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更にもふもふ

今日もいい天気。

今日は家族みんなで花畑に来ています。

「あい、アルにいしゃま」

出来上がった花かんむりを兄様に渡す。

フリ兄様に教えて貰ってからのマイブーム。

「ありがとう、エア」

兄様はデレーとしてる。せっかくイケメンが台無しだ。

アティ姉様はスライムをつついている。


ミミはお昼寝している。ミミの体毛は羊と同じ白だから花畑では映える。…もふ、いや、いかん、邪魔をしては。

耳が垂れてキュートだ。

時々めぇめぇ言っている。寝言?


「ソルリア、ミミかあいいねぇ」

「我はカッコイイぞ」

「しってゆよーソルリアかっこいいにょ‼︎」


あ、向こうにリオナの花がある、持って帰ろう。

ポテポテ歩いて向かう。


2歳児だからね、仕方ないよ。

魔法使うほどの距離じゃないし。


ふんふん。

リオナの花束を作っていたその時、

もふっ

ん?なんかデジャヴ…

後ろにピンクのうさ耳。

これはもしや


「ネバーシープだな。」


まだいたのか。


なんでひっつく?


しかもピンク。

私の髪と同じ色、いや、薄いかな?

モロうさぎ色だ。


「めぇめぇ、めぇ」

「同士を見つけて出て来たそうだ」

「めぇめぇ、めぇめぇ、めぇめぇ」

「安全そうだから召喚獣契約したいと」


こんなに人なつこいの?

人間に乱獲された歴史があるのに?

普通警戒心強くない?


「めぇ~」


私が思いふけっていたらNoだと思ったのか、

ウルウル目で見てる。至近距離で。

そんな目で見ないで‼︎

「なまえつけりゅね」


ネネ


ネバーシープのねからとってネネ。

この子も女の子だった。

起きたミミが喜ぶのは5分後。


ネバーシープ、増えました。


新たにネネが家族になって数日。

なんと、ベッドが大きくなりました。

何故かって?

最初はソルリアだった。

次にシロとアオ

そしてミミ。

更にネネ。

誰かが必ず落ちる事態に。

父様がベッドを新しくしてくれました‼︎


なんが凄いゴージャスになってる。

今まで普通のベッドだったのに。

あれだ。これ天蓋付きのベッドだ。

レースがふんだんに使われている。

一体いくらするんだろう…

家は変なとこにお金使い過ぎじゃ?

いくら公爵家だっていっても。

まぁ、いい。もふもふとぷよぷよと一緒に寝てます。天国‼︎


今は庭で鬼ごっこ。連敗中。ソルリアは兎も角なんでスライムズは速いの⁉︎

あのみょーんが今は羨ましい。

私の体も成長しないかなぁ…


料理長のパストさんが通る。

代々家の専属料理人だ。

レインダルドという魔物を引きずっている

レインダルドは見た目毛皮牛中身牛の魔物。

とっても美味しいお肉の魔物だ。

が強いので市場では高い。

何たって2歳児の私が食べられる柔らかさだからね‼︎

でもなんでそのまま?


「パストしゃんこんにちは」

「これはエアリアお嬢様、こんにちは」

「れいんだりゅと?」

「はい、旦那様が仕留めた物です」


…父様はたまに宰相の仕事から逃げて魔物狩りに行く。

大丈夫か?この国。まぁ、平和な証拠だよね。


「かいたい?」

「ええ」

がパストさんは疲れた顔をしている。

何でも5匹目らしい。

どれだけ狩ったの父様。


「めぇめぇ」

後ろにネネが来ている。

レインダルドを指してめぇめぇ言っている。

?近くで見たいのかな?

「いいよ、ちかぢゅいて」


ネネは近づくと


シャキン

ザッ

シュバッ

シュバッシュバッシュバッ。


「めぇー」

ネネは一仕事終えた声を出した。


あっという間に解体した。天才か!

どこに持ってたのそのナイフ‼︎


ネネは接近戦型で解体マスターのネバーシープでした。


なんかみんな強いね。


レインダルドは家族で美味しく頂きました。



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