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どうしましょうか…
さてさて、どうしましょうか?鍛える…と言っても、5歳の私には家庭教師はまだついていませんから、字が読めませんし、本からの習得が不可能なわけですわね。教えてくれそうな人間…いえ、味方もいない現時点で、いるわけがありませんわ。
「はあ。」
ため息ばかりがこぼれ、部屋に響き渡った。そこで、令嬢は一つの案を思いつく。
「そうですわ。町に出て、私を知らない人間を見つければ、あるいは…。」
いえ、知っている人間だとしても、変装すれば…。字くらいなら、誰でも親から教わるでしょうし。町に出たことはありませんが、この際構いませんわ!
いざ町に、出発です!
(楽しみですわあ。(ニコニコ))




