神様からの伝言
そんなこんなで嵐がさり、日常的が戻ったフェリア家。
あ、レイアからの伝言忘れてた‼︎
そうあれは神殿で魔力を授かった日、
ナタール子爵の子供の話になった時だ。
誰だっけ?って、私が神殿に行った時見た札束少年だ。
彼に黒いモヤがかかって見えると話すと彼はいずれ魔落ちをするだろうといわれだ。
まおち?魔王落ち?魔王になるの?何でボケたらチョップを頂きました。
そう彼はー
夜、両親の寝室を訪ねる。
パジャマはフリフリのネグリジェ。誰の趣味なのか。
くっドアノブに手が届かない。ノックか。
コンコン
「はい」
父様の声だ。
「エアリアでしゅ」
と、瞬間ドアが開く。
「まぁ、エアどうしたの?」
母様が抱き上げてくれる。
瞬間移動?早くない?まぁ、親バカだからな。
「あのね、しんでんでないしょのおはなしだってまりょくをくれたかみしゃまがおとーさまとおかーしゃまにつたえてって」
その瞬間、父様はサッと上に目を向ける。
護衛を外したのか。有難い。
「あのひあったおとこのこね」
「あぁ、札束ね」
もはや人ですら無い。いいの?宰相だろ?
「あのひとはまおち?すりゅってそうおとーさまとおかーさまにつたえてってゆわれたにょ」
「魔落ち⁈」
「本当なの⁈エアリア‼︎」
「うん、あのこにね、くりょいもやもやがみえりゅってゆったらつぎのまんげちゅにまおち?するって、エアはまだしってはいけないことだかりゃでんごんねって」
「なんて事だ…」
「爵位剥奪どころでは無いわ」
何となくだか魔堕印より、ヤバそう。
「エア、ないしょにできるよ‼︎」
「そうだねエア、これは神様との約束だ、アルフレッドにもフリーデルにもアティラナにもロイやマリー、仲良しのアスやデイルにも話してはダメだよ」
「あい!ないしょ‼︎」
よかった伝えられて。
「ではエア、もう遅いから母様と寝ましょう」
母様を強調する。
「いや、父様だよね、エア」
?何故割れる?
「さんにんいっしょ‼︎」
こんなにベッド広いんだから川の字だろ‼︎
私を独り占めしたかったとは知らずに。
次の満月の後からナタール家それに連なる一族がレインソート皇国から消えたのを知るのは神のみ。