魔力
「いいですかエア、魔力は私たち人も魔物も魔獣も妖精や草木にも宿っています。ただ使える魔法は人それぞれです、ここまでは知っていますね」
「あい!」
「それでも魔力は人は理解し、鍛錬しなければ魔法を発動出来ません。神々が悪用を恐れたとも言われています」
えーと、つまり、人は魔法を発展させたが故に意図して使う事が課せられている訳だ。おーいレイアさんや聞いてないぞ‼︎
「ただしくおぼえればまほうはわたしのちからとしてちゅかえる、まちゅがえればちゅかえない」
「その通りです、お嬢様」
「ちゅかえるのにわるいことにちゅかったら?」
「その場合は自然に魔堕印と言うものが現れ魔力はほとんど無くなります」
「だう?」
「身体の何処かに現れる印です。」
「いっしようきえないにょ?」
「ちゃんと反省し、神に再度誓い、認められれば魔力は戻ります」
まるで前の犯罪者更生の様だそれだけ大事なものだと言うことよね
「かみさまにおねがいしないとまほうはちゅかえないの?」
「ええ、その前に魔力を理解しなくてはね、エア、ロイと手を繋いで」
「あい!」
「ではいきます」
…ん?なんか頭の中に…
「みどり?」
「それが風の魔力です」
「むらさき?」
「それは闇ですね」
…うーむ、これは
「きらきら、にじ」
「ま、まさか一回で成功するとは、それは召喚の魔力です」
「凄いわエア‼︎アルフレッドもフリーデルもアティラナも半年は掛かったのに‼︎」
え、これそんなに難しいものだったの?
まさかこれがチートか⁈
「早速属性を調べなきゃね」
え?
「奥様、早速神殿に手配を致します」
え?
「よろしくねロイ、あぁ兄様への手紙の準備も」
母様の兄様、つまり皇王。王様だ。
なんで?
とにかく試験合格?
アスがもっふーとすり寄ってきた。気持ちいい。
デイルも。君の主人は隣ぞ?
ちょっと疲れたな、もふもふ…
流石愛の子またあえるね、エアリア
神殿で