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即興短編

朝の綺麗なストーリー

 朝の淡い光の中──


 白鳥が、優雅に湖面を泳いでいる。


 白い靄を浮かべるエメラルド色の水の上を──


 白鳥は


 うんこをどうしているのだろうか?


 優雅に見えるその下で──


 やはり水の中は白鳥のうんこだらけなのだろうか?


 そんなことを思いながら──


 私は今日も、誰に見られても恥ずかしくない顔を作る。


 インスタグラムに晒してもちっとも恥ずかしくないどころか誇れるほどのかわいい顔を作る。


 お腹の中は、今朝食べた大盛りカップ焼きそばで満たされている。


 どこかでトイレを確保しなければ……。私は今日も、一日じゅう外仕事なのだから。


 いいのだ。


 見た目さえ綺麗ならば、それで──


 しかし──


 どうして私は、綺麗なストーリーが書けないのだろう?


 そう思いながら──


 今日も綺麗な私が微笑みを浮かべて歩く。




 トイレを探しているなんて


 少しも匂わせない

 

 足取りで。





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― 新着の感想 ―
「朝の綺麗なストーリー」という題名を見た時点で、タイトルと中身は違うなと想像がついたけど、 ……遙かに斜め上だったorz
 ま、まあ、蓮の花だって泥の沼の中で咲くわけですし……。
本当に綺麗な人はオ・ナラしないしトイレも不要なのです! ……あ、お腹痛くなってきた
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