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エピローグ

自分が経験したことをそのまま書いていたり書いていなかったり……w

圭を自分と思いながら感情移入して書いています

なので、は?それはおかしくね?と、思う部分もあると思われますが、そこも一興と思い読んでやってくださいw

ではでは、よろしくお願いします。

カーテンの隙間から弱弱しく差し込む光が、まだ重い瞼を無理やり開けさせる。

4月の最後の金曜日。暖かくもまだ肌寒さを感じる。

時間はまだ朝の5時半。今日の講義は1限目からだが、まだ寝れる余裕はあるだろう。

まだ大丈夫、まだ大丈夫。そう思いながら再び瞼を閉じる。

……ブルブルと、携帯が震える

再び、瞼を開ける

「誰からだよ。こんな朝早くに……眠いのに」と、誰かが聞いているわけでもないのに愚痴をこぼす。

いつもなら無視して寝るはずなのだが、なぜかこの着信だけは気になって見てしまった。


その着信は、彼女からだった。

俺には一つ下の高校3年の彼女がいる。

朝は俺と同じで弱いはずなのに、どうしたのだろうか。

俺は恐る恐る、携帯を開いた。


「先輩、すみません。携帯壊れてしまって、今は母のを使っています。明日、携帯の修理に行くので申し訳ないのですが、会えなくなってしまいました。本当、すみません。」


俺は携帯を何度も見直した。

マジで? 会えないの? 一人暮らしをしてから、明日会える日を楽しみにしていたのに?

いろいろな思いが駆け巡り、糸が切れたように体が布団へと吸い込まれた。

体、重い……

昨日、大雨の中自転車で帰宅したのが原因か。


グラグラと揺れる感情を、今の俺に抑えることができなかった。


「なんで?携帯使えなくても、時間と場所決めれば会えるじゃん? ダメなの? 楽しみにしてたんだよ?」


思いのままに書きなぐって送信した。


その後、返信はなかった。


俺は、そのまま寝てしまっていた。

重く、だるく、熱くなった体を、どうすることもできずに、ただただ眠った。


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