まさかのとばっちり
私が呑気にもふもふと戯れている間に事態は刻々と進み完了していた。
この時ばかりは自分の呑気さを恨んだ。
急ぐは父の部屋だ。あのアホ何を考えいるのやらいくら家の為とは言え。
ドバギィ‼︎
ついうっかり扉を壊してしまった。ゴメンよ扉。はっ、じゃなくて、
「おとーしゃま‼︎なんでしゅかこれは‼︎」
プンプン怒りながら書類を叩きつける。
「あぁ、エアリア、平民向けのチョコレートが出来たと聞いてねダイラと話し合って新たな商会を設立する事にしたんだ。」
「それは、わかっていましゅ!なんでエアがいちばんえらいんでしゅか‼︎」
父様が新たに作ったリアラ商会何故か書類には
会長兼開発長に私の名前が記されていた。
「エアリアが頑張っているからご褒美だよ」
「誰がにしゃいについていきましゅか‼︎」
そう私はまだ2歳。何処のブラック企業だ。
「でもねぇエアリア、これもう承認されてるしどうにもならないよ?」
嘘つけ‼︎公爵家当主で宰相が無理な訳あるかぁぁぁぁぁぁー‼︎
「と、言う訳でお願いなエアリア」
決定事項なのか。
もふもふしたいし。
調味料は欲しい。
もふもふ
もふもふ
もふもふ
うわぁぁぁぁぁぁん‼︎
エアリアの泣き声はフェリア邸に虚しく響いた。