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朝井くんは面白さを求めて~  作者: あめだま
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━第2話━ 朝井家

「ただいまー」

親は共働きで帰りが遅い。僕が小学生の時からだ。最初の頃は寂しかったが、今となっては色々楽だ。

(とりあえず風呂を洗うか、、、)

いつも通り、帰ってからすぐにお風呂を洗う。

そしてお風呂ができるまでの時間は、今日の課題をやる。

風呂に入った後は晩御飯を作り、食べたあとは洗い物をする。

あとはずっとスマホで寝るまでの暇を潰す。

これが学校から帰ってきての朝井奏の日課だ。

(今日もつまらなかった、、、石井の件からなんも面白いことがない)

(コーヒーでも飲むか)

いつも通り、コーヒー豆を選ぶ

(今日はマンデリンかな)

そして電動ミルの電源をつける。

お湯が沸いたらドリッパーにペーパーをセットする。

いつも通り90°のお湯でお湯を注いで20秒蒸らす。

そしてコーヒーカップ1杯分のコーヒーを抽出する。

(自分で言うのもなんだが僕は自分が好きではない)

(自分以外にはいつもと違う反応を求めるが、自分自身は普段からずっと同じ行動をするだけだからだ)

(だから自分のことを考えることは好きじゃない)

(コーヒーも飲み終わったところだし寝るか)

「ガタン」

ドアが開いた。珍しく父と母が一緒に帰ってきた。

なにか言い争っていた。

(まただ、、、)

朝井家ではあまり珍しいことではない。

喧嘩をするのは日常茶飯事だ。

奏は最近親の喧嘩を楽しんでいた。

(おもしろい、、、)

くだらない事で、喧嘩しているのを見ると自分より下と思えて優越感に浸れるからだ。

(はぁ、、、収まっちゃった、、、つまんないの)

奏は収まったことを確認してその日はもう寝た。

奏は今日も同じ行動を繰り返す。

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