表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/29

新たなもふもふ

家に新しい研究者が住むようになった。

彼はマルセという、ロイと同じく平民出身の研究者だ。

彼と会った日は忘れない。


あの日

ソルリアとスライム達と、護衛、マリーを連れて何時もの花畑に遊びに行く為家の門から出ようとした時、何か向こうから

ドドドドッと猛スピードで突っ込んできた。

とっさにマリーに庇われ無事。

マリーは戦えるメイドなのです。ドヤ。特技暗殺。

と、いうか使用人全員戦闘員だけど。

そんな目の前に居たのはスライディング土下座した人間。

初めて見た、スライディング土下座。

そして

「僕を雇って下さい‼︎」

と、叫び父様が来るまでずっと土下座をしていた。

そんなで生き物研究者のマルセが家族になった。

マルセは庭の魔物達を見てハァハァしていた。

中々な変態だ。



そんな事を思い出してたら時間が経っていた。

せっかくソルリア達と花畑に来てるから遊ぼうと、足を踏み出そうとした

もふっ

?なんだ?

後ろを見るとウサギの耳が見える。

「ネバーシープだな」

私と同じくらいの大きさのもふもふだ。

へーネバー…「しーぷ?」

シープって羊じゃん。

いやどう見ても耳はウサギ。

「めぇー」

体は羊だった。

うさ耳の二足歩行の羊がもっふりくっ付いていた。

「子供だか親はいないらしいな」

ソルリアがめぇめぇ語を翻訳してくれる。


うず、

うずうず

もふもふもふもふ。

うわぁ極上のもふもふ。

野生でコレ?

すごいなネバーシープ。


何かめぇめぇ言っている。

「召喚獣になりたいそうだ」

マジでか、もふもふが増える!


「ミミ」


かぁ、成功したみたいだ。

耳が第1印象だからミミ。

え?センス無い?無いですよ。


ミミはメスだった。

良かった。


こうしてもふもふが増えた。


ミミ事ネバーシープを連れて帰るとマルセが謎の言葉を叫びながら失神した。

同じ事は前にもあった。

スライム達を見ては鼻血を出し

ソルリア、レインボーイリアウルフを見ては絶叫し直立不動の姿勢で気絶した。

うん、流石変態学者。


ミミもマルセの何かに触れたらしい。


のちに気がついたマルセに話を聞くと、ミミ、ネバーシープは500年前に絶滅した魔獣だと。

?ミミ生きてるよ?

マルセの見解は人の乱獲から逃げて、絶滅したと思っていただけ。

なんで乱獲?もふもふだけど。

やっぱり毛皮?


その通りらしい。が、ネバーシープは見た目に反してかなりの強い魔獣。ランクはSS

…アスより強い。


そんなでミミが家族になった。早速兄様達にもふられて。


とある日。

庭で遊んでいたら侵入者。アスより早くミミが侵入者を捕まえた、と、思ったらその可愛い手でボコボコにし始めた。

ミミは格闘技羊でした。

あれだけボコボコにして返り血は付いていない謎だ。

「ミミありあと」

守ってくれたのだからお礼を言う。

ミミは大喜びで飛び跳ねた。

犯人の上で。


ミミは子供だってソルリアは言っていた。

大人はどれだけ強いんだ。

そりゃ、冒険者の餌食になる訳だ。


後ろで興奮してるマルセを無視して。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ