ふるさとの夏
掲載日:2026/07/19
(短歌)
日々のお線香
帰れば木の葉の香りが染み込んだ家となって
サウナに行ってジムにも行ったような汗の日々
お金も貰えて良き夏とする
家事終えてソファーの上はあの頃の海の揺らめき煌めきの中
砂浜をスノードームに閉じ込めて君にあげるね酷暑の夏に
久し振りみたいな会話も少しずつ暑さ労う結びのまたね
暖簾を降ろした後のメニューにない創作料理は笑顔をみたく
カレンダーは六月のままの部屋で虹の挿絵を眺めて
眠る
打瀬湯の空の向こうの三日月がニンマリ笑う兜にみえた
ふるさとの夏の日差しにシンプルに息をしてゆく歌う心で




