表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/29

潜入に向けて

アイザの声を合図に、その場にいた全員の心は固まった。部屋に入ってきたルイに、そっと耳打ちする。

「潰しますわよ。なんとしてでも、リンを助けるのです。」

また前のように赤面するかと思ったのだが、そんなことは一向になく、ルイは真剣な顔で頷いた。

「お前には悪いが、俺もリンをさらったやつを許せねえ。なんとしてでも成敗してやる!」


何時間も、話し合った。私は家の中でさえ自由を許されていないから、内部構造はよくわかっておらず、一から調査する必要があった。けれど、話し合っているうちに調査は完了し、あっという間に館の細部まで明らかにされてしまっていた。

驚きですわ…。さすがヒカリの部下ですわね。いえ、今は私の部下でもあるのでしょうが…。

話し合った結果、リイナールの住んでいる国の軍を動かすのは難しく、自分たちで潜入して助け出そうと言うことになった。

女の子一人のために軍は動かないでしょうし…潜入の時にお役には立てないでしょうけれど、なんとか私たちの力だけで助け出すしかありませんわ。

「アイザ。」

声をかけると、アイザがにっこりと微笑みながら振り返った。

「はい、お嬢様。」

私は一度しっかりと瞬きをし、アイザに命令を下した。

「主人として命令を下します。私の館に潜入し、リンを救出なさい!」

「御意!」

後悔は、しない。

次回、アイザ目線の予定!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ