召喚獣魔法とレインボーイリアウルフ
と、言うわけでレインボーイリアウルフのソルリアが召喚獣になりました。
って、私召喚魔法使ってないよ‼︎
「召喚魔法は仕えたい者が出来たとき魔物や魔獣、妖精側からしか使えぬ魔法だ」
へぇ、限定魔法かって、なんで私の考えが分かるの⁈
「我は神獣だ。そのくらい容易い」
神獣…神の獣へえ、ちなみにレア度は?ま、まさか
「人間曰く、測定不能、我が力を振るえば国など消える」
あぁ、物騒な生き物だった‼︎しかしボロボロになっていたのは?
「なに、戦の神、戦神のキャメルと遊んでいたらな、不意打ちを受けてな」
不意打ちしたのは、まさかまさか、
「この国の守護神、愛の神、レイアだ」
やっぱりうっかりか!いや、確信犯⁈
「しかしエアリアは面白い魂だな」
うっ、正直に話そう。
私はソルリアに転生者である事を説明した。
「成る程、面白い、楽しめそうだ」
何が?
まぁいい、私はこの人生を楽しむのだ‼︎
ソルリア、貴方ご飯は?
「基本主人の魔力で十分だ、が人間の食べ物は美味しいから我は好んで食べる」
そう、この話し方の方が話しやすいよね、基本まだちゃんと発音出来ないし。
「確かに、人間は成長は遅いな」
えぇ、ソルリアはどんなだったの?
生後3日で成体になる。
早‼︎流石神獣。
で、貴方は幾つ?
我か?3000を超えてから数えておらぬ。
まさかのご長寿‼︎
まさか建国を見たとかいわ「見たぞ」な、い、
4700年は生きてんじゃん‼︎
とんでもない物が友達になったなぁ、
「我が友?」
いけない?
「構わぬ」
そんな話をしながら
私はソルリアにのって家族の元へ帰っていた。
護衛さん怒られてるかも。ごめんなさい。はしゃぎ過ぎて
神獣とエンカウントしました。
しかし物凄い綺麗にな毛並み。絹みたい。
気持ちいい。
もふもふ
もふもふ
ふわふわ
つやつや
のっしのっし。家族まであと10分。
のっし、のっし、ソルリアの背中は気持ちいい。
こんなソファー欲しい。
あ、父様だ‼︎
「おとーしゃまー‼︎」
父様に向かってソルリアの上から元気よく手を振る。
ソルリア、レインボーイリアウルフに乗ってだ、2歳児が。
「エ、」
父様が振り向いて私を呼ぼうとして固まる。
そりゃそうだ。10mはある狼がドーンといるのだから。
「エアリア、一体?」
「しょうかんじゅーのソルリア‼︎なかよしににゃったの‼︎」
「レインボーイリアウルフを⁈」
うん、やっぱり規格外らしい。
「ソルリアかっこいいよ?だめ?」
秘技上目遣い‼︎ぶりっ子?なんとでも言え、ソルリアを認めてもらう為だ!
「主人の家族か、これからよろしく頼む」
「君は、ソルリアと言ったか、必ずエアリアを守ると誓えるか?」
父様が真剣な表情で問いかける。
「主人が死んでも共に」
「ならば良い、エアリア、大切にするんだよ、」
「あい‼︎」
やったーこれからずっと一緒‼︎
「おかーしゃま、アルにいしゃま、フリにいしゃま、アティねーしゃま、しょーかんじゅーのソルリアでしゅ‼︎」
後ろで護衛さんが腰を抜かしている。
「まぁ、エアリアもう召喚獣を」
母様は父様と違って普通の対応だ。流石フェリア家最強。
「綺麗な獣ね」
アティ姉様はうっとりしてる。
「我は獣ではない、神獣だ」
ソルリアが訂正する。
「喋った‼︎」
アル兄様が驚く。そりゃ家にいる召喚獣は喋らないもんね。
「神獣⁈本当に存在したのか…」
フリ兄様は呆然としている。
ん?架空の存在だったの?神獣って。
「しんじゅーめじゅらしいの?」
「おとぎ話に出てくる生き物だからね、文献では2100年前に確認されたとか無いとか」
七不思議か!
「エアリアのおともだちなの、なかよしなの‼︎」
ソルリアにもふもふしながら叫ぶ。
珍しくとか神獣だからではない、只一緒に居たい。
それだけだ。
「しかし、大きいな…」
父様が見上げて言う。
確かにいくら公爵家でも目立つな。
「身体の大きさ位変えれる」
ソルリアはそう言うとヌイグルミかと言うミニサイズになった
おお、もふもふもふもふもふもふ
と、言うわけでソルリアはフェリア家の一員になった。
もふもふもふもふもふもふ。