらっしゃいませ」と3回唱えて気配を感じたなら、これで帰ってくれる。
一度帰ったヨクコさんはしばらくやって来ないらしい。
そのしばらくが、どれくらいかは分からないが。
問題は3回唱えてないのに、風呂場で気配を感じてしまった時だ。
そのときは夢の中で逃げ切るしか方法は無い。
試してみたら気配を感じました。
本当にガクブルです。
即行で「ヨクコさん気をつけてください」しました。
凄い表現をやわらかくしたので、怖くなくなってしまった。
これでヨクコさんを見る奴はいないと思う




