人類社畜宣言

我々人類は、現代社会の歯車として、以下の信念のもとに「社畜」たることを宣言する。

1. 労働は我が運命

朝の目覚めはアラームに支配され、夜の休息は明日のタスクに脅かされる。我々は自らの時間を会社に捧げ、給与という鎖に繋がれつつ、使命感と疲弊感の狭間で生きることを受け入れる。

2. 生産性こそ正義

効率と成果を至上とし、休憩は罪、怠惰は敵と心得る。エクセルとメールを武器に、締め切りの戦場を駆け抜ける我々の姿こそ、現代の英雄譚である。

3. 個の夢は集団の夢に奉仕する

自己実現は会社の発展に結びつき、個人の野望は組織の目標に飲み込まれる。我々は自らの夢を棚上げし、KPIと業績評価に忠誠を誓う。

4. 終わりなきルーチンの美学

通勤電車、残業、休日出勤。これらの繰り返しは我々の存在証明である。ルーチンに身を委ね、予定調和の人生を愛でることを我々は宣言する。

5. 社畜の絆

同僚との無言の共感、深夜のオフィスで交わされる疲れた笑顔。これこそが我々の連帯の証。共にExcelを叩き、共に上司の無茶振りに耐える仲間こそ、真の友である。

我々は、この宣言をもって、社畜としての誇りと哀しみを胸に、今日もまたデスクに向かう。

人類よ、働け。働いて、働いて、働き尽くせ。

それが我々の定めであり、現代社会の掟である。

2025年9月14日

人類社畜一同