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玉響~Poetical works an anthology ~  作者: 九条 夏夜乃
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仮面人形《mask doll》


「笑う」

「泣く」

「怒る」



さぁ、今日はどの仮面をつけようか



笑ってみようか?

泣いてみようか?

それとも

怒ってみようか?




毎日毎日違う仮面をつけて




私は欺く

ーーー私自身を


私は欺く

ーーー人間を



自分の汚い感情を隠すために

人間の汚い感情を見ないために



私は一生仮面をつける



だから私は

仮面人形《mask doll》


感情を持たない

仮面人形《mask doll》







聞き飽きるくらい聞いた



罵声を

怒声を

陰口を



人間の黒い感情が剥き出しの日々

人間に理不尽な要求をされる日々



………鏡にヒビが入る



ジワリジワリと

溢れだして止まらない



黒い感情なんて見たくなくて

私は偽りの"笑顔"と言う名の仮面フタをする。





ーーーそう



だから私は

仮面人形《mask doll》




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