風が吹いているよ
台風一過の朝に聞こえてきました。
誰と誰が会話しているのか想像してお読み下さい。
「風が吹いているよ」
「風が吹いているね」
「どうして吹いているの?」
「どうして吹いているんだろうね」
「聞こえた?」
「聞こえた」
「お話をしているみたい」
「お話をしているみたいだね」
「あきっていってる」
「あきっていってるね」
「笑っているよ」
「笑っているね」
「楽しいのかな?」
「楽しいんだよ」
「いっしょだね」
「いっしょだよ」
「うれしいね」
「うれしいな」
「風が止まったよ」
「風が止まったね」
「あきがきたって」
「あきがきたんだね」
* * * * *
「クスクス」
「クスクス」
「聞こえちゃった?」
「聞こえちゃったね」
「始めるよ」
「始めよう」
「赤になれ」
「赤になれ」
「黄色になれ」
「黄色になれ」
「「秋になれ」」
「クスクス」
「クスクス」
「「秋だよ~」」
どなたの声がしましたか?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
このお話は初投稿した「ちっちゃいかみちゃんと可愛いみーちゃん」を読んで下さった皆様に、お礼として書きましたので、評価は受け付けておりません。