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神殿

あれやこれやと魔力の勉強から3時間。

今エアリアはメイド総出で着飾られています。

おかしいな、さっきまでアスとデイルにもふもふしてたのに。

「どうしゅておきがえしゅるの?」

そうまるでお出かけではここまでしないだろう。

「お嬢様は今から神殿にて魔法の儀を受けるからです」

へー儀式、ん?神殿?

「かみしゃまにあうの?」

「そうでございます」

と、言うことはレイアに会うわけだ‼︎お礼を言わなきゃ、ついでに方向音痴を直したい…

はっ、ボーッとしてる場合でない!レイアと会う服は自分で選ぶ‼︎

「エア、このあおのどれすがいいです‼︎かみかじゃりはこのしりょいりぼん‼︎」

髪がピンクなのでピンクのリボンは避けようピンクが映える白にしてドレスは地球の青にしよう。

「可愛らしいですわお嬢様‼︎」

可愛いのは服であって私じゃないよ。


「準備できましたかエアリア」

おぉ、母様まばゆい…

「では行こうか」

…父様?何故いる?

「おとーしゃま、おしゅごとしゅないとメッなの‼︎」

「エアリアの一大事に、仕事などしない‼︎」

しろよ、仕事!こんなのが宰相でいいのか…


ふぁー初めての外だ‼︎

馬車でゴットン、ゴットン。

意外と乗り心地が良いな。

あぁ、良い天気だな、もふもふ昼寝日和だ。

あ、屋台だ良い匂い、おっと涎がいかんいかん。

しかし甘い匂いはしない。お菓子はないのか…


屋台がなくなりなんが白い建物が多くなって来た。


「着きましたよエア」


「ふぁあー」

声が出てしまうのも仕方がない。

デカイ城が目の前にある。

ここで魔力を授かるのか。

ん?人が出てきた。


「くそっ、なんで俺様が適性無しなんだ!」

なんかアティラナ姉様ぐらいの少年が怒鳴っている。

神殿の前で失礼な奴だな。


「あの子はナタール子爵家の子ね」

「あれでは祝福されないだろう」

「良い噂も聞かないし」

「この調子じゃ爵位剥奪ね」

く、黒、黒いよ怖い家の両親‼︎

でもわかる、あの子なんか黒いモヤがかかってる

悪い事してるのかな?


「おとーしゃま、おかーしゃま」

気味の悪さに思わず抱きつく。

私はホラーは苦手なんだよぉー


「大丈夫よエア、貴方は良い子だもの」

「そうそう、あんなの見てないで行こうね」


神殿と両親恐るべし…

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