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第三話 婚活侍

 中沢累は古河藩(現在の茨城県)の剣術指南役である中沢直光の娘としてこの世に生を受けた。男兄弟はいなかったので、女ながらに幼少の頃より父から剣術を叩きこまれて来た。しかし家を継ぐための婿を取る前に父親は病死してしまう。今は残された累の母親の実家の支援などでお屋敷は残っているものの、このままではお家は完全に断絶となってしまう。


 父親の遺言は二つあった。決して中沢家の血を絶やさぬこと、そうして婿に迎えるのは娘の累を超える剣技の持ち主でなければいけないという事だ。父亡き後もお家再興を目指して累は婿探しを続けていた。しかし地元古河藩には目ぼしい者はいない。そこで江戸の町に行けば人間も多い事から直ぐにそような人物にも巡り合えるだろうと思いたったのだ。

 江戸では父親が若い頃に修行をした、両国の緒方道場に厄介になっていた。

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