初めての世界 その3
「隼人。グッジョブだ。まだまだ荒削りだがな」「ありがとうございます。パトリックさん。アノ〜美香さんですが、お手柔らかに………」「隼人。お前のレディーを賭けに使うんじゃない!それから………受け取れ!一本は取られたんだ。パーフェクトゲームのはずだったんだがな」パトリックは十字架のネックレスを投げて別れた。
「何よ!あの余裕!私だってグラマーで魅力的なのよ!」「まあ良いじゃないか。それより腹減らねーか?飯にしよう」「まあ良いわ。ネー隼人君。ここの資金源って何だと思う?税金かな?」「税金はあくまでも今のシステムだろ?他次元は関係無いんじゃないか?」「税金だとも。この組織と日本政府は繋がっているからな」「ヘー。そうなんですか?有賀艦長。意外ですね」「元々は日本の誇りだったからな大和は。日本政府が負担していてもおかしな話では無いだろう?」「僕ら知りませんでしたよ」「知られていないだけだ。結果が出なくては融資も断たれる。そんなもんだ。食事が済んだら私の部屋に来てくれ」
「さて、何にしようかな。コーラと…………カレーだな。美香さんは?」「ミルクティーとパフェ。あとサーモンね」「ヨウ。隼人。スシじゃなくて良いのか?」「偏見ですよ。パトリックさん」「ランチ一緒に食うか?」「お願いします」
「アノ〜何でルーキーから隼人になったんです?」「俺にも人の名前を覚える余裕位あるのさ。悪いか?大体にしてパトリックさんにルーキーじよ収まらんだろう?そう思わんか?」「まあそうですがね」「ネェ、パトリックさん。私って魅力無い?」「ハグでもすりゃー良かったか?冗談で女を抱く奴があるか?」「ジャー何故、勝負に乗ったんですか?」「気が向いただけだ。早めにやりあいたくてな」
「艦長!先程のレースで生体反応をキャッチしたアンデットのワープ信号を確認しました」「チッ………バレたか!まだ実戦は早い。パトリックに任せよう」「アンデット二機。来ます」
「パトリック。すまないが出撃してくれ」「オーライ。ボス。隼人話は後だ。奴等が来たらしい。君は見ていろ」
「アッ………アノ〜………パトリックさん」「忙しくなりそうね。見ておきましょう」「ウン。そうしよう」
続く